こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

かたちんば徒然日記  ~あっという間の「お盆休み」~

2010-08-17 18:37:55 | 雑記帳


「お盆休み」などと言いながら、実質は、土日に2日だけくっついた4日のみの休みだった。
日本のこの暑さはやはり「異常」で、7月~、随分、写真散歩で歩いて来た、夏の疲れがどっと出た休みだった。

よくMZ師は言う。
「20年も奴隷のようにコキ使われてきた疲れが、数日の休みで取れるわけが無い」

まさに、そんな感じで、休んでも返って疲れがぶり返して来て、調子悪い4日間だった。

また、パソコンも、ある晩にビールひっくり返して寝ていたので、キーボード・マウスがパーになり、更にパソコン自体も調子悪くて・・・・
キーボード・マウスは買い変えて良くはなったが、パソコン自体が相変わらずです。

***

13日 金
Iくんと会社を突然解雇になった夢を見て起きた。
二度と会社にも行けず、パソコンも私物も触れない状態。

なぜか実家にIくんが来てくれていて、あいつ案外優しい面あるから、お袋がおでん作るの手伝ってくれていて、これから3人で「ヤケメシ」を食べる事だった。

みなには言わなかったが、勝手に会社行き、役員Hに「お前辞めれば俺ら7人分くらいになんだろ。お前が辞めろ!」と吐き捨てに行くつもりだった。
また、株主総会行ってヒト騒ぎする計画も練って居た。

・・・ああ、清々した。
という所起きてしまった。。。(〃_ _)

***

これですっかりやさぐれてしまい、夏疲れが取れないのもあり、珍しく外出ないで寝てばっかりしてしまった。

老体はビールもたんまり飲みながら1日中寝て居た。
夕方からニコ動で矢追先生のUFO番組を発見して、ずっと見ていた。


14日 土
昼起きて、アクエリアスを買って、浅草探検。
今日の仲見世通りはガイジン含めて、えらい人だかりで、実ににぎやか。

兄夫婦に上げるのに、自分の中でキテいる「手ぬぐい」を2人分チョイスして買う。

浅草寺の境内で、人だかりになっているところあるので、行ってみると猿回し。
可愛いおサルさんとおねえさん。



すっかり食い行って見ているうちに、ハマってしまった。
そこに、おねえさんから「おサルさん、丸いものじゃなくて四角いオカネが好きなんです」と言われて、逃げ場を失い、1000円をざるに入れた。

おサルさんも元気で、夏を越えていって欲しい。

***

そこから兄の家に向かい酒と食事を頂いた。
前から見たくて見られなかった映画「グーグーだって猫である」を見て、切なくなってしまった。



小泉今日子が、とても美しい存在感を持った素敵な映画だった。
猫好きにはたまらない、そして、切ない映画だった。



その後、音楽の話題になり、兄から「プログレッシヴ・ロック」の講座が始まってしまい、「ピンク・フロイドは、この分野では順位としては低い位置にある。キング・クリムソンは別格だ。」と言いながら、「これは知っているか?」といわれつつ「知らない」と答えると「そんな事じゃ駄目だ!」と言われて・・・・



イエス、ルネッサンス、ポポル・ヴー[これは僕も知っているよ!]、PFM・・・・・
際限なく講座が止まらないので、23:30に何とか切り上げて、おいとましました。

***

何とか終電の半蔵門線には乗れたが、押上止まり。
仕方なく、熱い熱帯夜の中、歩くが、汗が止まらなくなってしまい、途中からタクシーで帰ったら、深夜1:00.

ああ、疲れた・・。


15日 日
仮死状態でどんより。


16日 月
休み最終日も、寝てうなされているうち、15:00から行動を起こす事になってしもうた。
このままではいけないと、御徒町までタイ式マッサージに行く。
少しカラダが楽になるが、帰り道、あっという間に汗だくになる。

上野の20:00の気温、35℃!!!
異常である。



家に帰って、今日からの仕事に備え、夕ご飯を終えて、眠剤飲んで寝るが、1:00・3:30に2度起きる事になり、すっかりバランスを乱してしまい、再度起きると「えええっ!」という時間。


17日 火
やはり仕事が無いと、カラダのバランスが乱れるものである。
今日から、真面目に過ごそう。。。。。
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「ワールド・ハピネス2010」で、つい買っちゃいました。

2010-08-14 13:17:01 | 写真日和


「ワールド・ハピネス2010」は、20:15に大団円を迎えたが、結局、人が多すぎてすぐ帰るという訳にはいかず、ぶらぶら中でしていたら、アーチスト・グッズのコーナー発見。

