ごっとさんのブログ

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変異した新型コロナウイルスを発見

2020-11-18 10:25:38 | 時事
新型コロナウイルスの急激な感染拡大で日本列島は大揺れになっています。

11月14日には国内感染者が1737人確認され、1日あたりでは最多の新規感染者数となっています。

一般的に気温16度以下、湿度40%以下になるとウイルスの活動は活発になるとされています。これからは今まで以上の警戒が必要で、感染拡大の防止は難しくなってきます。

ただ私は多くの人が「コロナ慣れ」してきており、4月の第1波のころと比べて、それほど恐れていないような気がします。今ではマスクをしてこまめに手洗いなどが日常化しており、感染防止が無意識のうちにできているような気がします。

それでも気になる情報が入ってきました。欧州では新型コロナに新たな変異が生じて再感染しやすくなったのではないかというニュースで、英国グラスゴー大学の国際研究チームが報告しました。

新型コロナが人間の細胞に感染するには、ウイルスが持つカギとヒト細胞のカギ穴がぴったりとはまる必要があります。カギにあたるのがウイルス表面にある突起状の「Sタンパク質」で、カギ穴に当たるのがヒトの細胞表面にある「ACE2受容体」です。

今回変異が疑われているのはこのウイルスのSタンパク質の439番目のアミノ酸の変異です。この変異により、今までの新型コロナで作られた抗体が、変異したウイルスに効かなくなる可能性があることが示唆されました。

新型コロナに一度感染すると生体内の免疫系が働き、ウイルスに対する特異的な抗体を産出できる細胞が増加して、抗体によってウイルスの感染・増殖を抑えます。

このように新型コロナに対する免疫を獲得した場合、新型コロナに再度感染しても対する抗体がすぐに産出されるのでウイルスは増殖ができず、症状が重くなることは少なくなります。しかしこの変異した新型コロナはその抗体が効果を示さない可能性があるようです。

この変異は少なくとも独立に2回、欧州で発生していることが報告されています。この変異ウイルスはそれぞれ500回以上確認されていて、増殖効率に関しては今までの新型コロナとあまり変わらない、別な報告では少し劣るかもしれないといわれています。

現在開発中のワクチンや、感染して回復した患者の血液を注入して抗体を作る血漿療法も変異した新型コロナに対して効きづらくなる可能性もあります。

この変異に関して私は、新型コロナがRNAウイルスであるため当然出てくると考えていました。しかしすべてのウイルスが変異するわけではないので、それほど心配することではないと思っています。

それよりも毎日新規感染者数を発表して、その数に一喜一憂するような報道をそろそろ改めて、インフルエンザの患者数のような扱いにするべきではないかと考えています。



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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2020-11-28 23:25:30
自分で書かれた記事はありますか?笑
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