最近は薬局に行って処方薬をもらうとき、薬剤師からジェネリック医薬品を進められることが多いようです。
ところが薬を先発医薬品からジェネリックに医薬品に替えたところ、体調が優れなくなったという患者が増えているという話があります。
ジェネリック医薬品は、新薬の有効成分の特許が切れた後、別の製薬会社が製造販売する同じ有効成分の医薬品のことで、高額な開発費や長い開発期間を必要としないため、薬価は先行した新薬の7割以下となっています。
私はそれほど薬を処方されたりしていませんので、ジェネリックを進められたこともありませんが、絶対に使いたくないと思っています。
ジェネリックが有効成分は完全に同じで、同様の効果が出ることは理解していますが、薬の研究開発をやってきたものとしては、本当に大変な薬を創り探索し、開発するという苦労を全くせず、特許切れを待って同じ薬を販売するという、いわばいいとこどりだけをしているような会社は卑怯?ではないかと思っています。ですからそんな薬は、たとえ安くとも使いたくないというのが本音です。
さて国の財政を圧迫し続ける医療費削減のため、政府は現状約60%の普及率を2020年には80%まで引き上げることを目標に掲げています。ジェネリックの処方割合が高い薬局程診療報酬が高くなる仕組みを作る等して、国は強く誘導していますが、これは患者のための施策ではないと言えます。
今回問題となったのは、「薬の溶け方の差異」という部分のようです。高血圧の患者が、1日1回飲めばいいという新薬を飲んできて、それをジェネリックに替えた途端不調を訴える人がかなりいるようです。
高血圧の薬は溶け方に工夫があり、ゆっくり1日かけて溶けて、成分が体内に取り込まれるようになています。
ところがジェネリックの場合、ゆっくり解ける技術も導入していると言ってはいますが、中には怪しいものもあって薬を飲んだ数時間後に急激に血圧が下がってめまいがしたり、気分が悪くなる患者が出てしまうようです。
このようにジェネリックに義務付けられていることは、薬効成分が同一であるることと、溶出性もあるはずですが、新薬と違ってそれほど厳しい薬剤検査はないのかもしれません。
薬の種類にもよりますが、活性の高い成分の場合は1錠中に1%程度しか薬効成分の入っていない薬もあります。残りの成分は新薬もノウハウとして公表していませんので、全く同じジェネリックは作るのが難しいのが現状です。
薬への出費が抑えられると普及しているジェネリックですが、この「効きかた」には違いが出る可能性もあり、必ずしもいいことずくめというわけにはいかないようです。
ところが薬を先発医薬品からジェネリックに医薬品に替えたところ、体調が優れなくなったという患者が増えているという話があります。
ジェネリック医薬品は、新薬の有効成分の特許が切れた後、別の製薬会社が製造販売する同じ有効成分の医薬品のことで、高額な開発費や長い開発期間を必要としないため、薬価は先行した新薬の7割以下となっています。
私はそれほど薬を処方されたりしていませんので、ジェネリックを進められたこともありませんが、絶対に使いたくないと思っています。
ジェネリックが有効成分は完全に同じで、同様の効果が出ることは理解していますが、薬の研究開発をやってきたものとしては、本当に大変な薬を創り探索し、開発するという苦労を全くせず、特許切れを待って同じ薬を販売するという、いわばいいとこどりだけをしているような会社は卑怯?ではないかと思っています。ですからそんな薬は、たとえ安くとも使いたくないというのが本音です。
さて国の財政を圧迫し続ける医療費削減のため、政府は現状約60%の普及率を2020年には80%まで引き上げることを目標に掲げています。ジェネリックの処方割合が高い薬局程診療報酬が高くなる仕組みを作る等して、国は強く誘導していますが、これは患者のための施策ではないと言えます。
今回問題となったのは、「薬の溶け方の差異」という部分のようです。高血圧の患者が、1日1回飲めばいいという新薬を飲んできて、それをジェネリックに替えた途端不調を訴える人がかなりいるようです。
高血圧の薬は溶け方に工夫があり、ゆっくり1日かけて溶けて、成分が体内に取り込まれるようになています。
ところがジェネリックの場合、ゆっくり解ける技術も導入していると言ってはいますが、中には怪しいものもあって薬を飲んだ数時間後に急激に血圧が下がってめまいがしたり、気分が悪くなる患者が出てしまうようです。
このようにジェネリックに義務付けられていることは、薬効成分が同一であるることと、溶出性もあるはずですが、新薬と違ってそれほど厳しい薬剤検査はないのかもしれません。
薬の種類にもよりますが、活性の高い成分の場合は1錠中に1%程度しか薬効成分の入っていない薬もあります。残りの成分は新薬もノウハウとして公表していませんので、全く同じジェネリックは作るのが難しいのが現状です。
薬への出費が抑えられると普及しているジェネリックですが、この「効きかた」には違いが出る可能性もあり、必ずしもいいことずくめというわけにはいかないようです。