kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

ボランティア会議にて

2011年03月02日 | 日記
       
 かつて勤務していた老人ホームで、ボランティア会議が行なわれた。 
私が勤務していた頃からのお付き合いだから、もう30年近く活動実績がある
方々も多い。札幌市のボランティアスクール修了生グループ、地域の婦人会、
日赤奉仕団、宗教関係、民放クラブ、美容師グループなど多くの団体・個人が
定期的に、お話相手やレクリェーション、音楽や舞踊などで、入居者の無聊を
慰めて下さっている。また洗濯物を整理したり、車椅子を点検整備して下さる
方々もある。こういう地道な作業も、施設介護職員としては大変に有り難い。
高齢者の生活支援とは、実に広範囲に亘っており施設職員だけでは、とても
手が廻らないのが実情である。
 日々の状態把握、心身の健康管理、認知障害に起因する問題行動、その上
家族対応から膨大な記録物まで、際限ない介護業務に疲れ果て、燃え尽きて
しまう職員も少なくない。そんな時、ボランティアの優しい手があると救われる。
傍らに居て見守り、話し相手になって頂くだけでも高齢者は安心し、落ち着きを
取り戻す。不安感や焦燥感を軽減してくれるだけで、高齢者に笑顔が広がる。
特に難しいことは無い。ただ温もりを伝えてくれるだけで良いのだ。
     
 今日の会議で良い話を聞かせて頂いた。自分の老親に優しく接することが
出来なかったが、その後この老人ホームでボランティア活動を通して様々な
勉強をさせて貰った。一人でも多くの人々が介護ボランティアを体験して、
他者を思いやる心を学んで欲しい…と。
 今日の会議に出席した方は口々に、ボランティア活動を通して元気を貰う、
良い社会勉強をさせて頂いていると話していた。
支えることは支えられること…、皆で支え合う暖かい地域社会を目指したい。
コメント (2)
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