ごっとさんのブログ

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2017年科学10大ニュース

2017-12-30 10:35:19 | 時事
年末恒例の今年の科学10大ニュースが新聞に掲載されました。このブログも12月30日は毎年このニュースになっています。

昨年は大隅先生のノーベル賞受賞や熊本地震と大きなニュースがありましたが、どうも今年は科学に関してはあまり面白いものが少ないようです。

トップがヒアリを国内で確認というニュースでした。ヒアリはこのブログでも取り上げましたが、強い毒を持ったものがコンテナから入り込んでいるようです。尼崎で見つかってから東京や大阪、福岡など12都府県で見つかっています。

これだけ世界中から多くの物資が入っている以上、外来生物が混入してしまうことは有る意味やむを得ないような気もします。いくら特定外来生物に指定したり、水際対策に力を入れても国内に既に定着しているのではないでしょうか。こういった外来生物は在来生物にかなり影響を及ぼすものですが、これも自然の動きとしてあきらめることのような気がします。

2位が地球温暖化対策の国際ルールであるパリ協定からアメリカが離脱するというものでした。トランプ大統領は国内産業や労働者の雇用を守るとして、パリ協定からの離脱は公約でした。

この地球温暖化対策という世界的取り組みから、アメリカという大国が抜けてしまうのは問題なのかもしれません。私としては温暖化の原因が炭酸ガスであるということはあまり信じていませんので、この運動自体が放出権の売買などやや胡散臭い気もしています。

次が千葉県市原市の地層が、77万~12万年前の地質時代を代表する候補地に選ばれたことでした。上部組織で正式決定すれば、この年代は「チバニアン」と呼ばれるようです。私はこういった方面には全く疎いので、これがどういった意味を持つのか実感として全く分かりませんが、この方面としては大きな出来事なのかもしれません。

その他私の興味がある分野では、AIが囲碁で躍進というニュースも入っていました。このところAI関連はこのブログでも取り上げていますが、本当に目覚ましい進歩をしているようです。すでにこの「アルファ碁」以上のソフトも出ているようですので、囲碁は完全にAIに負けてしまったといっていいような気がします。

生命科学では他人のiPS細胞で手術というニュースがありました。iPS細胞も実用化に向けていろいろ進んでいますが、とにかく膨大な費用を抑える方向を見つけてほしい気がします。

その他「地震の予知前提の対策を見直し」や「中性子性の合体を観測」、「軍事研究禁止の声明」といった事項が入っていました。今年も本当にいろいろなニュースがありましたが、科学に関してはあまり躍進した年とは言えないようです。