こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

高橋幸宏 「The Left Bank(左岸)」'88

2008-07-28 23:41:30 | 詩、セリフ・・・そして、コトバ


この川はいつからか 水が流れてない
ゴミの山と錆び付いた船あるだけ

苔のように

恐竜の時代から 変わってないことは
太陽と空と生と死があること

過ぎてしまうこと

向こう岸は、昔住んでいたところ
左岸を 海に向かって
僕は歩く 君を愛しながら

この愛はいつからか 片側だけのもの
お互いの心さらけだすそのとき
愛は黙ってしまう

向こう岸は、キミと住んでいたところ
左岸を 風に向かって
僕は歩く 君を忘れながら

最強の敵は自分の中に居る
最高の神も自分の中にあるはず

向こう岸に 僕の肉が迷っている
左岸で 骨になるまで
僕はしゃがんで

ついにキミに触れたことなかったね
つぶやいて泥で顔を洗う

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4 コメント

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Unknown (イーゴ)
2008-07-29 22:17:31
この唄、高校の頃からよく聴いてました。思い入れありすぎです。幸宏のアルバムの中でも「イーゴ」は特に好きですね。左岸はビートニクスのひとつの完成形みたいな…。今聴いても歌詞が凄すぎます。
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私も (かたちんば→イーゴさんへ)
2008-07-30 01:40:44
私も、大学生の頃、「EGO」はよく聴きました。

詞は鈴木慶一ですが、曲は、2人で争って作ったので、コード進行が難しいんだよね・・・

って、「ソリトン Side-B」で、慶一が言っていたのがわかるように、途中で、変調というかアンバランスな部分が出る曲ですが、好きです。

「左岸」って、何かの隠語なんでしょうかね?
自分には、未だにそれが理解出来ないのですが。
イーゴさん、わかったら教えてください。
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Unknown (イーゴ)
2008-07-31 00:20:00
僕もよくわからないのですが…。自分なりの勝手な解釈として、あの世とこの世の向こう岸…。仏教的な彼岸までとか…。そんな意味も含んでいるのかなと…。あとはビートニクスだけに、パリのセーヌ左岸界隈(実存主義者の若者達が集った、フレンチビートニク…、左岸文化)から取ったのではないかと思っていました…。そう言われると謎かけのタイトルですね。かたちんばさんはどう思いましたか?。
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さすが (かたちんば→イーゴさんへ)
2008-07-31 00:34:32
さすが、イーゴさん、深い。

僕はてっきり、英語で左岸というのが、何かを意味する、隠喩のような言葉と思っていました。

河をはさんで、というのは、確かに彼岸と此岸を思わせます。

彼方に「キミ」がいるというのは、幸宏にはよく出てくるフレーズです。僕は、それを、母の原型をした実在しない、夢の「彼女」だと思っています。

自分には、実は、この詞には疑問が多くあり、好きなのだけど、本人たちに聞いてみたくてうずうずしているんです。
なかなか、今まで、これについて語った時がないように思います。
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