こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

好きな詩 「今日の空」(詩:高橋幸宏)

2005-09-17 00:20:51 | 詩、セリフ・・・そして、コトバ
秋と感じた今日。
頭の中で、幸宏の「今日の空」が鳴っていた。
切ない叙情・・。

闇の浪人時代に聞いたこの詩。
アルバム「Once A Fool・・」の<珍しい>宣伝CMでかかっていた。

夕暮れ空に鳥が飛び交い、いとうせいこうが「Once A Fool・・」というCMを思い出した。血のように紅い空を。

この曲は、自らの神経症的傾向と格闘し続けたユキヒロ特有のロマンティシズムの代表曲だと思う。
この曲を、単純な「ラヴソング」という俗的なくくりでくくられることを、私は徹底的に拒みたい。
詩に書かれた言葉をそのまま受け取ること無く、そのコトバの隠喩としての影にある何かを受け取って欲しい、、、。

神経症、鬱病を患う自分ゆえに、そう思うのかもしれないが。



「今日の空は少し 悲しいって
街を駆ける 君は 笑いかけた

雨にぬれた
路の上には
君の影が はしゃいでる

ほんのわずかでいい 僕を見てよ
揺れる肩の髪に 祈る気持ち

雨あがりに
君をつれだして
僕は一人、又 ため息

細い指先が ふるえて
淋しそう
君の気持ちなら わかるさ
彼のことを 好きだね・・・

君はきっと何も 気づかないね
いつも僕は君を 思ってるよ

僕は只の
馬鹿な臆病さ
君の横顔 見てるだけ

今日の空は少し 悲しいね
やるせない雲だけ 僕を見てた」


1985年11月1日発売
アルバム「ONCE A FOOL,…」 より。

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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テント (ドラム小僧)
2005-09-19 21:05:06
この頃キャニオン傘下のテントレーベルから出していましたよね。慶一と二人で「朝からテント張って頑張っています。」と馬鹿なことを言っていましたっけ。
返信する
ドラム小僧さんへ (かたちんば)
2005-09-19 21:14:44
そのとき発掘したのが、高野寛さんですね。



なつかしいなあ。
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テント・オーディション (ドラム小僧)
2005-09-19 23:59:45
ってあったのですが出来レースだったみたいですよ。
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Unknown (加藤 圭三)
2014-10-13 17:40:30
ユキヒロさんの歌詞で最も好きです ユキヒロさん 言うところの 情けない男がよく表れています 
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Unknown (かたちんば→加藤さんへ)
2014-10-13 23:31:04
当時、作品「Once A Fool」はそれまでからの大幅な方針転換と軽やかなショックでしたが、「今日の空」は私にとっても、ことあるたびにメロディが浮かんでくる一曲です。
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