【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記 9月14日 ◇元気な会社 アルギン酸一筋の歴史がSDGsに ◇ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴
平素は、私どものブログをご愛読くださりありがとうございます。
この度、下記のように新カテゴリー「【小説風 傘寿】 老いぼれコンサルタントの日記」を連載しています。
日記ですので、原則的には毎日更新、毎日複数本発信すべきなのでしょうが、表題のように「老いぼれ」ですので、気が向いたときに書くことをご容赦ください。
紀貫之の『土佐日記』の冒頭を模して、「をとこもすなる日記といふものを をきなもしてみんとてするなり」と、日々、日暮パソコンにむかひて、つれづれにおもふところを記るさん。
【 注 】
日記の発信は、1日遅れ、すなわち内容は前日のことです。
■【小説風 傘寿の日記】
私自身の前日の出来事を小説日記風に記述しています。
9月14日(土)
先日、当ブログでも取り上げました、ユニクロの柳井氏の「日本人は滅びる」発言は、波紋が広がっているようです。
前沢氏や三木谷氏など、何とホリエモンまでが加わった、錚々たる方々が賛否両論、発信しているそうです。
このようなテーマで論戦を繰り返すことは、論理思考やディベートのテーマとしても面白いと思います。
私の捉え方は、既述の通りで、外野的に面白がっているわけではありませんが、一流の産業人の発言には興味をそそられますね。
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今日のオンライン・ミニ・セミナーでは、次のようなお話をしました。
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■【成功企業・元気な会社・頑張る社長】 アルギン酸一筋の歴史がSDGsに 1c15-3914
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長時間冷蔵してもパサパサにならないコンビニのサンドイッチ。水分を多く含んだ生野菜をはさんでいるのに、パン生地はベットリとしない。その秘密は、天然素材である海藻から抽出した「アルギン酸」の持つ保湿性と弾力性による効果で、ほかにも即席麺のシコシコ感を出したり、目薬を目の表面に留まりやすくしたりする機能を持つ。そのアルギン酸で9割以上の国内シェアを持つトップ企業がK社だ。
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現社長の父、文雄氏が創業したのは1941年(昭和16年)。中国大陸で兵役中にマラリアに罹患し、千葉県君津市に転地療養したのがきっかけだ。海岸に漂着して朽ち果ててゆく海藻を目にし、「もったいない。何とか有効利用できないか」と考えた。日本で初めてアルギン酸の工業的生産に成功し、戦後に乱立した同業他社との価格競争にも打ち勝った。東京商科大学(現一橋大学)を卒業した文系出身ながら、その研究成果が評価され、1961年に東京大学から工学博士の学位を受けた。
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ところが84年になって、71歳で急逝した。製薬会社に勤めていた当時20代のK現社長が急遽入社したものの、事業を取り巻く環境は最悪だった。エルニーニョ現象による海水温上昇により、漂着海藻が安定的に調達できなくなったほか、海藻残渣(カス)の大口販売先から突如買い取り中止を宣言された。東京湾の環境規制も厳しくなり、廃水処理に数億円の投資が必要になる一方、中国メーカーが低価格攻勢をかけていた。
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この絶体絶命のピンチに対し、K社長はそれまで商社経由で海藻を仕入れていた南米チリに進出することを決意。海藻をいかに継続的に集められるか考え、現地の海藻調達会社2社に資本参加。漁民が漂着海藻を拾うだけで生計が立てられるような価格で調達したほか、広大なアタカマ砂漠に面した海岸で天日乾燥し、建設した巨大倉庫に大量に在庫。これにより、価格が乱高下する海藻の安定調達と省エネ化を実現し、漁民の生活水準を飛躍的に向上させた。
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海藻からアルギン酸を抽出する方法も、文雄氏が考案した「浮上沈下分離法」というエコな製法を採用。化学薬品(濾材)を使わないため、アルギン酸を抽出した後の海藻残渣もミネラルが豊富な肥料として活用できる。チリ工場はワインの名産地「マイポバレー」に立地しており、この肥料を使って自社でワイン用ブドウ栽培に挑戦しているほか、近隣農家に無償で提供している。
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こうした企業行動が「SDGs(持続可能な開発目標)のロールモデル」と評価され、2020年12月に政府が主催するSDGsアワードで特別賞を受賞した。実はK社長自身は、若手社員がSDGsアワードに応募したいと提案してきた際、「当社はSDGsとは無縁と思っていた」という。しかし受賞後、自社の歴史はSDGsの達成を目指す活動そのものだったと再認識した。創業者の「もったいない」精神を原点とした自社の歩みを、今あらためて振り返っている。
【 コメント 】
これまでも、時代のキーワードで成功してきた企業を紹介してきました。
今回は「SDGs」というキーワードです。
一方で、時代のキーワードで成功してきた企業は、その後の時代の変化にも敏感でありませんと、一過性のキーワードの場合には急速に業績悪化も懸念されます。
経営というのは、一つの視点からだけで見るのではなく、複数の視点で見ることが肝要です。
出典: e-中小企業ネットマガジン
■【今日は何の日】
当ブログは、既述の通り首題月日の日記で、1日遅れで発信されています。
この欄には、発信日の【今日は何の日】と【きょうの人】などをご紹介します。
■【経営コンサルタントの独り言】
その日の出来事や自分がしたことをもとに、随筆風に記述してゆきます。経営コンサルティング経験からの見解は、上から目線的に見えるかも知れませんが、反面教師として読んでくださると幸いです。
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■ セプテンバーバレンタインは別れの日 914
2月14日バレンタインデーで愛を告白し、3月14日のホワイトデーで、素敵なプレゼントをもらい、「幸せというのはこういうものなのか」と夢の中にいた乙女。
幸せに包まれて、結婚へのゴールにまっしぐらの人も多いでしょう。
一方、次第に、相手の男性の正体が見えてきて、惰性で付き合いをしている人もいるかもしれません。
しかし、9月14日は「セプテンバーバレンタイン(9月のバレンタインデー)」です。
どの様な日かご存知ですか?
