３年ぶりの休日？

この３年間、光舜堂を始めたおかげで、休日というのを取っていませんでした。

全く、インテリアの仕事や、建築系の仕事を止めたわけではありませんので、どうしても休む時間が取れませんでした。

休みを上手く取るのも仕事の内です、と以前事務をやっていた人にはよく言われ、その当時はなるべく碁会所などに入り浸っていましたが、好きな釣りをする暇も無く、この３年間は、毎日寝る以外は何かしら作っているような状態でした。

このブログ良く書くこと有りますねと、いろいろな人に言われます。

でもこのブログを書いている時間が、私にはむしろ、休み時間です。

しかし今回、大阪の中国音楽フェスティバルに、鳴尾歌劇団が、折角２台の宇南二胡と、ドデカゴン６種類を使っていただけるということでしたので、こんな機会は一生あり得ないかもしれない、と、ほぉさんと、光舜堂を休んで行ってって来ました。

演奏会の事はまたほぉさんが、有ること無いこと面白おかしく書くでしょう。

私としてはスタッフの手前、二胡の事だけではなく、一応仕事もしてきたのです。

高台寺という、お寺が有ります。

京都の東山の傾斜地を見事に使ったお寺です。

その傾斜地に、屋根の付いた渡り廊下などが、傾斜に沿って作られていたり、最上段の大変眺望の良い場所には、利休の作ったと言われる、２つのお茶室が有ったりします。

その二つの内一つが今工房で建てている、塗装部屋と事務所にそっくりな二階建てで驚いてしまいました。

コレこのまま、ウチの工房に移築しても何の違和感も無いよねなどと、ほぉさんとも話していました。

この高台寺の中に、イベントの会場が有り、そこであるウチのお客さんがイベントをするだろうということで、その会場やらアクセスなど、いろいろ調べて来て上げるよと、おしつけがましくも、スタッフに言って、一日は京都へ行く時間を取れたのです。

京都は、直接的にではなくとも、色々関わりも多く、でもそのほとんどが、仕事の為、京都を知っているかというとほとんど知らず、いつも仕事の為に修学院の周辺だけとか、北野天満宮の周りだけとか、山科の西野の周りだけとか知りませんでしたが、（いつも現場に行って、仕事して帰って来るだけ）めずらしくも、あちこちのお寺を見て回りました。

イノダコーヒーというコーヒー屋さんにも言って来ました。（コーヒー好きの私とほぉさんには外せないところです）

もしかしたらこれは休日なのかも、観光しているんだねなどと、京都市内の多分５００分の１位を回りました。

ふと帰りの新幹線で気が付いたのは、今日は二胡のこともバイオリンのことも考えなかったのです。

これって、ホントの休みなのですね。

仕事の事をアタマの中から切り離す、これが休日なのですね。おかげ様で良い休みになったと思います。

さあ、今日からは、二胡作りです。バイオリンも。

今回の臨時休業日、もしかしたら、光舜堂にいらした方がいたら、大変ごめんなさい。

多分この後はもう、５周年をもし迎えられるのなら、その辺りまでは光舜堂は休みません。

皆さん毎週日曜日必ずやっていますので、修理調整いつの日曜日でもいらして下さい。

ありがとうございました。

光舜堂店主、西野和宏。