「どうせ、ジャリ相手のグッズだろう。。。」と思っていたら、あら懐かしい、YMOの初期のアーチスト・フォトのTシャツあり。

しかも、写真家の鋤田さんの公認マーク入り。
3800円と結構高くて、悩んだが、とりあえず1枚買った。

ほかには、増殖のポスターになったデザイン、フジ・カセットCMで3人が空を飛んでいるやつとかあったが、この一番最初期の写真のものを選んだ。

今日は、これを着てでかけよう。
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写真日和 「Tokyo Sky Tree 20100812」

2010-08-13 01:19:19 | 写真日和


昨夜、トーキョー・スカイ・ツリーの第1展望台の中に灯かりがともった。

今は、カブトムシみたいにクレーンのアームが触手を天に伸ばしている。

自分のアニキ曰く「トーキョー・スカイ・ツリーは第1展望台が無い時の方が可愛かった。」というのもわからなくは無い。

現在408m。
これから、さらにまだ200m以上伸びることを思うと、本当にすさまじい大きさの鉄塔が建つんだなあ、という手塚治虫せんせいが数十年前に描いていた「未来的規模」の、人間の視野を離れたバベルの塔のような、この世離れた物体が現実化することに恐れている。

可愛いを離れて、気が遠くなる。
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「ワールド・ハピネス2010」でのプラスチックス

2010-08-13 00:36:06 | 音楽帳


今回の「ワールド・ハピネス2010」での、自分にとっての目玉の1つであった「プラスチックス」の一時的な再結成。

 正直、それを見た自分の感想はYESでもNOでもなかった。

***

 というのも、実際のプラスチックスの核であったハジメちゃんとトシちゃんが一緒に演奏したのは事実ではあったが、もう1人の重要な側面であったヴォーカルのチカは、既にトシちゃんと結婚はしたのだろうが、出てきたヴォーカルは、そのトシちゃんの実の娘で、その歌う様は微妙に「プラスチックス」のチープな良さを壊してしまっていたからである。

 チカがかつてうたっていたロボット的な無機質感の良さは無く、ヒステリックな叫びの混じる「プラスチックスもどき」の過去をなぞる、なおかつへたくそなヴォーカルであって、自分の娘を単純に舞台に上がらせてしまったトシちゃんの勘違いは、過去夢中になって聴いていた自分にとっては「おいおいおい、それはルール違反だぜ。」と醒めてしまった。

***

 まあ、多くの聴きに来た若造と音楽に浅い人にとって、この「プラスチックス」の再結成など、その意味などわかろうも無いだろうが、まさに革命的だった80年前後の数年のイノチだった「プラスチックス」の栄光を今、再度演奏しても、それは、余り意味の無い事だったのかもしれない。



 が、1981~1982年にかけて「プラスチックス」が空中分解し、メロンと立花ハジメのソロへと分離していく「日本のニューウェイヴ」の重要な未来的時代の断面を経験した自分にとって、ハジメとトシが同じステージに立つことだけでも意味があったのだ。

 しかし、ハジメちゃんはただギターを演奏するだけで、全くメインのところに顔を出そうとしないし、一方でトシは30年前と変わらぬ「周囲の空気を読むなんてふざけんな!」という野放図な姿勢は健在だったが、それぞれが距離を置いて、ひたすら演奏をするだけで、顔を見合わせる事も無く、今日この場に立つ事の意味も語らず終わって行ったのが、なんだか非常にわびしかった。

***

 また、新曲なり、新しい進展や融合がそこにあった訳でも無く、とても悲しかった。

 かつて、元気で天才だった「革命児」ハジメちゃん・ムーンライダーズの鈴木慶一さん・そして、幸宏・細野さんは、過去、素晴らしい幸宏のソロツアーで融合していたあのときを離れ、それぞれがそれぞれのたもとを分かつ世界に行ったまま、お互いに舞台の上で交流する事無く終わって行った事が、僕自身は悲しかった。

 それでも、舞台裏では再会を祝って、酒を酌み交わしながら話しが盛り上がっていたならば、それを聞いてほっとしただろうが、男と女の関係のごとく、時間・時代の流れというのは残酷なもので、二度とその時点に戻れないという事があるのだというのを想いながら、夕闇もどっぷり暮れた薄暗い中演奏をするプラスチックスを見ながら、1人立ち尽くしていた。
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写真日和 「ワールド・ハピネス2010の夕暮れ」

