二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

10月6日(日) ひと目、姫に逢いたくて。。。 10:00~17:00

2013-10-16 07:37:57 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。

先日から思わせぶりに、「13日には或る方が。。。」
と、ご来店をほのめかしていたお客様。
種明かしも、もったいぶってしようと計画していたのに、
楽しいことを黙っていられないコドモ店長に先を越されてしまい、台無し~!!
あーあ。。。


ということで、この日曜日の営業日は、

店主がバラしたおかげでもう皆様ご存知の通り、
沖縄のオンライン楽器店、『二胡姫』の店長 上地恵里紗さんが来て下さいました!

上京過密スケジュールの合間に、光舜堂お立ち寄りを予定に入れて下さったエリィさん、
こんな機会はめったにないから、と、
『二胡姫』にご縁が有りそうなお客様方にこっそりご来店を予告しておいたのですが、、、。

なんと、二胡友間のメールで情報が飛び交ったらしく、
来るわ、来るわ!
姫に会いたいお客様が次々と。
しかも、皆さん律儀に、二胡姫商品を携えて♪
なんだか微笑ましい光景でしたよ、こんなカンジの童話、ありませんでしたっけ?

で、肝心の姫はというと、
再開発激しい渋谷駅に混乱されて、道に迷い迷子。
「じゃあ迎えに行こう!」と、ワタクシとIさんと会員Iさんの3人でお迎えに行きました。
2人も従えてお迎えに出たワタクシに驚いたであろうエリ姫、
しかし店に着くと、そこにはもっと多くの人々が待っていてビックリ!!
皆でぐるっと輪になって座り、会員Iさんがこの為にと差し入れて下さったお菓子と
上地さんのお土産の沖縄のお菓子でティータイム。 姫を囲む会のようになっていました。
そうしている間にも更にお客様が二胡姫商品を持ってご来店(笑)

ネットを使う二胡弾きさんなら大抵の人が知っている『二胡姫』ですから、
その店長のエリィさんは超有名人ですが、本拠地が沖縄だけにめったに会えませんからね、
こうしてお立ち寄りいただき、東京(神奈川や埼玉も!)の二胡愛好家さん達と共に過ごせて、
午前中からとても賑やかで楽しい時間となりました。

やがて、タイトなスケジュールのエリ姫は次の予定先へ行かねばならぬお時間に。
迷わないよう、再びダブルIさん達にエスコート(?)されてお帰りになりました。
さすが丁寧なお客様対応に定評のある『二胡姫』の店長さんだな、と思ったのは、
帰り際に、集った二胡弾きさんの名前を覚え込むように確認して、お一人お一人に挨拶していらしたこと。
さすがですー。ワタクシも見習わなければ~。 
(でも、ニワトリのようにすぐ忘れちゃうんですよね。。。すみません)


さて、姫は去りましたが店内は賑やか続き、
そんな中、また1本の迷子の電話が入りました。

再びお迎えに出ると、とびきりの笑顔のKさん。
「ほぉさんですか?」 と、とっても嬉しそうな親しみある笑顔で、こちらまで嬉しくなりました。
「なかなか時間が無くて、ずっと来たくても来られなくて、でもやっと来られました♪」
なんだか、近所にお住まいながらお忙しくて来られなかった風 の口調だったので、
「お住まいはお近くなんですか?」 と道すがら伺うと、
「北海道なんです」
「!!! ええぇ?!」

いや、びっくりしました。
しかも、

「ああっ、さっきまで沖縄の『二胡姫』さん がいらしてたんですよ、惜しい!」 と言ったら、
「そうなんですよね、知ってたんですけど、朝9時の飛行機でしたから時間的に無理だと諦めてました」
「えっ?! 3連休で昨日からいらしてるんじゃないのですか?」
「はい、今日、夕方また帰ります」
「えええっ?!日帰り?!」

いやはや、弾丸です。。。

そんな事を話しながら店に戻ると、店内は大集合の皆様が残っていらして まだまだ大盛況。
それにしても、南は沖縄、北は北海道、と振り幅の大きな日でしたねー。
しかも偶然にも、ご出身が北海道のお客様が多いことが発覚、北海道率の高い日でした。


