前回吸入薬の話を書くつもりが、この経緯で終わってしまいましたので、今日は薬の話です。
私が処方されているのは、喘息の治療薬としてのアドエアという丸い吸入装置に入った薬です。これは知人で若いころから喘息で苦しんでいる者も使っているようで、かなり一般的な薬です。これは細くなった気管を急速に広げる、いわゆる喘息発作を抑えるわけではなく、発作が出無くなるようにするいわば予防薬と言えるのかもしれません。
2種の成分が入っていますが、その名前を出しても意味がないので、抗炎症剤とステロイド系の気管支拡張剤の合剤となっています。吸入剤というのは、気管支に直接入り、その粘膜から吸収されたときはある程度の濃度となりますので、非常に少量で済むという利点があります。それが血管に入るときにはごく微量となり、副作用がほとんどないということになっています。
私がこれを使いだしてからも、吸入後のうがい(水を飲むだけですが)を忘れると声がれというやや声がかすれる程度の副作用だけのようです。
もう一つの吸入薬はなかなか面白いものです。スピリーバというCOPD治療薬ですが、肺気腫や慢性気管支炎は治療が難しいとされてきました。この病気は有害物質によって気管支が壊れ、結果として肺が膨らんでしまうという物です。ですから一旦壊れた気管支を修復することは難しく、進行を抑える程度で治療はできないということになっていました。
ところがこのスピリーバは、抗コリン剤というメカニズムで、修復できるようです。メカニズム自身なかなか面白いのですが、ステロイド以外でも抗炎症と気管支拡張作用がしっかり出るというのは、画期的なことかもしれません。
スピリーバは当初面白い形式での吸入剤で、通常のカプセルの中に薬が入っており、それを吸入器にセットし、ボタンを押すと針のようなものでカプセルが壊れ、出てきた粉末を吸入するというシステムでした。カプセルのシートには飲んではいけないと書いてあるのですが、私も何気なく飲みそうになったこともあります。
それが最近変わり、カプセルではなく筒のようなものに60回分が封入されており、ボタンを押すと霧状に細かいスプレーのようなものが出るタイプに変わりました。吸入量が1回2.5μgと超微量ですので、いろいろ工夫されているようです。これに効果があるのかは、咳がほとんどでなくなったということは確かですが、肺気腫の予防になっているかは当然よくわかりません。
ただほとんど変化がないというのは、悪化していないということで予防になっているのかもしれません。副作用もないようですので、これは続けることになりそうです。
私が処方されているのは、喘息の治療薬としてのアドエアという丸い吸入装置に入った薬です。これは知人で若いころから喘息で苦しんでいる者も使っているようで、かなり一般的な薬です。これは細くなった気管を急速に広げる、いわゆる喘息発作を抑えるわけではなく、発作が出無くなるようにするいわば予防薬と言えるのかもしれません。
2種の成分が入っていますが、その名前を出しても意味がないので、抗炎症剤とステロイド系の気管支拡張剤の合剤となっています。吸入剤というのは、気管支に直接入り、その粘膜から吸収されたときはある程度の濃度となりますので、非常に少量で済むという利点があります。それが血管に入るときにはごく微量となり、副作用がほとんどないということになっています。
私がこれを使いだしてからも、吸入後のうがい(水を飲むだけですが)を忘れると声がれというやや声がかすれる程度の副作用だけのようです。
もう一つの吸入薬はなかなか面白いものです。スピリーバというCOPD治療薬ですが、肺気腫や慢性気管支炎は治療が難しいとされてきました。この病気は有害物質によって気管支が壊れ、結果として肺が膨らんでしまうという物です。ですから一旦壊れた気管支を修復することは難しく、進行を抑える程度で治療はできないということになっていました。
ところがこのスピリーバは、抗コリン剤というメカニズムで、修復できるようです。メカニズム自身なかなか面白いのですが、ステロイド以外でも抗炎症と気管支拡張作用がしっかり出るというのは、画期的なことかもしれません。
スピリーバは当初面白い形式での吸入剤で、通常のカプセルの中に薬が入っており、それを吸入器にセットし、ボタンを押すと針のようなものでカプセルが壊れ、出てきた粉末を吸入するというシステムでした。カプセルのシートには飲んではいけないと書いてあるのですが、私も何気なく飲みそうになったこともあります。
それが最近変わり、カプセルではなく筒のようなものに60回分が封入されており、ボタンを押すと霧状に細かいスプレーのようなものが出るタイプに変わりました。吸入量が1回2.5μgと超微量ですので、いろいろ工夫されているようです。これに効果があるのかは、咳がほとんどでなくなったということは確かですが、肺気腫の予防になっているかは当然よくわかりません。
ただほとんど変化がないというのは、悪化していないということで予防になっているのかもしれません。副作用もないようですので、これは続けることになりそうです。