新ワックイの特徴と使い方。
動かさなければ半分固形に近くなるオイルを使っていることです。
動かさなければ、かなりしっかりと木軸を固定してくれます。
動かすと液体に近くなり動きやすいのです。
さらに木軸の止める成分として、粒子の大きさの違う粉を3種類入れて比較的スムーズに動くようにしてあります。
また、かなりがたつきの大きな木軸でも(本来なら削り合わせなければいけないもの)チョークの粉が入っていることで、大きな隙間でも埋めてくれることです。
今回自分でも驚いたのが、蕎麦粉を使ったことでしょう。片や石灰質の石の粉のチョークですから、他の例えば、コンスターチやシンコではチョークに負けてしまうのです。
しかし、蕎麦粉は石うすでひくくらい硬さがありますね。親戚に蕎麦屋がありましてたまにそこで自分で打たしてもらって食べていたのです。蕎麦好きとしては粉にするところからやってみたこともあり、蕎麦粉の硬さを実感はしていたのですが、チョークに負けないとは驚きでした。
使い方は、
触ると意外と硬いです。それを指あるいは小さなへらですくって、木軸にしっかりこすりつけます。触ってみると分かりますが、粘土の感じです。
ただ置いただけではつかないですが擦り込むと柔らかくなってつきます。
ワックイの付いた木軸を軽く棹の穴に入れて全体に良く回します。軽くです。
4,5回まわしたら、今度は強く押し込みながら回します。
すると余分がはみ出しますから、これをもう一度入れてもよいですし、布地でふき取ってもよいです。またもったいないですからうまく取って容器に戻してもよいです。
そうすると棹の穴の中全体にワックイが付いています。
この画像の様に、少しついていないところがあっても問題はないですが、気になる人は再度木軸にワックイを付けて量を増やして全体につくようにしてください。二回ほど施すとほぼ完全につくはずです。はみ出したのは容器に戻してください。2回以上は多すぎです。
また手指を使って施しても問題はないですが、手は、最後は洗剤で洗ってください。
これで完了です。
この容器に入っている量で木軸6本くらいはできます。
注意することは!しっかりと棹に左の親指をかけて回すこと!これ基本です。
ワックイ研究のお仲間のMさんの何とか二種類の物を使わずに、一緒類で良いものが出来ないかという、研究熱心さに引っ張られるようにして、再度始めたワックイ作りです。
何とか形になってほぉさんも喜んでいると思います。
今回新ワックイをお申し込みが思わず多くて、少し手間取りました。
台風一過の来週に送れると思います。
10数名の方にお試しいただいて、良ければ発売しようと考えています。
今しばらくお待ちください。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