■坂本龍一・大貫妙子&高野寛 「君とボクと彼女のこと」1994■
(アルバム「Sweet Revenge」より)
彼女は約束をした 夏が来たら暮らすことを
ボクは仕事を変えた かせぐために
昼も夜も働き
君には打ち明けたはずだと 信じ続けていた
寒い朝
突然に 彼女は消えた
ボクたちは もう何もさがさないだろう
それぞれに街を去り 会うのをやめた
三人の週末は、色を無くす
彼女はいつもの通り その日のすべてを話した
君に会っていたことも 知っていた
ボクはデキた奴じゃない
君を殴り飛ばし 友情を笑えば良かったのか?
ボクたちは10年後 「あの頃」のように
波を受け 風を切り 海原を行く
それぞれの家族をむかえ
輝いた航跡を・・・振り返らない
作詞 : 大貫妙子
ヴォーカル&ギター : 高野寛
ヴォーカル・キーボード・コンピュータープログラミング : 坂本龍一
午後の暗い室内。
意味の無いスクラップブックを貼り込みながら、繰り返し今日も聴く「スゥイート・リヴェンジ」。
その中で、耳では無く・脳に聴こえ・響いてくる優しい曲。
「君とボクと彼女のこと」の曲の美しさに、うかつにも涙がこぼれ落ちて止められなくなった。
当時の若きボクと彼女を想起しながら。
だから、見えない。
そんななかで、やっぱり不覚にも泣きました。
生きてきて良かった、という要素がありました。
でも唐突に、気持ちがそう傾いて、一気に、、、ということもあります。
今週も、夜な夜な大竹伸朗さんの語りや映像を見ながら、不覚にも涙が出てきました。
じぶんに何ができるのか?はかいもく見当が付かないけれども、ひたすら突き進むしかないんだ、という姿勢に対して、胸を打たれて、内なる情動が揺り動かされてのことでした。
生き続けることは、それ自体が切ないですね。
私も最近、すぐ涙がでてしまいます。
中学生の子供が不登校+毎日ネットカフェ通い+親の財布からのお金持ち出し・・・・というありさまで、なんだかな・・・です。
すみません。なんだかやるせないです。