私は胃ガンの原因がピロリ菌という説に疑問を持っています。
ガンは遺伝子の病気ですが、単なる細菌が細胞の中の遺伝子に悪さをするのは考えにくいことと、ピロリ菌の除菌が始まる前から胃ガンの減少は始まっていました。
最近になりピロリ菌の除菌は胃ガン防止に効果はあるが、他のさらに厄介な病気を引き起こすことになるという説が出てきました。
日本は感染症によるガン患者が25%と他国より高く、特に胃ガン患者の98%はピロリ菌由来だと考えられました。そのため日本では2000年から消化性潰瘍、2013年からは胃炎にもピロリ菌除菌療法が保険適用されることになりました。
その結果胃ガン死亡者数も徐々に減少し、ピロリ菌除菌は高い効果のある療法だと考えられてきました。
しかし最近になり、ある細菌学者はピロリ菌陽性の患者が陰性患者に比べ、胃ガンによる死亡者数は多いものの、脳卒中や心臓疾患、さらには他のガンの肺ガンや食道ガン、膵臓ガンなどの死亡率が低いことを報告しています。
最近の研究によると、ピロリ菌陽性者は胃ガンになる可能性が高いのですが、除菌しても胃ガンになる人が次第に増加してきたことが分かってきました。
この理由として除菌によって初期の胃ガンが発見しづらくなり、ごく初期の胃ガンが「ステルス化」してしまうことが影響しているようです。ピロリ菌を除菌すると胃酸の分泌が増加し、胃の粘膜が厚くなります。
その結果粘膜が胃ガンの部分を覆い隠してしまい、内視鏡では見つけづらくなるためといわれています。また除菌すると胃酸過多になるため逆流性食道炎も増え、咽喉頭ガン、食道腺ガン、噴門部ガンが発生しやすく、治りにくいため胃ガンより厄介とされています。
そのためピロリ菌の除菌は必要ないという専門家まで出てきていますが、今後ピロリ菌の陽性者自体減ってくると考えられています。
2018年頃から世界中の研究者の間で、ピロリ菌だけではなく乳酸菌によって胃ガンの発症と進行が促進されるという意見が増えてきました。胃酸抑制剤を服用し胃のpHが上昇すると乳酸菌が胃内で増殖できるようになります。
健常な胃にいない乳酸菌が胃内粘膜で増加したら、慢性胃炎や胃ガンに罹っている可能性が高いようです。これを発展させ、腸内細菌の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やすのも、腸内環境を悪くするという説も出てきています。
オリゴ糖やヨーグルトなどの発酵性食品がお腹の調子を整えるといわれてきましたが、10年ほど前からこれらの摂取により過敏性大腸炎などが引き起こされるという報告すら出ているようです。
ここに出しているのはあくまで仮説ですので、発酵性食品の見直しが必要かどうかはまだ確かではありません。ただピロリ菌の除菌のように、新しい説を検討する必要は出ているのかもしれません。
ガンは遺伝子の病気ですが、単なる細菌が細胞の中の遺伝子に悪さをするのは考えにくいことと、ピロリ菌の除菌が始まる前から胃ガンの減少は始まっていました。
最近になりピロリ菌の除菌は胃ガン防止に効果はあるが、他のさらに厄介な病気を引き起こすことになるという説が出てきました。
日本は感染症によるガン患者が25%と他国より高く、特に胃ガン患者の98%はピロリ菌由来だと考えられました。そのため日本では2000年から消化性潰瘍、2013年からは胃炎にもピロリ菌除菌療法が保険適用されることになりました。
その結果胃ガン死亡者数も徐々に減少し、ピロリ菌除菌は高い効果のある療法だと考えられてきました。
しかし最近になり、ある細菌学者はピロリ菌陽性の患者が陰性患者に比べ、胃ガンによる死亡者数は多いものの、脳卒中や心臓疾患、さらには他のガンの肺ガンや食道ガン、膵臓ガンなどの死亡率が低いことを報告しています。
最近の研究によると、ピロリ菌陽性者は胃ガンになる可能性が高いのですが、除菌しても胃ガンになる人が次第に増加してきたことが分かってきました。
この理由として除菌によって初期の胃ガンが発見しづらくなり、ごく初期の胃ガンが「ステルス化」してしまうことが影響しているようです。ピロリ菌を除菌すると胃酸の分泌が増加し、胃の粘膜が厚くなります。
その結果粘膜が胃ガンの部分を覆い隠してしまい、内視鏡では見つけづらくなるためといわれています。また除菌すると胃酸過多になるため逆流性食道炎も増え、咽喉頭ガン、食道腺ガン、噴門部ガンが発生しやすく、治りにくいため胃ガンより厄介とされています。
そのためピロリ菌の除菌は必要ないという専門家まで出てきていますが、今後ピロリ菌の陽性者自体減ってくると考えられています。
2018年頃から世界中の研究者の間で、ピロリ菌だけではなく乳酸菌によって胃ガンの発症と進行が促進されるという意見が増えてきました。胃酸抑制剤を服用し胃のpHが上昇すると乳酸菌が胃内で増殖できるようになります。
健常な胃にいない乳酸菌が胃内粘膜で増加したら、慢性胃炎や胃ガンに罹っている可能性が高いようです。これを発展させ、腸内細菌の善玉菌である乳酸菌やビフィズス菌を増やすのも、腸内環境を悪くするという説も出てきています。
オリゴ糖やヨーグルトなどの発酵性食品がお腹の調子を整えるといわれてきましたが、10年ほど前からこれらの摂取により過敏性大腸炎などが引き起こされるという報告すら出ているようです。
ここに出しているのはあくまで仮説ですので、発酵性食品の見直しが必要かどうかはまだ確かではありません。ただピロリ菌の除菌のように、新しい説を検討する必要は出ているのかもしれません。
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