1996年に出会ったので、1996年と書いたが、実際は、もう少し前の作品かもしれない。
データがない。
というのも、余り知られていない作品だからだ。
FFWDとは4人のユニット。
Fはロバート・フリップとTHE Orbのトーマス・フェルマン。
あと2人は忘れてしまったが、何より重要なのは、フリップ&FFDという点なのだ。
アンビエント系のFFD軍とフリップが手を結んだ点である。
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さまざまなSE・自然音とフリップのギターそれらが、1つのストリームになって、アンビエントやダブ的な音処理とともに仮想空間として、提示される。
1996年はずいぶんとこれをBGMにして、3月までいた大阪の熱気と、帰ってきた東京の冷ややかな冷気のギャップを鎮めるための音楽としていた。
曲ごとに色調は異なるが、1曲目を聴いた際に、その美しい音に惹かれたものである。
こういう情報で、ピンときたヒトは一聴を。
しかし、ジャケットはひどいデザイン、これを見てロック寄りの音楽を想像しないほうが良い。