2010-08-11 22:41:33 | 写真日和


「ワールド・ハピネス2010」の17:15からは、日本最古の「永遠なるB級バンド」ムーンライダーズの演奏。

最初、インプロヴィゼーションのような音の渦だったが、それが大好きな名曲『くれない埠頭』だった事がわかる。

鈴木慶一さんは、金髪のマッシュルームカットにあごひげ姿。

***

この8月8日、猛暑を想定していた自分は、熱中症を恐れていたが、神さまが雲を運んできてくれて、小雨は降るわ、雲はすごい勢いで流れるわで、恐れていた事態にならずに済んだ。

多くの来場者が、若者か、もしくは、音楽に対するド素人ばかりの中、彼らが立って騒いで手を振っている間、自分は横になって寝て/逆に、そいつらが静かに座って退屈そうにしているときに、自分は立って、興奮してステージを凝視していた。

***

行きがけに、生意気な若造が、一緒に行く女相手に「ムーンライダーズはなあ~。今回はこんな曲やるんじゃね、あいつらのことだからなあ~。」と知ったかぶりしているのを聞いて、『殺す』『殴る』という姿勢になったが、ここで揉めたらYMOが見られなくなると思い、こぶしを鎮めたが・・・。

『おめえに言われる覚えはねえよ!!』と思った。

***

ムーンライダーズの演奏の頃、沈みかけた日の描く空の美しさに、1ショット撮った。
ムーンライダーズは、永遠にA級にならない・蒼き青春を歌う東京のバンドなんだ。
「お前らなんかにわかってたまるか」そう思った。
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「WORLD HAPPINESS 2010」とその後・・・・・

2010-08-11 21:55:13 | 音楽帳


すっかりブログを「放置プレー」にしていた理由はいくつもある。

●「ワールドハピネス2010」の日、イベント自体は20:15に終わったのに、帰宅したのは23:00、という帰路の過労からぶっ倒れた。

●翌日、月曜日はなんとか途中タクシー使って仕事場には行けたものの、半分寝ていたような状態。

●「歳を取ると1日置いて疲れが出る」説があるが、月曜夜中から筋肉痛、肩は腫れまくり・ひざから下の脚も腫れと痛みでどうにもならず、今日昼まで、水分補充・塗り薬・手で自らマッサージ・熱取りシップ・・・・・いろいろしたが、仮死状態だったのである。

●今日、午後仕事場には行ったものの19時にはガソリン切れ。

あっ!そうだ、今日、何も食べてなかったんだ(*_*)。
帰り道、お腹がキューキュー鳴るので、つい浅草でお店に入ってご飯を食べた。

***

追々「ワールドハピネス2010」については語りたいが。。。

●まあ~・・・・・、とにもかくにも原田知世ちゃんの「PUPA」での、神がかりに近いカワイサには驚いた!



途中から、ギターを首からかけ、ノイジーな音を奏でたが、まるでその様は大好きなマンガ「ストップひばりくん」作者の描く女の子のごとく、ぶっ飛んでいた。

●我輩の大好きな「エニィウェア」を歌う知世ちゃんは、40代とは思えないようなカワイサ・優しくきれいな声で、思わずトリハダが立ってしまった。

●「時をかける少女」の頃のボーイッシュなイメージは多少残しながらも、「女の子らしく」ありえないほどのピュアな歳の取り方をした女性というのを目の当たりにして、まさに目からうろこが落ちた。

●ヴォーカルに知世ちゃんを起用した、いつまでもスタイリッシュでセンスの良い幸宏の目は「さすが」で狂いは無かった。
まあ、プロデュースすると、すぐヤってしまう教授とは違う。

●1983年の幸宏のオールナイトニッポンに、ゲストで出た立花ハジメが「歩く性犯罪者」と教授の事を言い、のちにインクスティックで教授にぶんなぐられた事件も懐かしいが。。。

●当時、知世ちゃんがゲストで出た時に「教授のファン」と言っていたが、今のカワイサを維持するには、やはり幸宏がちゃんと守ってあげないとイケナイ。

●今、アキバには既に「形骸化」した「メイドもどき」がたくさん居るが、中身を伴わない着てる服がメイドなだけの連中とは違って、この知世ちゃんの今の有り様こそが『萌え』という状態なんだなと実感している。

●「PUPA」での知世ちゃんを見てから、熱にうなされたように知世ちゃんが歌う「エニィウェア」が頭の中で鳴り続けている。

●・・・・さてさて、元々無理してまで「ワールドハピネス2010」に行く事になった理由である大トリ「YMO」だが、19:15登場し・「ロータスラヴ」が演奏された瞬間に、それまで出ていたザコ・アマチュア・ミュージシャンが一気に吹き飛んだ。

●大物としての威風堂々としたオーラを放つ様は「楽しくて楽しくて仕方ありましぇ~ん(^U^)v」!
・・・・という事で、ぬあんと1時間に及ぶステージ!!

