二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
今年のくじ引き:会員賞の『元・西野二胡の鉢カバー』に
ガラスのコップを入れてティーキャンドルを灯してみました。
結構ステキでしょ?
昨年の椅子と比べて今年のプレゼントがショボく感じるかもしれませんが、
材料費は、比較にならない位こちらの方が高いんですよ。
しかも、場所をとらない!用途多々!
なんて、力説しても椅子には敵わないかな???
最近改めて過去の椅子当選者さん達が
この椅子の有る生活の喜びの声を寄せて下さいまして、
店主はとても喜んでおります。
一方的に「当たりましたよ」と押し付けた(?)にも関わらず
大事にして下さる方々の処で、椅子達も喜んでおりましょう。
今年からは押し付けませんので(笑)プレゼント欲しい人はご応募下さいね☆
さぁでは、日曜日のご報告。
今週は『にこのがっこう』 の『たおゼミ』『きりゼミ』 両方が時間差で開講。
普段は両ゼミはかぶりませんので、
こんな、同時開講の日に居合わせたお客様達は、
生峠岡、生桐子に同じ日に遇えて超ラッキーなわけですが、
更には、関西から真央ちゃんがやって来る、という久しぶりの3強揃いに、
波乱の予感。。。(???)
それでせっかく上手な人達が集まるし、と何人かの方々にお声がけをしていました。
果たして、たお、きり、まお、のツワモノに加え、
都合がついた数人が集ったわけですが、
ご予約のお客様、にこのがっこうの生徒さんが出入りする中、
桐子ちゃんのマネージャーさんもいらっしゃるし、
突然Tomomiさんも現れるし、
おまけに、なんと、ひょっこりと長崎から店主のお兄様までいらして
口琴まで披露して下さった阿闍梨様!
まあまあ、なんという日だったのか、
後々店主と思い返して話しても、何ともオモシロイ日でした。
と言っても『たおゼミ』『きりゼミ』 それぞれのレッスンの合間ですから、
たおきりまお3人が同時に過ごせた時間は少なくて、
前回揃った時のような怒濤の合奏とはいかず。
しかし、お互い技術交換をしたり、
片足立ちのフラミンゴ奏法(?)で共演したり、
DODECAGONを受け取りにいらしたお客様の
楽器の最終決定を手伝ったり。
しかし『きりゼミ』の最中にうっかり
たおまお&お客様達の4人で同時に弾いてしまって、
「あのぉ、、、ちょっと音が、、、」 と
きりこせんせいがレッスンルームから顔を出して
遠慮がちに注意をする場面もありました。
さて、今回は、
真央ちゃんの処で育てられている『かのねI』のお里帰り。
夏に関西の調整会でも診ていたのですが、今回もちょこっと調整。
特に問題無く、育って音色にまろやかさが加わった『かのねI』 でしたが、
店主が調整すると俄然調子が良くなったそうで、
店主から受け取り、弾いた瞬間に真央ちゃんの目が輝きました。
「それにまた、この西風が本当に良くって!」と
夏から使っている弓に嬉しそうな真央ちゃんでしたが、
弾き方を見ていた店主は「貸して!」 と受け取り、
ヒートガンを取り出してその場で弓の竹に熱加工を始めました。
「えっ?えっ?えっ?」 と不思議そうに見ていた真央ちゃんでしたが、
加工後の弓で弾くと
「なにこれ、めっちゃ弾きやすい!!」
「真央ちゃんの弾き方見てたらもっと直したくなってね、
弾きやすさが全然違うでしょう?」
「前ので十分この弓凄いって思っていたのに、さらに凄い!!」
「良い弓って、毛質だけじゃなくて竹が凄く重要なんだよ。
バランスの良い竹にすると、手の力を無駄にかけずに先端まで楽に弾けるんだよ」
「毛も、夏から1本も切れなくって凄いって思っていたのに、竹ですかぁ!!」
「むしろ竹の方が重要かもね」
ところで、お声がけしていらしていたひとり、Aさんは、
リノベーション二胡のユーザーさんです。
Aさんはその二胡をとてもとても気に入っていて下さっています。
「これがいい!」 と楽器を決めた時からその想いは揺るがず、
その後も気に入って弾き込んでいるのでグングンと育って、
「ウチの教室のAさんの楽器は音色が良いんですよ~」 と、
ご本人がいないときにも同門のお客様から伺うほどでした。
そんなAさん、六歌仙の『業平』や『かのねⅠ』 を弾いたり聴いたりしても
「でもわたしのが一番好き!」 と断言!
これは嬉しいですね!
多くの人は六歌仙を聴くと「良いのは違いますねぇ。。。」 となってしまうのですが、
ここまでまっすぐに自分の楽器を「一番好きだ!」 と言えるって、
本当にその楽器をずっと大切にしますものね。
だからこそ、弾いて弾いて良い音色に育てることが出来、
誰が聴いても「Aさんの楽器は音色が良い」と思うのでしょう。
実際、いくら性能の良いリノベーション二胡だからって、
この二胡の音色が良いのは、”持ち主がAさんだから”です。
そう言えば峠岡くんも、
皆が、『業平』は良い音だ良い音だ、と言っていたら、
「僕が頑張ったからですよ。。。」 とポツリ。
その通りでした(笑)
「一番好き」 とはとてもじゃないけど言えないほどの暴れ馬だった初期の『業平』を、
頑張って弾き続けてここまでの音色を引き出したのは、
ひとえに峠岡くんの忍耐の結果です。
忍耐と言えば、真央ちゃんも!
『かのねI』を持ち帰ってすぐ訪れた梅雨の季節、
出来たばかりの怪物実験器はかなり駄々をこねたようですが、
グズる楽器を弾き続けたんだそうです。
「梅雨が明けたら違ってたでしょ?」 との店主に、
「そうなんです!」
「私が散々言ってるんだけど、皆はそれが出来ないんだよね、
真央ちゃんはよく頑張ったね!」
「今ここが頑張る時!!と思って!」 と真央ちゃん、ニッコリ。
「二胡の具合が悪い時ほとんどのケースは弾き込めば直るのに、
皆我慢が出来なくてすぐ諦めて弾かなくなっちゃう。
梅雨時の弾き込みは特に大事なのに、勿体ないんだよね」
上手い人達の素晴らしい音色や卓越した技術の秘密は、
そんなところにあるのかもしれませんね。
そんな山口真央さんには、
今後、光舜堂の二胡の『音色サンプラー』になっていただくことになりました!
来年からになりますが、西野二胡は送りでの販売も可能になります。
送りでの試奏は出来ませんので、代わりに、
送り販売用の二胡は全て真央ちゃんが弾いてYoutubuにアップしていきます。
正確な音色までお伝えするのは非常に難しく、
スマホ、パソコン、それぞれお使いの音響環境で差が出てしまいますが、
超絶技巧でも自在に奏でられる真央さんですから、
それぞれの楽器のポテンシャルは十分お伝え出来ると思っています。
買いたい方も、単に興味があるだけの方も、どうぞお楽しみに!!
という事で、今週もありがとうございました!
画像を見て思わずふぉ~っと言ってしまいました。
アイディア次第で色々と用途が広がりそうですね!
光舜堂さんは、二胡好きさんがたくさん集まる場所で良いな~と思います。
Youtubuへのup、楽しみにしています。
お褒めいただきありがとうございます!
花器としては全方位使えますよ~
真央さんの演奏、素晴らしいので楽しみにしていて下さいね