町一番のショッピングモール。と言っても地上2階建てだから、町の規模が分かろうかと言うものだ。
そんなショッピングモールで不思議な後ろ姿を見かけた。小さくて細くて、小学生のような体つき。全体にジャージ素材の衣服で、黒いパーカーにグレイのマ イクロミニスカートなのだが、足がショッピングピンクのタイツで覆われている。
「なんじゃこりゃ」と頭の中で松田優作の声が響く程のドピンク。「君子危うきには近寄らず」とばかりに、早足でその場を去ったのだが、モール内をぶらぶ ら歩いていると、前から見覚えのあるピンクが視界を捉えた。
下から舐め回すように見ると、黒い靴(素材は忘れた)、ショッキングピンクのタイツ、グレイのマイクロミニはワンピースだ。その上には黒いパーカーを羽 織り、顔は…おっさん! 角刈りにグレイのハンチング帽を被ったまぎれも無いおっさん。しかも、80歳は超えているだろうか…おじいさんだ。
どっ、どうしちゃったのだー。モール内で何かのイベントでも…ある訳も無く、仮にあったとしても、老人を使うことはまず無いだろう。
個人の趣味なのか、間違えたセンスなのか、どうかしちゃったのか、都会ならまだしも、このおっさん、見る人が見たら、どこの誰かは明確なのに勇気ある決断。
因に、香取慎吾が大写しになった「座頭一THE LAST」のポスターに食い入るように見入っていたのだった。
そんなショッピングモールで不思議な後ろ姿を見かけた。小さくて細くて、小学生のような体つき。全体にジャージ素材の衣服で、黒いパーカーにグレイのマ イクロミニスカートなのだが、足がショッピングピンクのタイツで覆われている。
「なんじゃこりゃ」と頭の中で松田優作の声が響く程のドピンク。「君子危うきには近寄らず」とばかりに、早足でその場を去ったのだが、モール内をぶらぶ ら歩いていると、前から見覚えのあるピンクが視界を捉えた。
下から舐め回すように見ると、黒い靴(素材は忘れた)、ショッキングピンクのタイツ、グレイのマイクロミニはワンピースだ。その上には黒いパーカーを羽 織り、顔は…おっさん! 角刈りにグレイのハンチング帽を被ったまぎれも無いおっさん。しかも、80歳は超えているだろうか…おじいさんだ。
どっ、どうしちゃったのだー。モール内で何かのイベントでも…ある訳も無く、仮にあったとしても、老人を使うことはまず無いだろう。
個人の趣味なのか、間違えたセンスなのか、どうかしちゃったのか、都会ならまだしも、このおっさん、見る人が見たら、どこの誰かは明確なのに勇気ある決断。
因に、香取慎吾が大写しになった「座頭一THE LAST」のポスターに食い入るように見入っていたのだった。