【経営コンサルタントの独り言】 龍安寺のつくばいに学ぶ 328
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■ 龍安寺のつくばいに学ぶ 328
龍安寺(りょうあんじ)といいますと「石庭」に結びつく人が大半ではないでしょうか。
ところが、意外と竜安寺の庭園や池についてはご存じない方が多いようです。
その一つが、徳川光圀の寄進といわれるつくばいがあります。
つくばいとは、ご存知の方も多いと思いますが、日本庭園といいますか、茶庭(露地ともいいます)には不可欠です。
茶室に入る前に、手を清めますが、そのための背の低い手水鉢のことです。
龍安寺のつくばいの上面に「吾唯足知(われただたるをしる)」と刻まれています。
中央に四角い水穴があり、そこから水が吹き出てきます。
この四角形を「□」と見立てて、周囲の四文字とくっつけて読みます。
たとえば上位には、漢字の「五」と読める文字があります。これと中央の「□」と合わせますと「吾」という文字になります。
同様に、他の文字もそれに合わせますと、「吾唯足知」という四つの漢字になるのです。
吾唯足知というのは、釈迦が説いた言葉です。
知足の者は
貧しといえども富めり
不知足の者は
富めりといえども貧し
「知足」とは、「みずからの分(ぶん)をわきまえて、それ以上のものを求めないこと(kotobank)」という意味です。
分相応のところで満足するという教えです。
吾唯足知は、知足の心を図案化したもので、仏教の真髄といわれていますし、これが茶道の精神に繋がっているのだそうです。
吾唯足知は、豊かな人というのは、多くを求めすぎない人で、富や名声のある人には貧しい人もいるということを教えてくれているのかもしれません。
一般的には、仏教の本来の意味からは少々外れて「贅沢を求めず、現状あるもので充分たりていることを知りなさい」というような意味で使われているようです。
(ドアノブ)
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