人の手が、地上を離れて以来、
人は、その自由になった二つの手で、岩を砕き、木を彫り、道具を作りだしてきた。
その道具達は、人の生活を支える者たちを作りだし、
生活を豊かに彩る物たちをも、作りだしてきた。
それらは、絵画となり、彫刻となり、楽器となり、
人が地に祈り、天に願う時、
人から人へ、言葉を超え、
人と人が、気持ちをつなぐ、道具となった。
また一方で、人は地を穿ち、岩を崩して、金属を取り出し、戦いの道具を作り、
地の中に、数億年も蓄えられた、エネルギーを取り出し、
コントロールしようもない、科学という、人を魅惑する技術をも、
発展させてきた世界が有る。
そんな世界の中で、
今、私自身、人の知識と力という物ではコントロールしようもない、
樹木と、蛇の皮という物に魅惑され、
完成など望むべくもない、楽器作りという世界に、のめり込んでしまった。
数十年数百年の時間が、詰まった樹木の魅力。
人の理解の及ばない、命を宿してきた、蛇。
人の手の未だ届かない銀河の果てより、更に、
命という、数百億の人々が、捕らえようとして捕らえきれない、物達を相手に、
ささやかな、新たな「音」を作りだそうと、
残りの、物つくりの人生、掛けようとしている自分がいる。
私の作った二胡は、人から人へ、言葉以上の物を伝えられるのか?
体を通し、手を通じ、音となり響きとなり、歌となって、伝わってほしい。
西野和宏。
人は、その自由になった二つの手で、岩を砕き、木を彫り、道具を作りだしてきた。
その道具達は、人の生活を支える者たちを作りだし、
生活を豊かに彩る物たちをも、作りだしてきた。
それらは、絵画となり、彫刻となり、楽器となり、
人が地に祈り、天に願う時、
人から人へ、言葉を超え、
人と人が、気持ちをつなぐ、道具となった。
また一方で、人は地を穿ち、岩を崩して、金属を取り出し、戦いの道具を作り、
地の中に、数億年も蓄えられた、エネルギーを取り出し、
コントロールしようもない、科学という、人を魅惑する技術をも、
発展させてきた世界が有る。
そんな世界の中で、
今、私自身、人の知識と力という物ではコントロールしようもない、
樹木と、蛇の皮という物に魅惑され、
完成など望むべくもない、楽器作りという世界に、のめり込んでしまった。
数十年数百年の時間が、詰まった樹木の魅力。
人の理解の及ばない、命を宿してきた、蛇。
人の手の未だ届かない銀河の果てより、更に、
命という、数百億の人々が、捕らえようとして捕らえきれない、物達を相手に、
ささやかな、新たな「音」を作りだそうと、
残りの、物つくりの人生、掛けようとしている自分がいる。
私の作った二胡は、人から人へ、言葉以上の物を伝えられるのか?
体を通し、手を通じ、音となり響きとなり、歌となって、伝わってほしい。
西野和宏。
人の想い、生き様、願い、喜びや苦しみ、思いやりの心…
『音』を通して心に響く何かは、その人の魂との共鳴なのかもしれませんね。
弾く人、聴く人、そして楽器を作る人。
そんな人々が奏でる生きた音楽。
光舜二胡は、その『音』で、人と人を繋ぐことができる、
そんな楽器になっていく気がします。
昔からきっと楽器はそういう存在だったんでしょうね。
人の一部になってその人を表現し、それに共感する人の輪が自然と広がってゆく。
近代化とともに失われてしまった何か大切な響きが、
光舜のような楽器の『音』にはあるのだと思います。
これからがとても楽しみですね!
ホントに、この仕事に出会えて、良かった。
なんだか一人で仕事してても、安心感ありますね。