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卵が血糖値改善と糖尿病リスク低減

2021-03-19 10:26:16 | 健康・医療
卵を摂取すべきかどうかは色々な論争が起きており、卵がコレステロールを上げ、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを上げるといった研究結果をこのブログでも紹介しました。

ここでは逆に卵が血糖値を改善するという報告を紹介します。こういったときは解説者(医師が多いのですが)個人の見解だけでなく、いろいろな研究結果を例にあげますが、こういう調査もなかなか面白いものです。

これは私の感想ですが、調査研究を行う人に都合の良い結果が出るような気がします。これはもちろんデータを改ざんしたり都合の良いものを集めたりすることは全くないはずですが、研究者が予想したような結果が出ることが多いようです。

つまり全く逆の結果が出ることは多いのですが、それだけ難しい問題を扱っているということかもしれません。

さて卵については、コレステロール値を上げる食品の代表とされ摂取量を制限されていたのですが、それが間違った認識であることが判明したとしています。卵をたくさん食べるほど糖尿病のリスクが減るという調査報告が多数出ています。

例えば2013年に英国の科学雑誌に掲載された心血管疾患および糖尿病のリスクに関連する卵の消費という論文では、卵をたくさん食べると糖尿病のリスクが42%減少すると報告されています。

また2015年に東フィンランド大学の研究グループからは、週に約4個の卵を食べている人は、週に1個程度に比べ2型糖尿病の発症リスクが37%低下したという調査結果が報告されています。

解説者によると血糖値改善のためには、卵を1日3個食べることがよく、肉が苦手な人は5個を推奨しています。特に高齢者はコレステロール気にして控えてしまう傾向がありますが、筋肉量を維持して体の衰弱を防ぐため特に摂取を進めています。

悪玉コレステロールの原因は、脂質異常、高血糖、喫煙、ストレスで、卵は体に悪い影響は及ぼさないとしています。卵を手軽にたくさん食べるための方法として、ゆで卵を常備しておくことが良いようです。

時間がない朝に1〜2個、小腹が空いた時におやつとして食べるのもよさそうです。その他ここではコップ1杯の牛乳も進めており、カゼインとホエイプロテインの効能を述べています。

こういった議論は別にして、私はこのところ朝食に卵かけごはんを食べています。昔の朝食はクロワッサンとコーヒーという洋食派でしたが、数年前から卵かけごはんとみそ汁という和食に代わりました。

ここで卵1個を食べますので、多分私は1日2個ぐらいを食べているかもしれません。やはり食べ物は栄養や効能を考えるよりも、好きで食べたいものを食べることが良いような気がしています。


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