ひと釜目の加温熟成が終わった。
いつもの手順だが、全体を新聞紙で包んで炊飯器に入れて10日間完全に放置した。
10日目にフタを開いて「あと2日」と判断し、12日で完了にした。
いつまで加温するかは、ニンニクの「湿り具合」と「色」で決めるが、ボクは「湿り具合」を重視している。
まだ汗っぽい状態で、触れば手指が汚れるが、これくらいの時が一番甘いし、苦味の出る恐れもない。
ニンニク臭が少し残っているが、風乾して寝かせれば消えていく。
色はまだ茶色っぽいが、湿り具合を重視しての加温熟成完了である。
皮の剥きやすいカラッと乾いたのがお好みなら、これを常温で風乾すればいい。釜の中で加温しながら乾かすと甘みがどんどん薄れてしまうからだ。
このひと釜目は友人の分なので、このまま風乾して完成となる。
ふた釜目からは自家消費用なので、加温熟成が終わったら、一年間常温で寝かせる。
湿った状態を維持しながら1年間寝かせると、猛烈に甘くなる。
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