そんな大盛況のさ中、おなじみ『青蓮』の二人がご来店。
慣れているはずなのに店内の人の多さにギョッとした様子の華蓮さん(笑)
彼女は、先日、先に『虎駒』を付けたTomomiさんの二胡が効果が絶大だったので、
『日本の二胡物語』出演に備えて、一緒に『虎駒』を着けて演奏する為に来たのでした。

やがて、お客様達は練習場所を取っておいてくれたMIYAKO団長と共に『なりゆき』練習に去り、
店内には『青蓮』の二人と、店主とワタクシだけに。
静かになったところで華蓮さんの二胡に『虎駒』を装着すると。。。

!!!

Tomomiさんの『一丈青』も、華蓮さんの『華』も、
どちらも西野が製作した二胡ですが、素材の樹種は違います。
『一丈青』は、手元でも甘く広がるブラジリアンローズ。
『華』は、遠鳴りがピカイチのハカランダです。
で、『一丈青』に『虎駒』を着けた時も もの凄く効果は出たのですが、
それにもまして、『華』の反応はとにかく速かった!
もう、もう、効果てきめん!
もう駒はこれしかないでしょ!とばかりに、着けた途端に艶やかな音色が広がりました。

さて、珍しくゆっくり時間があった『青蓮』の二人は、
この日、店主の新作が2把出来ていたので弾いて遊び始めました。
天然のコウキ紫檀だから高価過ぎて非売品の二胡(音色も外見も美しいですよ~!)と、
「作るのが大変だから商品にしない」と言う超低音二胡『ヴィーナ・ヴィーナ』。
(まったく店主ってば、商売にならない物ばかり作ります。。。)

やがて、『青蓮』は遊びながらもいつものごとく美しいアンサンブルを奏で始めました。
中胡音域の『DODECAGON』がただの二胡にしか聴こえないほど超低音の『ヴィーナ・ヴィーナ』は、
心まで沁みて来るような深い深い音色で美しいハーモニーを作り出します。。。
¥BAR側で聴き惚れていた店主とワタクシ、
「!! Tomomiさん、『ヴィーナ・ヴィーナ』を弾きこなしてる!!」

我々が驚くのにはワケがあります。
『ヴィーナ・ヴィーナ』は棹が1mもあるので、そうそう簡単に弾ける物ではないのです。
しかも通常の二胡より1オクターブも低いので、指使いも相当困難。
ですが、日頃から即興でセカンドパートを合わせられる才能の持ち主のTomomiさんは、
多少弾きづらそうにしつつも、涼しい顔をしてハモっているのです。
「いやはや、Tomomiさんは大した娘だね!」 と、店主は改めて感心していました。

「26日に使うかい?使ってもいいよ」
と店主が言ったのですが、さすがに練習期間が10日では時間が少な過ぎて指が大変なようで、
「普通の二胡に持ち替えた時に感覚が戻らない」 んだそう。
ですから、『青蓮』の演奏に『ヴィーナ・ヴィーナ』が取り入れられるのは、
もう少し先、、、次のティータイム・ライヴくらいでしょうか。

この(華蓮さんが「ジンベイザメにしか見えない~♪ -笑-」と言った)『ヴィーナ・ヴィーナ』は、
26日の『日本の二胡物語』第二部の交流会の時に光舜堂のコーナーで試奏出来ますので、
ご来場の方々は是非遊んでいって下さいね!
もちろん、迫力の非売品、天然コウキ紫檀の二胡も出展しますよ!

と、いうことで、『日本の二胡物語』まであと10日!
今週も皆様ご来店ありがとうございました。


出演者達が誰よりも一番楽しみにして「ホントは客席でお客として聴きたい」と口を揃えて言っている会、
改めて出演者のプロフィールをまとめて、その豪華さに感動です!
工房サイドのプログラムの入稿がようやく終わりまして
(直したがらない店主に隠れて誤字脱字をこっそり ちょっとづつ直す作業が大変でした。。。)
これ、作っていて思ったのですが、
出演者紹介欄に演奏者達のサインを集めるのも面白いかもしれませんよ♪♪♪

では♪








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