たぶん私の残りの人生と言うのは二胡の楽器としての進化を進めていく役割だと思います。
二胡を販売して生計を立てていくなどということではないようです。
体調を崩し、手術して、良かったことはかなり今まで手当たり次第に目の前に現れてきた、依頼された仕事をやり続けていくという事ではなく、
この年になって初めてやりたいことが出てきたのでしょう。
二胡と言う一民族楽器が面白くそれをさらに進化させて、今のヴァイオリンの完成度まで高めていきたいと考えています。
いやいや!そんな事はしなくてよい、この鳴りの悪さを何とか演奏力でこなしていくのがn面白いのだという方もいらっしゃるでしょう。
それはかなりマニアックな、あるいは上手になりかかっている人かもしれません。
難しい物をあえて挑戦して何とか手なずけていく楽しさと言うのもありますから、それはそれで楽しい事だと思います。
しかしそれは趣味の域を出ません。
私はこのように難しい楽器を弾きこなす努力をして、それについていろいろ考え追及しているのだという、趣味ですね。
しかし、本当に演奏家になろうとしている人、あるいは演奏家、そして、二胡の音が大好きで何とか良い演奏楽し思うという、二胡愛好家の方々は違うとおもうのです。
より良い楽器、より良い弓そして駒、すべての点でより楽しく、より良い演奏を助けてくれる楽器が欲しいのではないでしょうか。
その証拠に、演奏家もそして二胡愛好家も、次々と楽器を変えてもっと良い物をと購入される方もお多いです。
勿論音色の違いを楽しむということでも、楽器を変えていく方もいますが。
でもその楽器の本当の良い音色が出て来るまでには、相当長い練習が必要です。
楽器は使っていて弾き込んで音も良くなりますが、使っていて経年変化でも、不具合が出てきます。
例えば、あと10年して、この楽器ではなくもっと良い楽器をと中国で探したとしても、
もしかしたらと言うか、かなり高い確率で、今皆さんが使っているような音が、音色がする楽器と言うのはほとんど見つからないか、
或はよほど田舎の昔の民族楽器と言われるものを探さないと、今日本で使われている楽器や弓などは見つからないのではないでしょうか。
今、中国でも二胡の生産量と言うのは全盛期の半分くらいになっています。
二胡など初めて見るという、中国人の方も増えて来ています。
日本で三味線を手に取ってみたことがある人が本当に少ないのと似た状況が出て来ています。
その反面、二胡が、クラシックのオーケストラなどと一緒に演奏することも増えて来ていて、楽器自体もこの10年で相当進化してきています。
十年前でしたら、今の皆さんがお持ちの二胡は、二泉胡?と言われる大きさです。
音の大きさも相当大きくなり、材料は当然本当の紫檀などはほとんどなくなってきています、ほとんどがアフリカ系の材料になっています。
ですから今皆さんがこれが二胡の音と言うのとは10年したらもう聞こえてこなくなるでしょう。
10年とは言いませんがたぶん50年したら、中国では二胡のほとんどが、人工皮になっているでしょう。
今蛇皮の金額が毎年のように上がっています。
それはそうですね、蛇を養殖しているベトナムの経済がどんどん上がっていますから、当然上がります。
沖縄の三線などもその半分くらいの物は人工皮になってしまっているのではないでしょうか??
