ごっとさんのブログ

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ヘルペスに事前処方薬

2020-12-01 10:24:36 | 
ヘルペスウイルスは、皮膚や粘膜などに水ぶくれ(疱疹)などを起こしますが、感染してしまうと体内に潜み潜伏感染となります。

免疫が下がった時に、口の周りや性器に再発することがあり、繰り返す患者が初期症状を自覚した時に、あらかじめ処方された薬を飲む新しい治療法が始まっています。

ヘルペスウイルスは二つの型があります。1型は口の周りにできる「口唇ヘルペス」を起こし、唇のふちにできた水ぶくれは、カサブタになって治ります。

私も昔は唇のふちが硬くなり、口を開くとそれが切れ痛みを感じるということがよくありました。私の母はこれを「風邪の華(ハナ、漢字がこれかどうか不確かです)」と呼んでいましたが、これができると風邪をひきやすいといった意味かもしれません。

2型が招く「性器ヘルペス」は性器や肛門の周りに症状が出ます。水ぶくれや爛れのほか痛みも伴うようです。いずれの型もウイルスを含む水膨れや唾液などを介して感染します。その後生涯にわたって、神経が集まる「神経節」と呼ばれる部分に潜み続けます。

普段は免疫によって活動を抑えられているため症状は出ませんが、疲れや発熱、月経などをきっかけにウイルスが再び活発に動き出します。神経を伝って移動した場所で症状を起こし、これが再発となります。

治療は抗ウイルス薬の服用で、症状が出たら医療機関で処方してもらい、5日間飲むのが基本となります。再発に悩む患者の多くは、水ぶくれなど皮膚の症状が出る前に、かゆみやピリピリといった独特の感覚に気づくようです。

この初期症状の段階で始める治療法が、2019年2月に公的医療保険の適用になりました。「PIT」と呼ばれ、口唇ヘルペスか性器ヘルペスの再発を年3回以上くり返す患者が対象です。

唇や性器に違和感を覚えたらすぐに、あらかじめ医師から処方された抗ウイルス薬「ファムビル」を服用します。1回目の服用から12時間後に2回目の薬を飲めば完了です。ウイルスの量は発症から数日でピークとなり、抗ウイルス薬はや胃内でのウイルスの増殖を抑えます。

PITの治療を受けた患者は、薬の服用が遅れた患者と比べ、治るまでの時間が短くなるようです。性器ヘルペスを年6回以上再発する患者には、症状がなくとも抗ウイルス薬を服用する「抑制療法」という治療法があります。

1日1,2回、少量の抗ウイルス薬「パラシクロビル」をしばらく飲み続けると、再発の頻度を減らすことが期待されています。

ヘルペスというと非常に軽い疾患と思っていましたが、やはり人によって重症化する人もいるようです。現在は良い抗ウイルス薬が開発されていますので、その人に合った治療法を選ぶ時代になったようです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2020-12-01 12:30:15
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20201109-OYTET50006/
URLの貼り忘れ。

仮にも本を出している人間が他人の著作物を盗むとは如何に。
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Unknown (Unknown)
2020-12-01 12:21:45
読売オンライン盗用記事
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