八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

6月23日(私の顔面マヒのあれこれ)

2017年06月23日 14時41分31秒 | 脳幹出血
◇昨日のカラオケで発声の調子が狂ってしまったけど、好い機会なので顔面関係の後遺症を書き出してみる。
  一口に顔面マヒと言ってるけど、具体的にはさまざまある。

   ①発声難・・・咽喉、声帯、舌、口腔、唇等がマヒしているので、発声音の明瞭さに難がある。
             喋る語句の多い長い会話、喋るスピードが早い会話は、非常に苦手。
   ②視覚・・・視力低下、両目の映像ズレと揺らぎ、まぶたを閉じれない。
   ③聴覚・・・両耳に耳鳴り、耳が遠い、音の方向感覚が分からない。
             風雨や雨音はかなり強いものでなければ、夜中であっても聴こえない。
   ④臭覚・・・臭覚レベルは低いけど、生活上の支障はない。
             倒れて数年間は、トイレの匂いがほとんど感じなかった。
   ⑤味覚・・・味覚もレベルは低いハズだけど、全く不便を感じていない。
            むしろ食い意地や甘味へのこだわりは強くなった。
   ⑥触覚・・・マヒ顔面側が弱いので、時々電気カミソリの深剃りで傷をつけることがある。
            女房が生きていた頃はしょっちゅう顔に傷を作ってたから、
             『私(妻)が虐待しているみたいだから、顔に傷をつけないで!!』と、よく言われていたっけ。
   ⑦外観・・・顔面の片側は弛緩(ゆるみ)、もう片側は緊縮(ちぢみ)と、顔面の左右が非対称に歪む。
            男の私でもどうしても暗くなる。女性にはかなり辛い問題だと思う。
   ⑧その他・・・まぶたを閉じれないマヒ眼の保護のためにも水洗いしないで、温タオルで拭いて貰っている。
            また、フェイスクリームもマヒ眼周辺を避けて塗って貰っている。(手の失調)          

  上記の一番の問題は、なんといっても視覚=眼だ。
  まぶたを閉じれないことによる感染→充血防止のために、毎朝夕、マヒ眼に抗生軟膏(エコリシン)を入れている。
  また寝る時には少しでも眼の乾燥を防止するためにも、毎晩無菌ガーゼでマヒ眼を塞いでいる。
  抗生軟膏を欠かさず処方して貰うために、眼科クリニックに毎月定期診察に通っているけど、
  車イスの私が直接行かなければならない(薬だけはダメ)ので、正直これが一番荷が重い。

   ps:眼の軟膏でも当初は非抗生のフラビタンを使っていたけど、フラビタンではしょっちゅう眼が充血しがち。
     それで、倒れて2年目からは抗生軟膏のエコリシンを使っている。
     倒れて12年目に一度フラビタンに戻してみたけどすぐに充血してダメ → それからはエコリシン
     抗生剤は管理が厳しいので毎月診察が必要。フラビタンだと3ヶ月診察がOKなんだけどね。

  参考)顔面マヒについての5年前の記事

◇今日も爽やかにスカッと晴れた。
  在宅日だから昨夜のゴチをビデオで見ながら、ぼちぼちとリハでもやるべー
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする