現在、着々とヴァイオリン製作に励んでいる大殿様。
なんと、5挺を同時進行で製作中です。
おそらく、普通ヴァイオリン作家さんは1挺ずつ製作するのでしょうが、
殿のペースでは、仕事効率的に、それでは無駄が多いと言うのです。
「なんでみんな いっぺんに作らないんだろう? 絶対この方が効率が良いのに」
でも、まぁ、決まった機材だけ使う専門の職人さんと違って、108城には様々な機材がありますから、の、為せる技でしょう。
通常のヴァイオリン製作では使わない道具=裏技的にスグレモノの便利道具が山ほどありますし、
極端な話、欲しい道具が無ければ→「じゃぁ、作ろう!」 となるわけです。
刃物だって作ってしまいます。
ただし、現在は研究し模索しながらの製作段階ですから、じゃんじゃん失敗します。
かつて二胡製作途中経過でお馴染みだった、材料“死骸”の山が、メープル材でも既に築き上げられています。
しかも、複数同時に製作しながら次々に失敗していますから、その山の成長速度の速いことったら!(活火山か?)
ところで、時々、ギリギリで橋を渡れそうな、失敗とクリアの狭間にあるような、
殿もどっちの扱いにするか、止めるか進むかビミョーで迷う出来の時があります。
「うーーーーん。。。迷う! このままGOするべきか、ここで失敗としてSTOPするか。。。」
今回の失敗作は、ネックの部分―ヴァイオリンのてっぺんの渦巻きから本体の付け根までの部位です。
彫り物は専門、朝飯前ですから、グルグルの渦巻きは美しい黄金比率で彫られています。
が、ペグの穴を開けた位置が本人的には満足出来なかったようで。。。
使った材料は、特別に仕入れた北フランス産の特殊なメープル材。
通常ヴァイオリンに使うメープルに比べて一際白くてキメが細かい、高級希少材ですから、
まー確かに、簡単に切り捨てるには惜しい材ではあります。
でも、二胡製作時の前例―、すなわち、シガイ・マウンテンの標高がどんどん高くなっていった過去の事を想うと、
西野のヴァイオリンの製作キャリアは、現在まだまだ“超進化期”。
シガイ・マウンテンはまだまだ活発に活動する時期なのです。
こんな、ワタクシから言わせれば「ささいな」失敗など、小さい、小さい。
傍で見ているだけの無責任さも手伝って、言いたい放題で言います。
「今はもう、じゃんじゃん失敗扱いにした方がいいのでは?どのみち、暫くの間は まだまだ失敗し続けますよ」
「そーなんだよねー。。。」
殿も同意はするものの、そうは言っても精根込めて作っていますから、
作っていた物がシガイ山行きになるとガクッとするようです。
でも殿は仕事が早いので、ワタクシからしたら、
「明日には また同じの出来てるだろうから、さっさときり変えましょう!」 なんですよね。
ホントに作業ペースが速いので、失敗しても翌日には必ずリベンジしているのです。
その速さ、失敗すればするほど、ムキになっているかのように早くなる。。。
「あーでも、せっかくの特別なメープル、もったいなかったなー」
「大丈夫、無駄にはしませんよ。ホラ、孫の手みたいに肩を叩くのに丁度いい。
このフランス産の白木が、私の美しくて白いうなじにぴったりでしょう? オーッホッホー♪」
「美し…? よくまぁ、恥ずかしげも無く言えるよねぇ。。。」
と、あきれ顔の殿。 あら失礼な!
「ま、元気出してくださいよ」
ワタクシ、ゲットしたばかりの『高級 孫の手』で おまじないのように殿の肩をポンポン。
白いニャンコの手みたいで、ちょっと可愛い♪ (殿は猫嫌いなんですけどね)
その おまじない が効いたのか、
さっそく、翌日、あっという間に、
もう1本綺麗な新しいネックが出来上がってました。
なんと、5挺を同時進行で製作中です。
おそらく、普通ヴァイオリン作家さんは1挺ずつ製作するのでしょうが、
殿のペースでは、仕事効率的に、それでは無駄が多いと言うのです。
「なんでみんな いっぺんに作らないんだろう? 絶対この方が効率が良いのに」
でも、まぁ、決まった機材だけ使う専門の職人さんと違って、108城には様々な機材がありますから、の、為せる技でしょう。
通常のヴァイオリン製作では使わない道具=裏技的にスグレモノの便利道具が山ほどありますし、
極端な話、欲しい道具が無ければ→「じゃぁ、作ろう!」 となるわけです。
刃物だって作ってしまいます。
ただし、現在は研究し模索しながらの製作段階ですから、じゃんじゃん失敗します。
かつて二胡製作途中経過でお馴染みだった、材料“死骸”の山が、メープル材でも既に築き上げられています。
しかも、複数同時に製作しながら次々に失敗していますから、その山の成長速度の速いことったら!(活火山か?)
ところで、時々、ギリギリで橋を渡れそうな、失敗とクリアの狭間にあるような、
殿もどっちの扱いにするか、止めるか進むかビミョーで迷う出来の時があります。
「うーーーーん。。。迷う! このままGOするべきか、ここで失敗としてSTOPするか。。。」
今回の失敗作は、ネックの部分―ヴァイオリンのてっぺんの渦巻きから本体の付け根までの部位です。
彫り物は専門、朝飯前ですから、グルグルの渦巻きは美しい黄金比率で彫られています。
が、ペグの穴を開けた位置が本人的には満足出来なかったようで。。。
使った材料は、特別に仕入れた北フランス産の特殊なメープル材。
通常ヴァイオリンに使うメープルに比べて一際白くてキメが細かい、高級希少材ですから、
まー確かに、簡単に切り捨てるには惜しい材ではあります。
でも、二胡製作時の前例―、すなわち、シガイ・マウンテンの標高がどんどん高くなっていった過去の事を想うと、
西野のヴァイオリンの製作キャリアは、現在まだまだ“超進化期”。
シガイ・マウンテンはまだまだ活発に活動する時期なのです。
こんな、ワタクシから言わせれば「ささいな」失敗など、小さい、小さい。
傍で見ているだけの無責任さも手伝って、言いたい放題で言います。
「今はもう、じゃんじゃん失敗扱いにした方がいいのでは?どのみち、暫くの間は まだまだ失敗し続けますよ」
「そーなんだよねー。。。」
殿も同意はするものの、そうは言っても精根込めて作っていますから、
作っていた物がシガイ山行きになるとガクッとするようです。
でも殿は仕事が早いので、ワタクシからしたら、
「明日には また同じの出来てるだろうから、さっさときり変えましょう!」 なんですよね。
ホントに作業ペースが速いので、失敗しても翌日には必ずリベンジしているのです。
その速さ、失敗すればするほど、ムキになっているかのように早くなる。。。
「あーでも、せっかくの特別なメープル、もったいなかったなー」
「大丈夫、無駄にはしませんよ。ホラ、孫の手みたいに肩を叩くのに丁度いい。
このフランス産の白木が、私の美しくて白いうなじにぴったりでしょう? オーッホッホー♪」
「美し…? よくまぁ、恥ずかしげも無く言えるよねぇ。。。」
と、あきれ顔の殿。 あら失礼な!
「ま、元気出してくださいよ」
ワタクシ、ゲットしたばかりの『高級 孫の手』で おまじないのように殿の肩をポンポン。
白いニャンコの手みたいで、ちょっと可愛い♪ (殿は猫嫌いなんですけどね)
その おまじない が効いたのか、
さっそく、翌日、あっという間に、
もう1本綺麗な新しいネックが出来上がってました。
お宝です。
僕なら爪の先程の端材を貰い受けたら、『ウチダ駒』に加工した後、OILで煮込んで発泡させてみたいですねー!(^_^.)
最近ホントにピラミッドのようになってきていますが。