![Correspondence Correspondence](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/8f/f2c84bf40ef106ab8337df62b7f3c742.jpg)
加えて生来の面倒くさがり屋の筆無精だから、
文通なんてしたことがない。
2週間ほど前だったっけ?
僕の拙いブログを読んだ見知らぬブロガーさんからコメントをいただいた。
それも、4年以上前にエントリーした記事にだ。
その記事の内容は、サリンジャーについてのものだった。
そんな記事をエントリーしていたことさえ忘れていた僕だったが、
それだけにそのブロガーさんの思わぬ訪問がうれしく、僕は喜々としてレスポンスした。
以来、半月、まるで文通のようにコメントを交わし合っている。
僕らの話題は、
サリンジャー作品のこと、
鈴木祥子のこと、
ジャン=リュック・ゴダール、ボリス・ヴィアン、セルジュ・ゲンスブールなど、
かつてパリの地下カフェに集ったボヘミアンたちのこと。
興味のない人には、何のこっちゃわからん内容だ。
どうやらそのブロガーさんは僕のことを買いかぶっているようで、
いろんなボールを投げてくる。
僕はといえば、自分の守備範囲のことだけをレスポンスしているに過ぎない。
だから、ブロガーさんには物足りないことも間々あると思う。
けど僕にとって、見ず知らずの人との -ある意味- 知的キャッチボールは楽しく、
記憶の彼方に漂っていた当時の想いが蘇るのは新鮮な刺激がある。
この文通で、久しぶりにサリンジャーを読んでみたくなった。