●最後のアンコール曲、「スコラ 音楽の学校」でも演奏したビートルズの「ハローグッバイ」にはナミダがちょちょ切れました。


いろいろあったが、老体を押してでも、過酷な「夏フェス」に行って良かった。
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「ワールドハピネス2010」現場より中継 (14:02)

2010-08-08 14:02:24 | 音楽帳
「ワールドハピネス2010」会場から中継
●「ラブ・サイケデリコ」というバンドは、素晴らしい曲を3曲2000年に作ってから10年間、それに似たような曲をたらたら繰り返し作っている、やはり所詮は狭い能力しかない駄目バンドなのに、ろくに音楽を深く聴かない馬鹿者[=若者]は立ってキャーキャー行ってる。
モンゴル800とかいうのもくだらない唄しか歌わない。
「馬鹿じゃねえの、こいつら(¬_¬)」とつぶやく。
それに比べて、頑張っていたのが、弱冠21歳の清竜人というヒト。
なかなか心に響く唄だった。

知世ちゃん・幸宏・高野寛くんのPUPAまで2:30。
まだ遠いなあ。
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WORLD HAPPINESS 2010前夜祭 PUPA 「ANYWHERE」'08

2010-08-07 12:15:33 | 音楽帳
明日は、ついに夢の島公園での「WORLD HAPPINESS 2010」なのだ。

正直、猛暑の中の夏のフェスティバルなので、いろいろグッズを買って用意している。
「地獄の夏フェス(+0+)!」

ラブ・サイケデリコ、モンゴル800などなど、日本の最近のバンドなんかどうでもいいが。。。。

16:20~のPUPA

17:15~のムーンライダーズ

18:45~のプラスチックス

そして、
19:15~のトリのYMO を倒れずに生きて観たい(-_-#)。

***

白Tシャツ・白帽子・ポカリスエットたんまり・おにぎり・梅干・焼け止め・ふりふり氷スプレー・QPゴールド・バンダナ・・・Etc、用意して臨むべし。



同年代でありながら、いつまでも少女のような知世ちゃんの歌う「ANYWHERE」を朝から聴いている。
ふわりふわりして心地よい。
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夏のフェイバリッツ⑬  はっぴいえんど 「夏なんです。」'71

2010-08-04 23:39:59 | 音楽帳
もはや、この完成された曲に、何も添えるコトバは無いだろう。

あえて、出すべくも無いかもしれないが、どこかのカラオケという野蛮なコードナンバーにも載る必要の無い、永遠の夏の曲がある事のしあわせ。

黙って聴くべし。
そういう事以外無いし、語るだけ野暮な細野さんと松本隆の「夏なんです」。



はっぴいえんどにおいて、細野さんが歌う曲には、中学生の頃から、「東京人」としてのシンパシーを感じていた。

特に、元浅草で生まれ、三ノ輪で15歳まで育った自分に取って、下町の背中を丸めた感じの気取りも無い世界。。。
そういう匂いを細野さんの古い歌には、感じていた。

細野さんの声は、30年以上聴いているが、今も昔もなんら変わらず、再開発の波の中、消えては浮かんでくる「記憶喪失都市=東京」の、まだ守られた路地の鉢植えや日陰で涼むネコや風鈴の音が鳴る、入り組んだ街東京に生まれ育った人間にしかわからない諦念の「とうに涅槃を超えた」優しさを感じる。

***

田舎の白いあぜ道で ほこりっぽい風が 立ち止まる
地べたにぺたんと しゃがみこみ ヤツラがビーダマ はじいてる

ぎんぎんぎらぎらの太陽なんです
ぎんぎんぎらぎらの夏なんです

鎮守の森は深緑 舞い降りてきた静けさが

古い茶屋の店先に 誰かさんと ぶらさがる

ほうしんつくつくのセミの声です
ほうしんつくつくの夏なんです

日傘ぐるぐる 僕は 退屈
日傘ぐるぐる 僕は 退屈
とぅるるる るるる


空模様の縫い目をたどって 石畳を駆け抜けると
夏は通り雨と一緒に 連れだっていって しまうのです

もんもんもこもこの入道雲です
もんもんもこもこの夏なんです

日傘ぐるぐる 僕は 退屈
日傘ぐるぐる 僕は 退屈
とぅるるる るるる

作詞:松本隆
作曲:細野晴臣
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かたちんば徒然日記 : まあ、音楽いろいろ・・・どうでもいいことで騒いでいますが。

