「フィールドワーク (Field Work )」1985年2月にリリースされた坂本龍一とトーマス・ドルビーとのコラボレーションシングル。
まずは、2月に7インチのシングルが発売されたので、すぐレコード屋さんに飛んで買いに行った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/f1/82cffc5f167f492beb54c878f37564a4.jpg)
A面が、トーマス・ドルビーによる「ロンドン・ミックス」
B面が、坂本龍一による「東京ミックス」。
浪人を目の前にした1985年2月、よく聴いた。
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そして、その後、1985年4月、ついに浪人が決定した時、みんな高校の仲間で、駿台予備校のある御茶ノ水に集まった際に、自分は、このシングルの12インチ盤を、ディスク・ユニオンで買った。
新しい人生の局面のスタートに、この「フィールド・ワーク」の12インチの「ロンドン・ミックス」が流れていた。
これを聴きながら、自分で自分を勇気づけていた気がする。
名曲である。
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アレンジは坂本龍一と立花ハジメが行い、立花ハジメが、ジャケットのアート・ディレクションを行っている。
作曲は、ロンドンと東京のテープの往復で作られていったようである。
あと、個人的に好きなのが、12インチ・シングルのB面一杯に、15分にわたり収まっている「エクジビジョン(Exhibition)」という曲。
様々なノイズ、音波、短いフレーズがくり返しかかるアンビエント調の曲だが、この曲を、東京の夜のビルの明滅する風景を見ながら・歩きながら、よく頭に描いたものである。
浪人時代の曲の中でも、想い出深い曲である。