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右が紫檀(小葉紫檀)です。
左が、黒檀(真黒)です。
紫檀系はきれいに曲がります。
今木の花を作っていて、その枝を紫檀で作っています。
贅沢ですね、でも二胡を作った端材利用です。
いろいろな木を曲げてみました。
簡単に言うと、紫檀系、そして老紅木はまがります。
黒檀系は、途中までは曲がるのですが、必ずこのように断裂します。
二胡のトラブルというのはいろいろあります。
意外と皆さんが気にしていないのは、棹の曲がりです。
紫檀は、粘りがあり、この様に荷重をかけると曲がります。
もちろんこのように火で加工すると完全に曲がりっぱなしになりますが、
長い間、力をかけていても、曲がります。
棹が曲がると、弾みます、ばねの様になりますね。
と湧現が飼育くなるのと、弾いている時に音が安定しなくなります。
木軸で弦をぴんと張っているのですが、曲がり始めると弾いている最中にも弾んで、
音が外れます。
昔は丸い棹であったのですが、細いので曲がりやすいものが多かったため、
今の、涙滴型に削り、太くして曲がらないようにしてきたのですが、
黒檀系は今の棹の太さがあると、ほとんど曲がりません。
所が紫檀系は曲がるおのがかなりあります。
理由は、木軸を緩めていないことです。
良くヴァイオリンなどは弦を緩めないと、いうひともいます。
然しヴぁ色院の棹は130mmくらいの長さです。
二胡は全体では800mmくらいの長さがあるのです。
ギターのネック(棹)もよく曲がります、長いからです。
二胡の弦は一本弦は9キロ前後の引っ張り荷重がかかっています。
2本ですから18キロの荷重ですね。お米は10キロですよね(5キロもありますが)お重いですね。
その力がずーとかかっていることを考えてみてください。
それを木軸を緩めないと長い間には、棹が曲がってきてしまうのです。
皮を保護するために丸棒等減と胴との間に入れています。
するとさらい棹にかかる負担は大きく鳴ります。、
それより、木軸を緩めることを習慣にしてください。
紫檀は曲がります。相当良い、要するに木の芯に近いところを使った棹であるならば、曲がりにくいのではありますが、
それはかなり良い楽器に限られます。
曲がった紫檀の棹も直せますが。