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「死後の世界」を解明する科学的かもしれない新仮説

2023-03-07 10:32:44 | その他
霊魂や死後の世界については、私は基本的に存在しないと考えており、このブログでも触れたことがあります。

それでも知るはずのない死後の人生を、子どもたちが滔々と語るといった事例は多いとしています(私は聞いたことがありませんが)。

この辺りに関しては色々な仮説があるようで、ひとつはいわゆる「超能力」が関わっているという考え方です。テレパシーのような能力で、どこかにある死者の記憶にアクセスしそれを語るようになるというものです。

もうひとつの仮説が死後も意識は消え去るわけではなく、肉体から切り離されても何らかの形で存続するというものです。これを実験で検証するという例もあり、アリゾナ大学では霊能者に依頼して部屋に霊を降ろしてもらい、その間の室内の光子(光の粒子)の増減を調べました。

その結果霊が室内にいたとされる時間帯には、急激に光子の量が増加しました。それにもとづいて意識や魂にも物理的な実態があると主張しているようです。ただしこの実験も霊能者の協力を得ている、つまり霊の存在を前提としている時点で科学的とはいいがたい気がします。

宇宙物理学の最新理論が、人間の意識についても説明を与えてくれるのではないかと一部の研究者が主張し始めています。それが「ホログラフィック宇宙論」という仮説です。

簡単に説明すると自分たちの住む世界(宇宙)を三次元、つまりタテヨコ高さがある立体構造だと思い込んでいるが、実際には世界は二次元、すなわちタテヨコだけの平面であるという考え方です。

この様な世界観が、平面に印刷された模様があたかも立体のように見える「ホログラム」と似ているので「ホログラフィック宇宙論」と呼ばれています。この理論によれば、全宇宙のあらゆる出来事は二次元の平面に記された情報として表現できます。

この情報は過去と未来にわたって失われず、全てが保存されています。たとえるとこの世界の本当の姿は、一本の長い映画であり、平らなフィルムの上に過去、現在、未来のあらゆる出来事、生と死、感情や記憶までもが記録されているという事です。

人間は再生されるその映像を眺めている観客であり、同時に登場人物でもあります。再生が終わったフィルムはどこかで大切にしまわれており、死んでいった人ちの記憶も永遠に失われることはないとしています。

最先端の科学がたどり着いた宇宙観は、これまで多くの人が体験し数々の宗教が説いてきた「死後の世界」に通じているかもしれません。

この理論自身があまり良く分かりませんが、物理的仮説は往々にして奇妙と感じるような気がします。そこに死後の世界を入れ込むことは、やはり無理があるような気がします。


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