2010-08-04 22:57:51 | 雑記帳
■今野雄二の自殺

今野雄二には、中学・高校の多感な時期随分テクノを馬鹿にされた怨念はありますが、自殺という終焉とはね・・・・。

ちびまるこちゃんでいう花輪くんじゃないが「気取りっ子ちゃん」、というか「スノビズム」そのものだった彼も、ある意味不幸だったのかもしれない。

ミュージック・マガジンで『ディレッタントのジレンマ』という文章を読んだ記憶はあるが、彼はそうせざるを得ない言行が周囲に迷惑を及ぼしていた現実を把握していたのか・それとも「気取りっ子ちゃん」を自ら自覚していたのかはわからない。

肩書きが「映画評論家」となってたのに笑ってしまったが。
「もはや、言うべき言葉も無いが・・・・」と批判するのも馬鹿らしいと書いていた若き日の渋谷陽一先生は、今、どんな事を思っているのであろうか?

自分の信念と確信を持って、下積みを重ねながら青年実業家として、確実に1つの世界を築いた渋谷陽一先生にとっては、格好の馬鹿にすべき存在であったのは事実だが、そういう先生が、彼の死に語るべきコトバがあるのか無いのか知りたいところではある。

葬式には、是非、ブライアン・フェリーに「東京ジョー」歌って欲しいが。


■桑田(サザン・オール・スターズ)のガン

僕は正直に言うと、初期の「タイニイ・バブルス」に始まり、2枚組の「カマクラ」に至るまでのサザンというのは、より新たな地平へと挑戦してきた事に拠って比較的好意的な立場で彼らを見てきたし、聴いてきた。

しかし、その後から、世間全般がコロッと態度を変えて、サザンをもろ手を挙げて絶賛・持ち上げるあたりからうさん臭さが立ち上ぼり・同時に、批判精神というか、微妙に立ち位置/スタンスをずらす技を披露していた桑田が、『大衆』と言う「化け物」にすっかり飲み込まれた事を確認した時から、全部のテープ・レコードを処分し、一切聴かない事に決めた。

正直、B級的な位置から始まった「サザン・オール・スターズ」が、彼の歌にある「Gスポット」にはまって「大衆」に捉えられながらも、そこに「安住」した段階で、一切の関心が無くなってしまった。
スタジアム・バンドになってしまった人々は、いくら過去偉大な事を成してきたとしても、それらを全て放棄してしまったに等しい。

清志郎が、「タイマーズ」のCDをインディーズから発表して、「マスゴミ」「体制」にあらがい続けた果敢な言行は、桑田には望むべくも無い段階で「終わっている」。

***

まあ、別の例だが、坂本龍一が「エナジー・フロー」を出した時によぎった『裏切り』にも似ている。
その後、正規の軌道に戻ったのは良かったが。

僕は、「爆笑問題」の太田さんは天才だとも思うし、好きなヒトだが(田中は純粋な「ピエロ」だからどうでもいいが)彼がサザンを熱く語るのだけは許しがたく・・・・
ラジオでもそっちよりの話を持ち出す途端、スイッチを切る。

***

昨年は、自分に取って大事だった忌野清志郎・加藤和彦という2人、さらに自分の愛猫「まみちゃん」を失った事に拠る落胆は相当なものであったが・・・・。

たぶん、桑田がもし亡くなったら、というか今から以降「マスゴミ」は「良いネタ」を仕入れたとばかり、様々な観点から彼を題材にして、いろんなシナリオで自分らの潤いにしていくのであろうが、非情と言われようと、自分には、一切の関心が無い。

ミドル・オブ・ザ・ロードを歩きながらも、井上陽水や山下達郎といった、「ホンモノ」の職人的存在感をたたえた偉大な人とは、桑田は、どうも自分には、違うように思える。
はっきり言うと、遠い話としても22世紀に、桑田の音楽は残らないであろう。


■「YMO」としての日本での2010年8月8日ライブ

こういう「どうでもいいこと」ばかりが音楽では無い。
8月8日には、3人が「YMO」名義で日本で夢の島公園でライブを開き、自分はそれを聞きに行く。
若干ワクワク感が日々募っている。

日本のラヴ・サイケデリコのような同じ曲を繰り返しているだけのバンドの時には、昼寝でもしながら、熱中症にならないように注意し、ムーンライダーズ・プラスチックス・PUPA・YMOを2010年に見るために、40を超えても、行かねばならない貴重なライブなのだ。
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