セプテンバーバレンタインというのは、2つの風習があります。
一方の風習は、2月のバレンタインでは、女性が、男性に愛を告白する日です。
9月のバレンタインは、男性が、女性に対して愛を告白する日なのです。
それもただ愛を告白するだけではなく、下着を女性にプレゼントして愛を告白するのです。
セプテンバーバレンタインの他方の風習というのは、こわ~~~いですよ。
バレンタインから半年が経過したので、別れを切り出しても良い日なのだそうです。
9月15日以降も交際をしている人は、セプテンバーバレンタインで別れを持ち出されなくてよかったですね。
でも、安心せず、愛を育み、見事結婚までゴールインして下さい。
そして、素敵な家庭を築き、3人以上の子供を産み、日本の人口減少に歯止めをかけてください。
3人の子供に囲まれた素敵な家庭を誇りに思ってください。
でも、熟年離婚という、さらにこわ~~~~~いことも待ち受けているかもしれません。
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■ ある精神科医からの警告 「生きがい」の落とし穴
だいぶ以前のことですが、ネットで、ある精神科医の先生が「生きがいは自分の外に置いておく」と述べていました。「生きがい」と「精神科医」という組み合わせに大変興味深く思いました。
「生きがい」というのは、人それぞれです。この精神科医は、仕事を生きがいにしている人に対して、特に、言いたかったのではないでしょうか。
その精神科医は、「生きがい」を重視されている方のようですが、その先生が「自分の外に置く」「自分の中心に置くな」と「警告」に近いアドバイスをしていました。
かくいう、私は、経営コンサルタントという職業が天分であるかのように思って毎日を過ごしています。
私自身、経営コンサルタントという仕事を永年やってきながら、この視点でお話をしたり、自分自身を見つめ直したりすることがなく、また、大変興味を持ったので、考えてみました。
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仕事を生きがいにしている人の多くは、特段に趣味を持ったり、スポーツをしたりということをしない人ではないでしょうか。仕事にやりがいを感じるというのは、「ある種の逃避」「自分に対するごまかし」かもしれません。
首題の精神科医によりますと、「ある特定の生きがいを自分と一体化させてしまうと、仕事が生活の中心となって、うまく回っているうちは問題ありません。しかし、何かがあったらもう人生がおしまいだということにもなりかねない。」とおっしゃっていました。
確かに、生きがいがうまくいかなくなると、その人の安定性が直に脅かされることになるわけですので、精神科医が懸念するまでもなく、私のような素人でも好ましいことではないと考えます。
その精神科医は、「生きがいややりがいというのは、あくまで外野にある、つまり自分の中ではなく、自分の外にあるものだ」ともおっしゃっています。たとえ、生きがいとなっている仕事がうまくいかなくても、それは本人の外にあるものですから、本人自身が揺るがずに存在し続けるでしょう。
生きがいというのは本来、そのことをやっていて、楽しいことであり、それにより生活が充実すべきことではないでしょうか。万一、それが楽しくなくなってしまっても、ほかに楽しいことを探せば良いのです。
私の場合は、きままな「旅」が好きで、大学生の時代にアルバイトをして軽自動車を購入、それで、日本全国を回るということをしてきました。一方で、子供の頃から写真に興味があり、この二つの趣味が一体化し、今日では、ブログやサイトを通じて、写真をアップロードしたり、ユーチューブで映像を楽しんだりしています。
それを、自分の「生きがい」とは意識していませんでしたが、昨今では「庭園」というテーマを意識し、日本の庭園をできるだけ多く紹介したいということに取り組み始めています。
まだ、緒に就いたばかりですが、残された人生でどこまでできるか、自分でも楽しみです。
http://www.glomaconj.com/butsuzou/meisho/indexteien.htm
■【小説】 竹根好助の経営コンサルタント起業
竹根は、業務報告に毎日のように私を訪れてくれます。二人とも下戸ですので、酒を酌み交わしながらではありませんが、昔話に時間を忘れて陥ってしまいます。それを私の友人が、書き下ろしで小説風に文章にしてくれています。
原稿ができた分を、原則として、毎週金曜日に皆様にお届けします。
■【老いぼれコンサルタントのブログ】
ブログで、このようなことをつぶやきました。タイトルだけのご案内です。詳細はリンク先にありますので、ご笑覧くださると嬉しいです。
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