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「移民」の受け入れ方

2017-01-15 10:38:24 | 時事
タイトルの記事を読みましたが、現在日本には270万人の外国人が生活しているようです。

実のところこんなに多いのかと驚いたのですが、他の国から比べると少なくて驚くような人数なのかもしれません。

自宅はいわゆる学生街ですので、海外からの留学生などかなり多く、外国人が買い物をしていたりは普通のことと受け止めていました。また20年ほど前に出向していた国が出資の研究所は、海外からの若手研修生を受け入れたり、ポスドクとして海外から人をかなり取っていましたので、外国人には慣れていると思っていました。

その後私は派遣社員として、市内の研究所に勤務しました。そのとき派遣会社の担当者が、研究所の近くの2つの工場は、いわゆる3Kの職場の様で若い人が全く入らず、今では3分の1が外国人となっていると聞きました。

確かに所用があって工場に行くと、働いている人がほとんど外国人で異様な感じがしました。この近辺は市の工業団地の一角ですが、この少し離れたところに友人が住んでいます。そこが外国人居住者が非常に増え、治安が悪くなりついにそのそばに交番ができたということです。

このように移民というと無関係のような気がしていましたが、かなり身近なものになってきたようです。この記事では270万人のうちアジアが190万人で、中国が67万人、韓国が45万人、フィリピン23万人、ベトナム17万人であり、その他南米からも23万人が来ているようです。

これだけ多くの外国人が働いているということは、日本の重要な労働力といえます。もう国も「単純労働の外国人は受け入れない」という建前を、止める時期のような気がします。観光ビザで入国した外国人の不法就労が目立ち始めたころ、移民必要論も出たようですが、欧米の受け入れ国で社会が分断された実態などから、慎重論が強いままになっています。

そのため日本には移民受け入れのための施策は全くなく、日系人のみ受け入れるという奇妙な制度ができています。また技術移転という名目での研修生制度があり、短い在留期間で実質的に就労させるという、いろいろ問題のありそうな制度もできています。

日本はアジア唯一の経済大国ではなく、自国の何倍もの賃金をもらえる国ではなくなっています。門戸を開けば、外国人が押し寄せる状況ではなくなっているような気がします。現在すでに外国人が重要な労働力である以上、移民として受け入れ何らかの定住策を設ける必要な時期になっているような気がします。

グローバル化といって日本人が外国に出ていくだけではなく、外国人を労働者として受け入れる必要がありそうです。

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