ごっとさんのブログ

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歯の治療と歯科医院

2015-02-19 15:26:52 | 健康・医療
昨日歯医者さんに行ってきました。この歯科医院は家からかなり遠いのですが、もう35年以上の付き合いで、ついついここに行ってしまいます。
もともとこの歯医者は、元の職場の最寄り駅に近く、当時は車通勤でしたので、駐車場があり夜も7時までやっているので都合がよいということで行き始めました。
私はもともと歯が弱いようで、原因としては2つあります。一つは遺伝で、私の母も歯が弱くたぶん50台前半で総入れ歯になっていました。もう一つは不思議なことに、私は歯が痛くなることが非常に少なく、やや痛い程度で歯医者に行くと、「よくここまで我慢しましたね」とかいわれました。このため早期治療ができなく、結局長いこと通う羽目になっていました。

私は40歳前後のころ、ひどい歯科治療恐怖症になってしまいました。これは何が原因だったかよくわかりませんが、歯医者に行くと思っただけで吐き気がし、口を開けているだけで「ゲッ」となってしまい、とても治療をするどころではありませんでした。そこで当時試み始めていた笑気ガス(亜酸化窒素)による麻酔下での治療をやってみることにしました。このガスを酸素と共に吸入すると、意識がなくなるわけではなく、もうろうとする程度で鎮静作用もかなり強いとされていました。私の専門からいえば、亜酸化窒素はそれ自身毒性はないものの、かなり酸化されやすく、亜硝酸ガスになるとかなり毒性が強いという感じでした。
しかしこの時期の私は、とにかく治療ができませんので、この方法を試してみることにしました。まずこのガスの吸入に慣れるところから始まり、吸入の練習をかなりやったような気がします。

結局この状態で治療を受ければ、特に問題なく処置ができたようです。どのくらいの期間この治療方法を取っていたのかよく覚えていませんが、徐々に笑気ガス濃度を減らしていって、吸入しなくても何とか処置ができるようになったようです。この歯科医でも私と同じように、笑気ガスを吸入しながら治療している人を見かけましたので、それほど特別なことではなかったのかもしれません。私はこの治療法で慣れたせいか、その後は特に問題なく、歯医者に行くことになるとかなり憂鬱になる程度で済んでいます。しかしその後しばらくすると、この笑気ガス治療を全く聞くこともなく、装置自身見かけなくなりましたので、いろいろ問題が出てきて中止になったのかもしれません。

この先生にはそのほかもいろいろお世話になり、大変なことを一緒に乗り越えてきたお医者さんという感じがありますので、その後も今に至るまでかかっています。私の同年輩ぐらいの先生ですので、経験も豊富で腕もよいような気もしています。家からやや遠いという欠点はありますが、これからも一生の主治医ということになりそうです。

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