昨日珍しい酒を飲みました。知人が三重県の松坂の蔵元から入手したものを分けてくれたものです。
これはいわば発酵して酒を造った原料酒のようなもので、これをブレンドしていって正式な日本酒とするようです。ですからアルコール度数も18%とやや高く、そのまま飲むとかなりきつい感じでした。もともと呑み方としては、冷やした酒をグラスに入れ、そこに氷を浮かべて飲むといものでした。そこで私も氷を入れたのですが、確かに口当たりもまろやかになりおいしく飲みました。
飲みすぎるというほど飲みませんでしたが、二日酔いに良いというウコンの話です。
ずいぶん前からこのウコン飲料が、テレビや新聞で宣伝されています。私は飲んだことがないので、効果があるかどうかわかりませんが、それなりに人気があるようです。
ウコンの主成分(全体の5%程度です)はクルクミンという化合物ですが、ターメリック(ウコンの英語名です)という黄色の色素です。構造的にはポリフェノールの一種とも言えますが、抗酸化作用があるかはわかりません。私はこのクルクミンの構造式が好きで、左右対称の美しい形をしています。構造式を見て美しいと思う人はほとんどいないと思いますが、こういった自然が作り出したものは、不思議ときれいな構造式が多いようです。
このクルクミンは昔から黄色の色素として、色々なものに利用されています。カレーの黄色や漬物、たくあん等ですが、黄色の食品はほとんどがこれによって着色されています。性質はほとんど水に溶けず、アルコールなどの溶媒にはよく溶けます。実際の生産でも、ウコンのアルコール抽出によって取り出されているようです。こういった色素類の共通の性質ですが、光特に紫外線に弱く簡単に分解され、黒色化してしまいます。
このように水に溶けにくいため、飲んだり食べたりしても腸からの吸収が悪く、ほとんど体に入らないかもしれません。そのため吸収性を上げるための研究は、かなり行われておりそれなりの成果が出ていると聞きました。このクルクミンの薬効ですが、あまり吸収されないので、毒にも薬にもならないというのが正しいのかもしれませんが、消化管の保護や肝臓に良いとされています。しかしこういった化合物は体内に入ると、肝臓に蓄積しますので、過剰に摂取するとかえって肝臓に悪いという報告もあるようです。
私は基本的に健康食品などを疑っていますので、こういった結論になるのかもしれませんが、二日酔い予防のためにウコンを飲むというのは、単なる気分的なもののような気がします。
これはいわば発酵して酒を造った原料酒のようなもので、これをブレンドしていって正式な日本酒とするようです。ですからアルコール度数も18%とやや高く、そのまま飲むとかなりきつい感じでした。もともと呑み方としては、冷やした酒をグラスに入れ、そこに氷を浮かべて飲むといものでした。そこで私も氷を入れたのですが、確かに口当たりもまろやかになりおいしく飲みました。
飲みすぎるというほど飲みませんでしたが、二日酔いに良いというウコンの話です。
ずいぶん前からこのウコン飲料が、テレビや新聞で宣伝されています。私は飲んだことがないので、効果があるかどうかわかりませんが、それなりに人気があるようです。
ウコンの主成分(全体の5%程度です)はクルクミンという化合物ですが、ターメリック(ウコンの英語名です)という黄色の色素です。構造的にはポリフェノールの一種とも言えますが、抗酸化作用があるかはわかりません。私はこのクルクミンの構造式が好きで、左右対称の美しい形をしています。構造式を見て美しいと思う人はほとんどいないと思いますが、こういった自然が作り出したものは、不思議ときれいな構造式が多いようです。
このクルクミンは昔から黄色の色素として、色々なものに利用されています。カレーの黄色や漬物、たくあん等ですが、黄色の食品はほとんどがこれによって着色されています。性質はほとんど水に溶けず、アルコールなどの溶媒にはよく溶けます。実際の生産でも、ウコンのアルコール抽出によって取り出されているようです。こういった色素類の共通の性質ですが、光特に紫外線に弱く簡単に分解され、黒色化してしまいます。
このように水に溶けにくいため、飲んだり食べたりしても腸からの吸収が悪く、ほとんど体に入らないかもしれません。そのため吸収性を上げるための研究は、かなり行われておりそれなりの成果が出ていると聞きました。このクルクミンの薬効ですが、あまり吸収されないので、毒にも薬にもならないというのが正しいのかもしれませんが、消化管の保護や肝臓に良いとされています。しかしこういった化合物は体内に入ると、肝臓に蓄積しますので、過剰に摂取するとかえって肝臓に悪いという報告もあるようです。
私は基本的に健康食品などを疑っていますので、こういった結論になるのかもしれませんが、二日酔い予防のためにウコンを飲むというのは、単なる気分的なもののような気がします。