【映画「グーグーだって猫である」予告編】
本当に切ない映画である。
それは、13年半付き合った「まみちゃん」との別れ・絶望を感じた僕自身と透かしながら見ているからかもしれない。。。。。
しかし、この映画における漫画家 大島弓子演じる小泉今日子のステキな佇まい・愛するものを失った悲しみを引きずりながらも、それでも生きていかなければならない現実の中で、彼女が時折見せる「遠い目」「遠くを見ている表情」の本当に永遠を感じさせるようないとおしい美しさが、この映画全体にふくらみを持たせていて、胸が打たれる。
子宮ガンを宣告され、子宮も卵巣もリンパも切除されながら、「グーグーが、長生きしますように・・・」と空に指を伸ばしながら語る「祈り」の切なさ。。。。
自分がネコ好きなのもあるが、それを通り越して見える「生きる」という事の困難さをゆったりと語りかけてくれる素晴らしい映画です。
是非、みんなにも見て欲しい映画です。