ごっとさんのブログ

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「白内障」80代でほぼ100%罹患

2020-08-15 10:20:52 | 健康・医療
歳を取れば程度の差こそあれ、誰にでも訪れる水晶体の混濁は徐々に視力をむしばんでいきます。

最終的には手術以外の対処法がないからこそ、若い時から目の老化を少しでも抑えることが重要なようです。

私は今、夜のテニススクールに行っていますが、その仲間(60代のおばさんです)がボールがライトに入りまぶしくて見えないといっていました。どうもこの非常にまぶしく感じるというのが白内障の症状の一つのようです。

この人も白内障の手術をしたら、よく見えるようになるだけではなく、まぶしさを感じなくなったそうです。白内障の症状は人によってさまざまで、景色がかすんで見えたり、物が二重に見える人がいれば、眼鏡が合わなくなる人もいますし、逆に老眼鏡がいらなくなる人もいるようです。

白内障は外から入る光を屈折させて通す水晶体が濁る老化現象です。水晶体のどこが濁るかで、さまざまな見え方の違いを生み出し、白内障は50代から増え始め80代ではほぼ100%の人にやってくるといわれています。

原因は加齢そのものをはじめ、紫外線による酸化ストレス、ステロイド薬の副作用、糖尿病の合併症、アトピー性皮膚炎の患者が無意識に目の周りをかきむしってしまうなどいろいろ言われています。

中には疲れ目のマッサージと称して、眼球を押す習慣から発症する人もいます。実は眼球を押すのは非常に危険な行為で、眼球心臓反射を起こすと徐脈や不整脈、最悪の場合心停止をもたらすことがあるようです。

残念ながら白内障に効果的な治療薬はなく、初期に進行を穏やかにする目的で内服薬か点眼薬を処方される程度です。進行を完全い止めることはできないので、いずれ手術で水晶体を摘出し、眼内レンズを挿入して治すことになります。

事実上治療はこの手術だけなので、日本では毎年120万人以上が手術を受けており、高齢化に伴い件数は増え続けています。

手術は局所麻酔(注射ではなく点眼が多い)で行われほぼ無痛で、要する時間も15〜25分程度と一般的には非常に短く、日帰りで行っている医療機関も多くなっています。

先進国では手術で確実に治る眼疾患ですが、世界全体でみると白内障は今なお人類が失明する最大の原因となっています。メガネなどで調節することで何とかやりくりできて、そのまま天寿を全うできるならそれも一つの選択肢です。

ただし手術を恐れるあまり先送りにして、水晶体の混濁が激しくなってからだと、手術に要する時間が長くなったり、1回の手術では済まなくなることがあります。手術で治す意思があるなら、時期は担当医とよく相談しておくべきでしょう。

どうもこれといった予防策はないようですので、見にくくなったりしたら私も眼科医に行ってみようと思っています。


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