東洋医学では、いろいろな角度から疾病が起こる原因を探ります。
その方法の一つに、人間の体質を瘀血タイプ、臓毒タイプ、解毒タイプに大別して行われることがあります。
1.瘀血タイプは、生理的にちゃんと働いていない血がたまっている体質。生理不順、産後の肥立ちのケアが足りない、過大なストレス、事故やケガ、手術などのダメージによって起ります。
2.臓毒タイプはいわゆる食べすぎ飲みすぎ、運動不足と解釈いたします。
3.解毒タイプはいわゆる腺病質と言われる虚弱体質を指します。現在はそうではなくても小児の頃に虚弱で喘息やアレルギー体質であった方がこの部類に入ります。昔で言えば労咳(結核)にかかりやすい体質のことと言われます。
「解毒」という文字が使われていますので、少し理解しにくいですね。
この1.2.3.の状態はどなたでも多少の割合で持っております。その多寡によって病的になるか、病気予備軍になるかが決まってゆきます。
さて、瘀血が蓄積することによって起きる疾病は、かなりの種類に上ります。生理不順、不妊症、子宮内膜症、チョコレート嚢胞などの婦人科系全般、脳血管障害、うつ病、喘息、潰瘍各種、めまい、ヒステリー、便秘、耳鼻咽喉科系疾患、眼科系疾患、腰痛、心臓疾患。皮膚の疾患。関節の疾患。。。
瘀血がたくさん蓄積されると、あらゆる病気を惹起するということです。
どのような漢方薬が使われるかは、後日お話いたします。
漢方アメリカOnline
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