雨の日も風の日も、そして風邪の日も、今まで3年間、毎週日曜日は光舜堂を開けて来ました。
先週は、大阪で行われた中国音楽フェスティバルに、行ってきました。
私の二胡作り人生で、もう二度とないような機会が有ったからです。
私の作った楽器8台を鳴尾弦楽団の方々が、演奏に使ってくれるという、稀有な機会に恵まれたからです。
このような演奏を考え出していただいた、鳴尾牧子さんに感謝するとともに、折角の発表の場でなれない楽器を弾いていただいた8人の演奏者の方々にも感謝いたします。
こんな事はもう二度とないかもしれないと考えて、光舜堂を始めてお休みさせていただきました。
もし、休業をご存知無く、ご来店の方がいらしたら大変ご迷惑をおかけいたしました。
3年前に光舜堂を開いた時には、日本製の二胡なんか二胡ではない、とまで言われているような状態でした。
でも、今は言えます。
「ハイ二胡ではありません、ドデカゴンです」
まじめになんとか二胡、とか、色々な名前の付け方は有ったでしょうが、このドデカゴンという名前、漫画チックな響きも有り、また、構造そのものを表現出来ているということも有り、言葉の音としてもすきな音でもあり、私としてはとても気に入っています。
いずれはもしかしたら他の名前に改名するかもしれませんが、まだまだ西野二胡なんか二胡ではないと言われている間は、当分この名前で押し通そうと思います。
何でも新しいことを始めると、色々抵抗が有るものですが、それにしては、光舜堂は恵まれていました。
最初から、いや始める前から沢山の人に、協力していただけたからです。
とにかく、二胡が好きという沢山の協力者たちを得て、なんとか、3年はもちました。
この3年間に、どうやら60台を超える西野二胡、宇南二胡をご購入していただけたのも、この最初の時からの沢山の協力者の方々のおかげと、考えています。
でも、私の考えている二胡屋というのは、もっともっとメンテナンスを多くしたいと言うことです。
楽器の販売ということでは「出会い」でしかないと考えています。
しかし、楽器の修理メンテナンスという点では、これは出会いではなく必然です。
皆さんの今の生活から考えると、家電でも車でも、住宅でも、購入したらダメになるまで、使い切っておしまいという考え方の方が多いと思います。
電子レンジでもテレビでも、それほど壊れたり不調というのは今の家電の中に殆ど無いと思います。
ほとんどがその設定された寿命10年ぐらいで壊れるまでは、そのまま使っていると思います。
ところが私たちハンドメイドの物作りで生活している者にとって、道具や機械というのは日々、面倒を見てやらなければならない物です。
一週間に一度はすべての機械の油さしや、ほこり取り、電源スイッチの掃除、部品の交換など、絶対必要なものです。
楽器はそれと同じです。
道具なのです。
その道具のメンテナンスの重要さというのは、使っている頻度が多い人ほど、良く解るものです。
二胡は、中国から来た楽器ということも有り、良く解らないで使っていたというかたがとても多いと思います。
今でもそうなのかもしれません。
でも最近いろいろな楽器店のHP等でも調整修理というのを大変重要な事ですと、書いてあるのが増えて来ました。
たとへ、間違った調整でも或いは、その店独自の調整で他の楽器には対応できない様な方法だとしてもです。
やっと、調整の大切さというのが、理解され楽器店側でも、それを強調するようになったというのは大切な事です。
自社で販売したもの以外は修理調整しないということでも、少なくとも調整は大切ですと言うことが言われるようになったというのは、とても良いことだと思います。
でも、まだまだ足りません、私自身ももっと調整を勉強しなければいけないのでしょう。
いろいろな状況に、あらゆる状態に対応できるように、調整の方法というを考えていかなければいけないのだと、思っています。
元々からして、家族の持っていた楽器を直そうと言うところから始まった二胡屋ですから、それは今後5年経とうと10年経とうと、光舜堂のメインの仕事でなければいけないと考えています。
一度是非皆さんの二胡お持ちいただいて、最善の鳴りというのを実現してみませんか。
