kimitsuku独り言

日々の暮らしから感じたあれこれを
ひとりブツブツ独り言

再会…『木漏れ日の家』にて

2011年07月26日 | 日記
         
 今日は『木漏れ日の家』にてボランティア。昼食時のひと時、施設実習中の
学生やホームヘルパー研修生に、コーヒーなどサービスするのが仕事です。
「こんにちは、お邪魔します」。車椅子を押した男性が訪れました。
昨年も一度お逢いしている、施設入所されている叔母を訪問した甥さんです。
学生時分に随分お世話になったのに、横浜在住なので年に一度しか来れず
申し訳なく思っている…、前回そんな話をされていました。
 久しぶりに逢われた叔母の、すっかり弱々しく頼りなげな様子に心を痛めて
いました。趣味も多く明るかった叔母が年老いた姿にショックを受けたよう。
もっと好きなことをさせてあげたい、好きなものを食べさせてあげたい、施設は
有難いけれど制限が多く自由が無いと、残念そうな口振りでした。
甥にとっても自分の老いが身近に感じられ、切ない胸のうちを吐露したものと
思われました。
福祉施設入所者の安全安楽と自由、リスク管理、ご家族の想い…etc。
一緒に話を聞いていた若い学生にとっても、将来への指標となる体験だった
ことでしょう。誰もが直面する老いの暮らし、自由で安心な老後の日々。
「今度いつ来てくれるの」、甥の手を放さずそればかり口にする老婦人を見送り
ながら、自分自身の老いを考えさせられたことでした。
コメント
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