この音の裏がえり音と言うのは、二胡だけに限らず、すべての弦楽器にあります。
特に擦弦楽器には多い物でその中でもチェロは、かなりの数がこの裏がえり音に悩まされています。
これは側板が薄いために、出る音で、チェロの場合特に側板を曲げるために薄い木を使いますから薄すぎた場合このように裏がえり音が出るのです。
二胡の場合も同じように、一部の木が薄いために起こる現象です。
但しこれは私が色々なつくり方をして研究した経験値でしかなく理論的には、解り切っていません。
さて二胡の場合です。
木軸も治り、弾き込みも十分、毎日一時間くらい弾いて、2年ぐらい。
それでもなおかつ雑音のでる楽器と言うのもあります。
その音は雑音と言うより、ウルフ音、裏がえり音、狼音と言う方もいます。
これは、最初からある楽器も多いです。
良く鳴るねと言われる楽器、それとある有名な作家さんの二胡は、かなり大きな音はするのですし、良い響きもあるのですが、どうしてもこの裏がえり音と言うのがなくならない物も多いです。
この作家さんとんでもない価格で今日本で売られていますが、二音に入ってくるのはどうもこの作家さんのものとしては、プロの演奏家に対応するような良い物とは思えません、
それらはたぶん、中国で、まずはプロの演奏家などに販売されてしまうのかもしれません。
購入時に多少の裏がえり音がある楽器と言うのはしばしば見受けられます。
しかしこれらはそれこそ1年も弾きこめばなくなります。
これは振動で皮が柔らかくなり、全体には強いけれど、硬い短い振動が含まれる音ではなくなるからだと考えられます。
弾きこんだのちも出て来る裏がえり音は、皮を張ってあるところの木が薄いためと色々やってみてわかってはきました。
ですから薄い皮を張ってある場合はそれほど問題は出ないのですが、高額の二胡によくあるかなり振動しそうな暑い皮は、かえってこの木の厚みが無い事を強調してしまうようなのです。
ですからこれらの楽器の特徴は、大きく音は出るけど音に輪郭が無いということでしょう。
一つ一つの音にまとまりが無くなんだかぼわーっと大きななりになります。
これを良しとする傾向がずいぶん長くありましたが、録音したりまたライヴなどでPAを使うと雑音がかなり含まれているのが良くわかります。
要するに大きな声でわめいていると声がそのうち声が割れるようなものです。
たぶんこれも弾き込んでいくうちには治ってくるのでしょうが裏がえり音は治りません。
この裏がえり音を直すには、皮を張替え、その時に、皮を張る為の部分を中から同じ木を張って厚みを付けてやるのです。
そうすると裏がえり音は無くなります。
もう一つの方法は、花窓をとってしまい、後ろから作業することになります。
但し花窓は、かなり壊れやすい物で、あまりしっかりついている場合は補修不可能なくらいに壊れます。
或は、後から購入した楽器屋さんでまた同じ会社の花窓を購入すると言う方法はあるかもしれませんが、販売している会社は少ないかもしれません。
この裏がえり音、軽度の物は、弾き込んでいけば治りますし、演奏者によっては出さないですむ方もいます。
方法は左の運指で、本来の音より少し低めの所をほんの少し強く押しているようです。
本来のFならFの音より少しE寄りに指を置き、少し強めに押すと音は上がりますので、これでFの位置の代わりにする人もいます。
また弓を少しだけ傾けると振動が弱くなり裏返らないということもできます。
上手な演奏者はこれを何気なくやっている人もいます。
また、本当に綺麗に、右手を脱力できると、比較的裏がえり音が出にくいというのはあります。
自分で弾いたら音が裏返るのに、先生が弾いたら、音が裏返らないなどと言う時には先生方はたぶんこのようなテクニックを使っているのでしょうし、本当にきれいに脱力できているのでしょう。
特に擦弦楽器には多い物でその中でもチェロは、かなりの数がこの裏がえり音に悩まされています。
これは側板が薄いために、出る音で、チェロの場合特に側板を曲げるために薄い木を使いますから薄すぎた場合このように裏がえり音が出るのです。
二胡の場合も同じように、一部の木が薄いために起こる現象です。
但しこれは私が色々なつくり方をして研究した経験値でしかなく理論的には、解り切っていません。
さて二胡の場合です。
木軸も治り、弾き込みも十分、毎日一時間くらい弾いて、2年ぐらい。
それでもなおかつ雑音のでる楽器と言うのもあります。
その音は雑音と言うより、ウルフ音、裏がえり音、狼音と言う方もいます。
これは、最初からある楽器も多いです。
良く鳴るねと言われる楽器、それとある有名な作家さんの二胡は、かなり大きな音はするのですし、良い響きもあるのですが、どうしてもこの裏がえり音と言うのがなくならない物も多いです。
この作家さんとんでもない価格で今日本で売られていますが、二音に入ってくるのはどうもこの作家さんのものとしては、プロの演奏家に対応するような良い物とは思えません、
それらはたぶん、中国で、まずはプロの演奏家などに販売されてしまうのかもしれません。
購入時に多少の裏がえり音がある楽器と言うのはしばしば見受けられます。
しかしこれらはそれこそ1年も弾きこめばなくなります。
これは振動で皮が柔らかくなり、全体には強いけれど、硬い短い振動が含まれる音ではなくなるからだと考えられます。
弾きこんだのちも出て来る裏がえり音は、皮を張ってあるところの木が薄いためと色々やってみてわかってはきました。
ですから薄い皮を張ってある場合はそれほど問題は出ないのですが、高額の二胡によくあるかなり振動しそうな暑い皮は、かえってこの木の厚みが無い事を強調してしまうようなのです。
ですからこれらの楽器の特徴は、大きく音は出るけど音に輪郭が無いということでしょう。
一つ一つの音にまとまりが無くなんだかぼわーっと大きななりになります。
これを良しとする傾向がずいぶん長くありましたが、録音したりまたライヴなどでPAを使うと雑音がかなり含まれているのが良くわかります。
要するに大きな声でわめいていると声がそのうち声が割れるようなものです。
たぶんこれも弾き込んでいくうちには治ってくるのでしょうが裏がえり音は治りません。
この裏がえり音を直すには、皮を張替え、その時に、皮を張る為の部分を中から同じ木を張って厚みを付けてやるのです。
そうすると裏がえり音は無くなります。
もう一つの方法は、花窓をとってしまい、後ろから作業することになります。
但し花窓は、かなり壊れやすい物で、あまりしっかりついている場合は補修不可能なくらいに壊れます。
或は、後から購入した楽器屋さんでまた同じ会社の花窓を購入すると言う方法はあるかもしれませんが、販売している会社は少ないかもしれません。
この裏がえり音、軽度の物は、弾き込んでいけば治りますし、演奏者によっては出さないですむ方もいます。
方法は左の運指で、本来の音より少し低めの所をほんの少し強く押しているようです。
本来のFならFの音より少しE寄りに指を置き、少し強めに押すと音は上がりますので、これでFの位置の代わりにする人もいます。
また弓を少しだけ傾けると振動が弱くなり裏返らないということもできます。
上手な演奏者はこれを何気なくやっている人もいます。
また、本当に綺麗に、右手を脱力できると、比較的裏がえり音が出にくいというのはあります。
自分で弾いたら音が裏返るのに、先生が弾いたら、音が裏返らないなどと言う時には先生方はたぶんこのようなテクニックを使っているのでしょうし、本当にきれいに脱力できているのでしょう。