二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

4月29日(日) 前のめりにはお勧めしてないのにご依頼止みません 11:00~17:00

2018-05-03 09:00:59 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
5月になりましたね!GWはいかがお過ごしですか?
店主とワタクシには勿論、大型はもとより小型連休も無く、
多摩川からの5月の風を爽やかに感じながら
日本各地から日々届く二胡達と共に毎日工房で過ごしております。
実に爽やかです。
その先に梅雨が控えているとは信じがたいくらい。。。
しかし早くも、梅雨の不調はもう勘弁、とばかりに
今のうちにとのCDMに張替依頼の二胡がいくつも届いています。
蛇皮の張替と違って雨季でも張替作業可能ですから、
CDMはご依頼を慌てる必要は無いのですが(笑)

(と書いていたさ中に突然メールサーバーのトラブル!
ご連絡下さいました方々にはご迷惑おかけしております。。。)


さて日曜の営業日も 最近毎週CDMのご依頼が続いています。
そんなお一人、今週朝一番で突然いらした男性は、
なんとまだ二胡歴2カ月のビギナーさんでした。
「まだ新品なのでしょう?もう張替えちゃうんですか?!」
と、店主もワタクシもビックリなお申し出でしたが、
もっとより良い音で弾きたいという、たってのご希望。
買ったばかりの、「初心者用より1ランク上の値段を選びました」
と仰るその二胡は、確かに店主が警鐘を鳴らす
『最近の流行り?の張り方』 の、最初から緩めの張りの皮で、
ビギナーさんには梅雨時はツラいかも。。。


話は別の週に飛びますが、最近こんな事がありました。
「私、もう年齢が年齢だから今のうちにCDMにしたいです」
と仰る或る会員さんのお申し出を、
「え?どうして?!今が最盛期だよ、これ!」 とお断りしました。
「最近別の二胡ばかり弾いているので今のうちにCDMにしておこうと」
と仰ったのですが、現在抜群の音色真っ盛り。
「いやーもったいない!皆この音色が欲しくて頑張って育てるのに!
ダメでしょ、これ剥がしたらワタシ犯罪級だよー!
こんな素晴らしい音色に育ってるのに今弾かないでどうするの!
皆が羨む音色になっているのに、弾いて!弾いて!」 
と店主。
今弾かないでどうするの、って、確かにそうですよね(笑)


さて今週の話に戻りますと、この日いらしたWさんは
同じサークルのお友達が最近CDMにしたばかり。
その方の二胡がとびきり良くなったのを聴いた直後のご来店でしたが、
最初、店主は「そのうち検討、でいいのでは?」
と、今すぐに決断することも無いんじゃないか風な返答。
蛇皮の張替より安いとは言え、決断するには高額ですから
CDMに自信を持ちつつも無理強いはしないのです。
しかしWさんが明らかに張替えたいと思っていらっしゃるのが
傍で聞いていたワタクシには伝わりましたので、
「西野さん、この皮の状態はどうなんです?
実際のところはどうしたらいいんですか?
Wさんには既に張替のご意思がお有りなのだから
ご意思が無いお客様に接するのと同じではダメでしょう!」
と助け船を出して言うと、やっと、
「この皮だと長く弾いて楽しめる楽器にはならないでしょうね」 と。
「じゃあ、今替えます! CDMにします!」
Wさん即答でした(笑)
シチュエーションは様々でしたが、そんなこんなで、この日は
他にもご依頼があり、3把のCDM化が決定したのでした。


このように、なぜこんなにCDMが人気があるのか、と言えば、
ダンゼン音色!
この日、隣の部屋で桐子ちゃんがレッスンしていたのですが、
店側に漏れ聴こえて来る音色は、言わなきゃ誰も、
桐子ちゃんが弾いていたのが人工皮とは判りませんでした。
自分の楽器を持って来ていなかった桐子ちゃんは、
この日CDMのリノベーション二胡を借りて使っていたのですが、
その二胡は、前日に出来上がったばかりの物でした。

そして弾きやすさ。
軽く弾けるその弾き易さは、弓が福音弓だと尚更です。
そもそも福音弓を使うだけで、どんな二胡も音色まで変わります。

なので、

今月から新サービスを始めます!

『 福音弓を1本もお持ちでない方限定 』 のサービスとなりますが、
皮の張替えと同時の福音弓の注文の場合は特別に、
福音弓のお渡しまでの期間(現在3か月~4か月)を超短縮し、
楽器退院時に同時にご注文の弓もお渡しします!
ただし、CDMだけの張替入院期間は通常2週間と短期なのですが、
同時退院となると、CDMでも約1カ月お時間いただきます。
(※先にCDMだけお渡し、というのはアリです)
どうぞよろしくお願いいたします☆



話変わって、最後のご予約は初来店のお客様。
中国で買って分解して運んで来たという楽器の調整で、
その持ち主Aさんの楽器と弓は、とても良い品でした!
「自分で組み立てたので正しく出来ているか見て欲しい」
ということで、店主がいろいろ見ながら整えましたが、
お店のオリジナル商品というその楽器と弓にかかれた名前は
初めて目にするものでした。
弓毛の品質が悪いのは漂白LOVEの国ですから仕方ないのですが、
竹や、二胡の品質はかなり良かったです。
迂闊に広めて値段が上がってしまうといけないので
お店の名前は伏せますが(※現在中国の二胡はどんどん高騰しています!)
元の出来が良いので調整したら本当に良い音色になりました。
店主は「新品でこの音色は興味深い!今後どう育つか知りたいから、
もし良かったら、半年くらいしたら是非聴かせにまた来て欲しい」
と、Aさんにお願いしていました。

しかしAさんが「今流行っているらしい」 と現地で買って来ていた
コントロールマットならぬ、コントロールラバー、、、ご存知ですか?
筋斗雲みたいのとか、カラフルだったりカワイイのですが、
あれって、どうなのですかね?
使っている方、お好きですか?
少なくとも、光舜堂の調整で引き出せるような楽器のポテンシャルは
あのラバー使用時は出て来なかったことをお伝えしておきます。



今週は、帰国中のすうさんに会うために仲間が集まったこともあり、
桐子ちゃんのレッスンもあり、
ホットな話題の”紐かけ”の二胡達の退院もあり、
で、またまた賑やかな営業日でした。
遠くから近くから、ご来店の皆様、ありがとうございました!
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