新型コロナ感染者数は、減少しているとはいえ従来のような速やかな収束パターンにはなっていません。
東京の感染者数を見ても2月初旬の最大の2万人からは減っていますが、3か月たっても数千人の状況が続いています。ワクチンの3回目接種も進んでいますが、本当にこれが効果があるのか疑問に思っています。
ただ国や自治体も規制をほとんど行っていませんので、ほぼコロナ前の日常が戻っているようで(マスクや消毒などやっていますが)、ウイズコロナとしてこの程度の感染者が出ても気にしない時代になったのかもしれません。
富山大学や京都大学の研究グループが、新型コロナ感染症から回復した患者の血液をもとに作った「スーパー中和抗体」が、オミクロン株など多様な変異株に有効であることを動物実験で確認したと発表しました。
中和抗体はウイルスの粒子に結合し、人間の細胞への感染を防ぐ働きのある抗体で中和活性はその強さの程度を表します。スーパー中和抗体は研究グループが回復患者のうち、新型コロナに対する強い中和抗体を持つ患者を選定しました。
採取した血液から抗体を作るB細胞を取り出し、遺伝子組み換えの手法で複数の人工的な組み換え抗体を作製するなどして作り上げました。
世界的な新型コロナがなかなか収束しない中で次々と新しい変異株が出現しています。昨年から今年にかけて世界的にオミクロン株が猛威を振るい、日本国内でも同株のまん延が「第6波」を引き起こしました。
今後も新たな変異株が出現したり、変異株の派生型が表れたりするのは間違いないと考えられています。研究グループはまずスーパー中和抗体を変異株のウイルスに投与する「中和活性測定実験」を行い、野生株の多度の変異株に対しても感染を阻害することを確認しました。
またハムスターの腹部にこの抗体を投与し、24時間後に変異株の人工疑似ウイルスを注入しましたが、感染はしなかったことを肺の画像から確認しています。この実験の対象になったのは、従来株の他デルタ株やオミクロン株などの7つの変異株の合計8種類の株となっています。
抗体治療薬はガン治療などに使用されていましたが、新型コロナについては米リリー社が開発しており、2020年に米食品医薬品局が緊急使用許可を出し米国内外に普及しています。その後日本国内でも複数の研究機関がさまざまな抗体治療薬の開発を競っています。
今回開発したスーパー中和抗体が抗体治療薬になるかどうかはまだ開発途上ですが、どんな変異株にも有効というのは期待が持てるのかもしれません。
ただ抗体医薬は高価になる点や、現在でも有効な飲み薬が開発されている点からは、これからの実用化では遅いような気もしています。
東京の感染者数を見ても2月初旬の最大の2万人からは減っていますが、3か月たっても数千人の状況が続いています。ワクチンの3回目接種も進んでいますが、本当にこれが効果があるのか疑問に思っています。
ただ国や自治体も規制をほとんど行っていませんので、ほぼコロナ前の日常が戻っているようで(マスクや消毒などやっていますが)、ウイズコロナとしてこの程度の感染者が出ても気にしない時代になったのかもしれません。
富山大学や京都大学の研究グループが、新型コロナ感染症から回復した患者の血液をもとに作った「スーパー中和抗体」が、オミクロン株など多様な変異株に有効であることを動物実験で確認したと発表しました。
中和抗体はウイルスの粒子に結合し、人間の細胞への感染を防ぐ働きのある抗体で中和活性はその強さの程度を表します。スーパー中和抗体は研究グループが回復患者のうち、新型コロナに対する強い中和抗体を持つ患者を選定しました。
採取した血液から抗体を作るB細胞を取り出し、遺伝子組み換えの手法で複数の人工的な組み換え抗体を作製するなどして作り上げました。
世界的な新型コロナがなかなか収束しない中で次々と新しい変異株が出現しています。昨年から今年にかけて世界的にオミクロン株が猛威を振るい、日本国内でも同株のまん延が「第6波」を引き起こしました。
今後も新たな変異株が出現したり、変異株の派生型が表れたりするのは間違いないと考えられています。研究グループはまずスーパー中和抗体を変異株のウイルスに投与する「中和活性測定実験」を行い、野生株の多度の変異株に対しても感染を阻害することを確認しました。
またハムスターの腹部にこの抗体を投与し、24時間後に変異株の人工疑似ウイルスを注入しましたが、感染はしなかったことを肺の画像から確認しています。この実験の対象になったのは、従来株の他デルタ株やオミクロン株などの7つの変異株の合計8種類の株となっています。
抗体治療薬はガン治療などに使用されていましたが、新型コロナについては米リリー社が開発しており、2020年に米食品医薬品局が緊急使用許可を出し米国内外に普及しています。その後日本国内でも複数の研究機関がさまざまな抗体治療薬の開発を競っています。
今回開発したスーパー中和抗体が抗体治療薬になるかどうかはまだ開発途上ですが、どんな変異株にも有効というのは期待が持てるのかもしれません。
ただ抗体医薬は高価になる点や、現在でも有効な飲み薬が開発されている点からは、これからの実用化では遅いような気もしています。
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