光舜堂店主 西野和宏
先週は、大阪で行われた中国音楽フェスティバルに、行ってきました。
私の二胡作り人生で、もう二度とないような機会が有ったからです。
私の作った楽器8台を鳴尾弦楽団の方々が、演奏に使ってくれるという、稀有な機会に恵まれたからです。
このような演奏を考え出していただいた、鳴尾牧子さんに感謝するとともに、折角の発表の場でなれない楽器を弾いていただいた8人の演奏者の方々にも感謝いたします。
こんな事はもう二度とないかもしれないと考えて、光舜堂を始めてお休みさせていただきました。
もし、休業をご存知無く、ご来店の方がいらしたら大変ご迷惑をおかけいたしました。
3年前に光舜堂を開いた時には、日本製の二胡なんか二胡ではない、とまで言われているような状態でした。
でも、今は言えます。
「ハイ二胡ではありません、ドデカゴンです」
まじめになんとか二胡、とか、色々な名前の付け方は有ったでしょうが、このドデカゴンという名前、漫画チックな響きも有り、また、構造そのものを表現出来ているということも有り、言葉の音としてもすきな音でもあり、私としてはとても気に入っています。
いずれはもしかしたら他の名前に改名するかもしれませんが、まだまだ西野二胡なんか二胡ではないと言われている間は、当分この名前で押し通そうと思います。
何でも新しいことを始めると、色々抵抗が有るものですが、それにしては、光舜堂は恵まれていました。
最初から、いや始める前から沢山の人に、協力していただけたからです。
とにかく、二胡が好きという沢山の協力者たちを得て、なんとか、3年はもちました。
この3年間に、どうやら60台を超える西野二胡、宇南二胡をご購入していただけたのも、この最初の時からの沢山の協力者の方々のおかげと、考えています。
でも、私の考えている二胡屋というのは、もっともっとメンテナンスを多くしたいと言うことです。
楽器の販売ということでは「出会い」でしかないと考えています。
しかし、楽器の修理メンテナンスという点では、これは出会いではなく必然です。
皆さんの今の生活から考えると、家電でも車でも、住宅でも、購入したらダメになるまで、使い切っておしまいという考え方の方が多いと思います。
電子レンジでもテレビでも、それほど壊れたり不調というのは今の家電の中に殆ど無いと思います。
ほとんどがその設定された寿命10年ぐらいで壊れるまでは、そのまま使っていると思います。
ところが私たちハンドメイドの物作りで生活している者にとって、道具や機械というのは日々、面倒を見てやらなければならない物です。
一週間に一度はすべての機械の油さしや、ほこり取り、電源スイッチの掃除、部品の交換など、絶対必要なものです。
楽器はそれと同じです。
道具なのです。
その道具のメンテナンスの重要さというのは、使っている頻度が多い人ほど、良く解るものです。
二胡は、中国から来た楽器ということも有り、良く解らないで使っていたというかたがとても多いと思います。
今でもそうなのかもしれません。
でも最近いろいろな楽器店のHP等でも調整修理というのを大変重要な事ですと、書いてあるのが増えて来ました。
たとへ、間違った調整でも或いは、その店独自の調整で他の楽器には対応できない様な方法だとしてもです。
やっと、調整の大切さというのが、理解され楽器店側でも、それを強調するようになったというのは大切な事です。
自社で販売したもの以外は修理調整しないということでも、少なくとも調整は大切ですと言うことが言われるようになったというのは、とても良いことだと思います。
でも、まだまだ足りません、私自身ももっと調整を勉強しなければいけないのでしょう。
いろいろな状況に、あらゆる状態に対応できるように、調整の方法というを考えていかなければいけないのだと、思っています。
元々からして、家族の持っていた楽器を直そうと言うところから始まった二胡屋ですから、それは今後5年経とうと10年経とうと、光舜堂のメインの仕事でなければいけないと考えています。
一度是非皆さんの二胡お持ちいただいて、最善の鳴りというのを実現してみませんか。
光舜堂店主 西野和宏