多少緩むことはあっても破れないですから。
二胡の弓も、かなり金額としては跳ね上がってきています。
私が二胡を始めたころに1万円を超える弓などありはしませんでした。
今1万5000円くらいは普通になってきています。
これは竹の産地でも材料が枯渇しているためです。
それはそうですね、考えてみてください。
中国で200万人を超える二胡愛好家がいると言われます。
全世界でたぶん300万人ぐらいはいるでしょう。
東南アジアのシンガポールやマレーシア、あるいは世界中の、華僑の世界に広まっていますから。
例えば3年弓を使ったとしても、毎年100万本に近い弓が廃棄されています。
これは大変な数です、
竹が、今のように使えるまでに成長するのが4,5年と言いますから、絶対的に減っていっているのです。
そこで、福音弓のように張替えができるレベルの二胡の弓というのは、絶対に必要な事だと考えています。
それにしても、ヴァイオリンの弓のように、150年ももつとは考えにくいですね。
精々頑張って15,6年でしょう。
そして今のように竹の自然のままの状態で偶然良い物があったというのは、これからは無くなっていくと思います。
演奏家はもっと良い物をと望みますし二胡の愛好家もこの福音弓でさえ相当進化した物と考えれば、
次は、きちんと管理された材料で、どれをとってもそれほどの質の変化の無い、そして良い音の鳴りになるものをと望みます。
今の福音弓でさえ、みなさんが手放せなくなるほどの進化を遂げています。
殆どの人が今までの弓に戻した時に、もう戻れないと思われていると思います。
しかし一度ここまで来るともう進化は止まりません。
弓なんかどれでも同じと、おっしゃっていた方が、もうこれ以外は弓じゃないとまで仰る方もいます。
しかし私にしてみるとさらに上があるのではと、、、、
駒も進化したようです。
彪駒と言う鮮やかに鳴りの替わる駒の構造はできました、
更にと、考えたのは、音の通りで良い木と言うのはフェルナンブーコに適うものはないのです。
しかしフェルナンブーコの入手の難しさと、たとえ入っても、良い部分と言うのがとても少ない事と、
案外、やってみたらフェルナンブーコの強さが皮に勝ってしまうということ、
そこで考えたのが複合素材、黒豹の真黒と組み合わせてみたり、ゼブラと組み合わせてみたり、いろいろやって、出来上がったのが、
今回作った縞虎駒です。
切込みの入った下部の所を、フェルナンブーコにして、上の所をインドネシアの縞黒檀にすると、、、
音のふくよかさと、音色の良さと強さでは、納得の駒になりました。
ただ複合素材の悲しさ、うまく組み合わさらないと良い感じになりません。
残念ながら半分くらいの確率なのです。
でも、これは良いなというものが出来た時だけ、二胡姫さんから発売されます。
弓はそのうち、「SIGETOU」の弓を皆さんにお試しいただくことになりますが、まだまだ、です。
でもこれから竹を切るには良い季節になり、晒竹の製作には入れそうです。
二胡を販売して生計を立てていくなどということではないようです。
体調を崩し、手術して、良かったことはかなり今まで手当たり次第に目の前に現れてきた、依頼された仕事をやり続けていくという事ではなく、
この年になって初めてやりたいことが出てきたのでしょう。
二胡と言う一民族楽器が面白くそれをさらに進化させて、今のヴァイオリンの完成度まで高めていきたいと考えています。
いやいや!そんな事はしなくてよい、この鳴りの悪さを何とか演奏力でこなしていくのがn面白いのだという方もいらっしゃるでしょう。
それはかなりマニアックな、あるいは上手になりかかっている人かもしれません。
難しい物をあえて挑戦して何とか手なずけていく楽しさと言うのもありますから、それはそれで楽しい事だと思います。
しかしそれは趣味の域を出ません。
私はこのように難しい楽器を弾きこなす努力をして、それについていろいろ考え追及しているのだという、趣味ですね。
しかし、本当に演奏家になろうとしている人、あるいは演奏家、そして、二胡の音が大好きで何とか良い演奏楽し思うという、二胡愛好家の方々は違うとおもうのです。
より良い楽器、より良い弓そして駒、すべての点でより楽しく、より良い演奏を助けてくれる楽器が欲しいのではないでしょうか。
その証拠に、演奏家もそして二胡愛好家も、次々と楽器を変えてもっと良い物をと購入される方もお多いです。
勿論音色の違いを楽しむということでも、楽器を変えていく方もいますが。
でもその楽器の本当の良い音色が出て来るまでには、相当長い練習が必要です。
楽器は使っていて弾き込んで音も良くなりますが、使っていて経年変化でも、不具合が出てきます。
例えば、あと10年して、この楽器ではなくもっと良い楽器をと中国で探したとしても、
もしかしたらと言うか、かなり高い確率で、今皆さんが使っているような音が、音色がする楽器と言うのはほとんど見つからないか、
或はよほど田舎の昔の民族楽器と言われるものを探さないと、今日本で使われている楽器や弓などは見つからないのではないでしょうか。
今、中国でも二胡の生産量と言うのは全盛期の半分くらいになっています。
二胡など初めて見るという、中国人の方も増えて来ています。
日本で三味線を手に取ってみたことがある人が本当に少ないのと似た状況が出て来ています。
その反面、二胡が、クラシックのオーケストラなどと一緒に演奏することも増えて来ていて、楽器自体もこの10年で相当進化してきています。
十年前でしたら、今の皆さんがお持ちの二胡は、二泉胡?と言われる大きさです。
音の大きさも相当大きくなり、材料は当然本当の紫檀などはほとんどなくなってきています、ほとんどがアフリカ系の材料になっています。
ですから今皆さんがこれが二胡の音と言うのとは10年したらもう聞こえてこなくなるでしょう。
10年とは言いませんがたぶん50年したら、中国では二胡のほとんどが、人工皮になっているでしょう。
今蛇皮の金額が毎年のように上がっています。
それはそうですね、蛇を養殖しているベトナムの経済がどんどん上がっていますから、当然上がります。
沖縄の三線などもその半分くらいの物は人工皮になってしまっているのではないでしょうか??
