![Kotonohanoniwa Kotonohanoniwa](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/49/42512eeb59832ff416456e2dc93aeea0.jpg)
この作品も監督の新海誠氏も知らなかったけど、
WOWOW の番組表でみつけ、タイトルが気になって録画した。
ことし観た映画の中で、一番すばらしかった。
オープニングから度肝を抜かれた。
これ実写だっけ?と見まがう、風景画像の綺麗さである。
街のディテールまで丁寧に取材されていて、
まるで新宿に紛れ込んでしまったかのような錯覚に陥った。
ストーリーの秀逸さは言うまでもない。
社会に疲れ、歩き方を見失った女教師。
世間にズレを感じている、靴職人をめざす高校生の物語。
「恋」なのか?「愛」なのか?「憧れ」なのか?
それは些末なことなんだろう。
二人は自分の道を歩き出す。
最後の最後にオッサンの心をえぐったのは主題歌。
大江千里の『 Rain 』を秦基博がカバーしていた。
この物語はこの曲にインスパイアされて制作されたのでは?
と思うほどフィットしていた。
この映画の3要素「言葉」「色彩」「時間軸」をこの曲は融合させ、
僕らは美しい世界に住んでいるんだと納得させられる。
タカオがユキノのために作ったパンプス。
渡せたんだと思いたい。