6月19日（娘は一人4役）

昨日デイから帰ってきたら、娘が私に謝るではないか。
一体、何があった？
尋ねたら、娘がいとこの姉のように慕っているデイ・スタッフさんから、
父の日のサプライズで手紙を私に内緒で書いて貰いたいと頼まれていたのだけれど、
いろいろ用事があって失念（平たく言えば書き忘れ）してしまったとのこと。

そうかそうか、それで納得した。
デイのお兄さんがサプライズを企画してあると言ってたけど、
待てど暮らせどデイでは一向に出て来る気配がなくて、
どうも変、おかしいと思ってた。

手紙こそ書き忘れしただろうけど、
その代わり思わず目頭が熱くなるような感謝の言葉を娘から貰った。
それを聴きながら、
『俺は仕事人間であまり家庭を顧みなかったけれど、なんていい子に育ったんだ。
　俺は死んだオヤジに一度も感謝の言葉さえ言ったことがなかったのに・・』、と思った。

『妻です、母です、今春からキャリアウーマンです、そして私の介護者です』と、娘は一人４役の身。
そのうえ私の娘ですと一人５役もやってたら、それこそパンクしてしまう。
この際は父の日の手紙の書き忘れなんか気にせずに、
母は一家の太陽なのだから、健康に充分注意してやって行って頂戴。