多少緩むことはあっても破れないですから。
二胡の弓も、かなり金額としては跳ね上がってきています。
私が二胡を始めたころに1万円を超える弓などありはしませんでした。
今1万5000円くらいは普通になってきています。
これは竹の産地でも材料が枯渇しているためです。
それはそうですね、考えてみてください。
中国で200万人を超える二胡愛好家がいると言われます。
全世界でたぶん300万人ぐらいはいるでしょう。
東南アジアのシンガポールやマレーシア、あるいは世界中の、華僑の世界に広まっていますから。
例えば3年弓を使ったとしても、毎年100万本に近い弓が廃棄されています。
これは大変な数です、
竹が、今のように使えるまでに成長するのが4,5年と言いますから、絶対的に減っていっているのです。
そこで、福音弓のように張替えができるレベルの二胡の弓というのは、絶対に必要な事だと考えています。
それにしても、ヴァイオリンの弓のように、150年ももつとは考えにくいですね。
精々頑張って15,6年でしょう。
そして今のように竹の自然のままの状態で偶然良い物があったというのは、これからは無くなっていくと思います。
演奏家はもっと良い物をと望みますし二胡の愛好家もこの福音弓でさえ相当進化した物と考えれば、
次は、きちんと管理された材料で、どれをとってもそれほどの質の変化の無い、そして良い音の鳴りになるものをと望みます。
今の福音弓でさえ、みなさんが手放せなくなるほどの進化を遂げています。
殆どの人が今までの弓に戻した時に、もう戻れないと思われていると思います。
しかし一度ここまで来るともう進化は止まりません。
弓なんかどれでも同じと、おっしゃっていた方が、もうこれ以外は弓じゃないとまで仰る方もいます。
しかし私にしてみるとさらに上があるのではと、、、、
駒も進化したようです。
彪駒と言う鮮やかに鳴りの替わる駒の構造はできました、
更にと、考えたのは、音の通りで良い木と言うのはフェルナンブーコに適うものはないのです。
しかしフェルナンブーコの入手の難しさと、たとえ入っても、良い部分と言うのがとても少ない事と、
案外、やってみたらフェルナンブーコの強さが皮に勝ってしまうということ、
そこで考えたのが複合素材、黒豹の真黒と組み合わせてみたり、ゼブラと組み合わせてみたり、いろいろやって、出来上がったのが、
今回作った縞虎駒です。
切込みの入った下部の所を、フェルナンブーコにして、上の所をインドネシアの縞黒檀にすると、、、
音のふくよかさと、音色の良さと強さでは、納得の駒になりました。
ただ複合素材の悲しさ、うまく組み合わさらないと良い感じになりません。
残念ながら半分くらいの確率なのです。
でも、これは良いなというものが出来た時だけ、二胡姫さんから発売されます。
弓はそのうち、「SIGETOU」の弓を皆さんにお試しいただくことになりますが、まだまだ、です。
でもこれから竹を切るには良い季節になり、晒竹の製作には入れそうです。