昼寝というと何となくほっこりして気持ちよさそうな感じがしますが、実は遺伝子が関与しているという研究結果が発表されました。
ちなみに私は若いころ寝不足であったにもかかわらず、昼寝というのはほとんどした記憶がありません。ハーバート大学の研究グループが、昼寝の頻度と関連する遺伝子を多数見つけ、その多くが生活習慣病と関連していることを明らかにしました。
これによりこれまで疫学的事実として知られていた昼寝と生活習慣病リスクとの関係が単なる相関関係ではなく、因果関係である可能性を示唆しています。
昼寝は心地よく安らぎの時間と感じている人多いと思われますが、あまり良くない研究結果が次々と報告されています。昼寝の回数が多く昼寝が長いことが将来的に高血圧や糖尿病、心臓病などの生活習慣病の発症や、ひいては死亡リスクの増大と関連するなどという研究結果です。
その他昼寝はうつ病や認知症などの精神疾患とも関連しており、日中の眠気の強さや昼寝の長さが認知症の発症リスクの高さと関連していることが繰り返し報告されています。
ハーバード大学の研究は約50万人が参加している英国バイオバンクの遺伝情報を活用して行われました。このバンクには英国在住の40〜69歳のボランティアが自身の遺伝子情報と血液、尿、唾液などの生体試料、ライフスタイルや健康情報を提供し、その後も追跡研究に協力しています。
研究グループがこの遺伝子情報を解析したところ、昼寝の頻度と関連する123の遺伝子座(遺伝子の領域)が見つかりました。参加者のうち約10万人はアクチグラフという腕時計型のデバイスで客観的な睡眠計測も行っています。
123の遺伝子のいくつかは昼寝が疑われる休息時間の長さとの関連が確認されています。この結果をさらに検証し、123の遺伝子座のうち61の遺伝子座で昼寝との高い関連が認められました。
脳内で覚醒を促す作用を発揮しているオキシレンというホルモンの受容体遺伝子がこの遺伝子座に含まれており、そのタイプによって昼寝の回数が異なっていました。つまり覚醒力が低い遺伝子パターンを持っている人がより多く昼寝をしている可能性があります。
この研究参加者は働き盛りの世代が多く含まれており、この世代の昼寝は睡眠不足や夜勤などライフスタイルの影響が大きいと考えられてきましたが、少なくとも昼寝行動の一部は遺伝的な影響を受けている可能性が示されました。
昼寝の頻度に関わる遺伝子が多数見つかり、今後機能が解明されれば、昼寝が多いことがどのように生活習慣病を引き起こすのか、そのメカニズムについても明らかになるとしています。
私は昼寝ができず損をしているような気がしていましたが、どうもそういう遺伝子がなかったのかもしれません。
ちなみに私は若いころ寝不足であったにもかかわらず、昼寝というのはほとんどした記憶がありません。ハーバート大学の研究グループが、昼寝の頻度と関連する遺伝子を多数見つけ、その多くが生活習慣病と関連していることを明らかにしました。
これによりこれまで疫学的事実として知られていた昼寝と生活習慣病リスクとの関係が単なる相関関係ではなく、因果関係である可能性を示唆しています。
昼寝は心地よく安らぎの時間と感じている人多いと思われますが、あまり良くない研究結果が次々と報告されています。昼寝の回数が多く昼寝が長いことが将来的に高血圧や糖尿病、心臓病などの生活習慣病の発症や、ひいては死亡リスクの増大と関連するなどという研究結果です。
その他昼寝はうつ病や認知症などの精神疾患とも関連しており、日中の眠気の強さや昼寝の長さが認知症の発症リスクの高さと関連していることが繰り返し報告されています。
ハーバード大学の研究は約50万人が参加している英国バイオバンクの遺伝情報を活用して行われました。このバンクには英国在住の40〜69歳のボランティアが自身の遺伝子情報と血液、尿、唾液などの生体試料、ライフスタイルや健康情報を提供し、その後も追跡研究に協力しています。
研究グループがこの遺伝子情報を解析したところ、昼寝の頻度と関連する123の遺伝子座(遺伝子の領域)が見つかりました。参加者のうち約10万人はアクチグラフという腕時計型のデバイスで客観的な睡眠計測も行っています。
123の遺伝子のいくつかは昼寝が疑われる休息時間の長さとの関連が確認されています。この結果をさらに検証し、123の遺伝子座のうち61の遺伝子座で昼寝との高い関連が認められました。
脳内で覚醒を促す作用を発揮しているオキシレンというホルモンの受容体遺伝子がこの遺伝子座に含まれており、そのタイプによって昼寝の回数が異なっていました。つまり覚醒力が低い遺伝子パターンを持っている人がより多く昼寝をしている可能性があります。
この研究参加者は働き盛りの世代が多く含まれており、この世代の昼寝は睡眠不足や夜勤などライフスタイルの影響が大きいと考えられてきましたが、少なくとも昼寝行動の一部は遺伝的な影響を受けている可能性が示されました。
昼寝の頻度に関わる遺伝子が多数見つかり、今後機能が解明されれば、昼寝が多いことがどのように生活習慣病を引き起こすのか、そのメカニズムについても明らかになるとしています。
私は昼寝ができず損をしているような気がしていましたが、どうもそういう遺伝子がなかったのかもしれません。
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