3月9日(土)10/1℃、晴れ、強風。夜明けネコども騒ぐので、仕方なく起きてカリカリ与え、再び寝床に戻る。その後、連中が眠りに来て・・ちる坊をふところに入れたがそれもつかの間。えっくんが風に揺れるレースカーテン相手にボクシング、それをやめさせようと動いたら、ちる坊もそっちに行ってしまい・・・・ふたりともカーテンの向こうとこっちを行ったり来たり、ひなたぼっこ半分・カーテン遊び半分、こちらはまったく眠ることも落ち着くこともできない。困った問題。
昔のAMラジオCMが懐かしさ充満、延々と繰り返しイヤホンで聴く。このまま死ぬまで聴いて終わるならそうしていたい。だが、起きては諸業務に従事セネばならない。・・・ネコのうん〇片付け、ゴミ出し、草花手入れ、ハミガキ、お茶入れ等々、主夫は多忙なのだった。
夕方ひとりで目的もなく自転車をゆっくりゆっくりと転がして、外を徘徊する。なにも決めずになりゆき任せで走った末、某花屋が見えてくる。。。私の少し前を自転車で走り抜いた若い母子がその花屋に数秒早く到着し、ガラガラッと中に入っていく。いきなり入るあたり常連なのだろうか?「お花、お花」と言うお花好きの小さい女の子が居てこその勢いだろうか?。相対するように奥から店主がやって来る姿、そのなりゆきを見ていた。以前よりカツラと疑わしい店主がきちんと髪型と身なりを整えて、店の奥から前へ花だらけの花道をやってきた。。。こちらは中に入る前に、外に並んだ花の苗を見ていたが、これという決め手がなくて、見るだけで去った。。。
その後も自転車回遊で別の花屋、スーパーを巡る。どこかでカラダを温めたいと喫茶店候補を思案するが、どこも個人経営の喫茶店は17時・18時あたりで店を閉じてしまうため、そしてこうして迷っている間に時間が経ってしまい・・・冷え性の自分はこらえきれず、結局チェーン店に入ってコーヒーを飲むこととした。
土曜の夕刻。もうみんな家に帰って夕食にありつく頃にこんなお店に居る。社会や家庭といった軌道から疎外されて数十年生きてきたことを感じる。コーヒー飲むまわりにいる数人の若い者たちを眺める。。。/数年前から同居人のいる今、自分はそんな疎外感を感じる必要ないよ、と友人には言われるが、そういうことはない。ひとりコーヒーを飲んでいるとしみじみ孤独を感ずるウィークエンドの夕刻。。。
90年代後半から2000年代、同じ週末・同じ時間帯 よく友人と3人で神保町界隈を漂っていた。中古レコード屋「Janis2」のお店の外の露店では、指を汚しながら安価CDを選び、店内に入っては流れた音楽に触発されながら中古CDを漁っていた。
そんな2002年のある日に出会った1枚はヨ・ラ・テンゴのCD。露店のオレンジの光とこの音楽とジャケットシーンの怪しさが記憶の底で繋がってインプットされている。
■Yo La Tengo「Everyday」2000■ ·
1曲目の苦し気なごとごと言うドラム。週末と平日を繰り返し、一年二年一生と繋がっていく「毎日」。