ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

新型コロナのワクチンの多重接種に意味はあるのか

2022-08-10 10:30:17 | 時事
先日新型コロナのワクチンの4回目接種を近所のクリニックでやってきました。私は4回目接種が話題になり始めたころから、ほとんど意味のない接種はやらないとかみさんに言っていました。

ところがかみさんは10月に友人とハワイに行く計画を立てており、こういった行動の安全のために4回目の接種を受けたいといってきました。こういった安心感というのも色々メリットがあるだろうということで、ついでに私も接種してしまいました。

このクリニックでは4回ともファイザー製のワクチンということで接種したのですが、このブログでも触れたことがあるようにワクチンについては多くの問題がある気がします。

まずワクチンはファイザーやモデルナなど何社かが開発していますが、例えば同じRNAワクチンといっても全く同じRNAが使われているとは考えにくい気がします(例えば特許の問題などもありそうです)。

もし若干違っていれば当然やや異なるタンパク質に翻訳されるわけです。ヒトの免疫システムは非常に厳密なものですので、ファイザーのワクチンではそれ用の抗体ができ、モデルナでは異なった抗体ができると考える方が自然な気がします。

2回をファイザーワクチンを打ち3回目がモデルナだった場合、本来ファイザーで構築された抗体を活性化するはずですが、新たなモデルナ抗体という別な免疫システムが作られるのかもしれません。

この場合もしコロナに感染した時、どちらの抗体が作られるのかなど非常に興味はあるのですが、こういった情報は全くありません。まあこの辺りは可能性がある疑問点という程度のものかもしれません。

では実際にワクチンの多重接種の効果を考えてみます。ある程度ワクチン接種が進んだ時期として、2021年1月の第4波では最大感染者数は2500人程度でした(感染数は注目している東京都の数を示します)。

その後昨年7月の第5波ではこの数が5000人を超えるまで増加していますが、このころには大部分の2回目接種が完了しています。そして3回目接種が進められた今年2月の第6波では最大感染者は2万人を超えています。

この波は速やかに減少せず、1000人程度の感染者のまま今回の第7波となり、最大感染者数は4万人を超えてしまいました。この時点で3回目接種は60%程度ですが、この推移のどこにワクチン接種の効果が出ているのでしょうか。

ワクチン接種の目的はすぐに治る、つまり重症化を予防するものであって、その目的は達成されています。しかし政府や自治体が推奨している多重接種による感染者数の減少は全く認められないといっていいのではないでしょうか。

結局ワクチンの多重接種は、何か対策を取っているというデモンストレーションで終わっているような気がします。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