
この一週間に起きた様々な出来事は、まるで現実とは思えない悪夢のよう。
思えば、数年前に夫婦で春の東北を訪ねたことがあった。
福島空港に降り立ち、猪苗代湖と会津若松城を観光し、東山温泉に宿泊。
2日目は磐梯山と湖沼を巡り、喜多方でラーメンに舌鼓。山形県に入り蔵王の
濁り湯を楽しんだ。翌日は蔵王のお釜を眺め、

始めて聞く地名・置賜(おきたま)地方を通って秋田県へ。小野小町の出生地と
いわれる雄勝町で、美味しい稲庭うどんを頂いた。角館で見事な桜を愛でた後、
3日目の宿・田沢湖高原温泉の湯で疲れを癒した。
その翌日は青森県へ抜け、ゆっくり十和田湖と奥入瀬渓流を堪能した。
最終日は、岩手県へ入り中尊寺を観光。宮城県は松島湾遊覧を楽しんだ後、
仙台空港へ。ちょっと駆け足だったが、充実の4泊5日東北6県巡り旅だった。
ユーモアたっぷり東北弁を駆使するガイドさん初め、人々が明るく迎えてくれ
久し振りの夫婦旅を満喫したのだった。

今回、大惨事に見舞われた東北の人々を想うと、胸が押し潰されそう。
それでも被災者同士で助け合う様子や、子供たちの笑顔を見ると救われる。
TVで見たが、避難所の整理整頓が行き届いている様は、驚くばかり。
海外からも日本人の冷静さ、礼儀正しさ、協同性など、高く評価されているそう。
子供の卒業式に立ち会った母親が、子供にこの苦しい体験を生かして欲しい、
きっと良い大人になるだろうと述べていた。その意気があれば、きっと大丈夫

東北は大丈夫

《 離れていても心はひとつ、がんばろう東北 》