先ず、最近週に少なくとも一回はある検索の言葉として、「緑檀二胡」というのがあります。
割と得意な木のことですからこの辺のことを書きます。
緑檀という言葉は、いつのころから使われて来たのかは解りません。
間違いなく言えるのは、明治期まではこの言葉はありませんでした。
~~檀というのが木の中の高級材を表現していると考えて下さい。
紫檀や黒檀などは、中国でも日本でも古くから使われていますが、緑檀はどうもまだこの50年に満たないようです。
硬くて油分が多く、塗装も何もしない状態で磨きこんでいけば、漆のように光っていく高級感のある木材ということです。
ところで、緑檀というのは、本来はリグナムバイダという、中南米に産する木の名前でした。
リグナムバイダは、硬さとしては黒檀並みなのですが、質量としては、木材の中で最高に重いものです。
気乾比重、1,28、要するに水の重さの、1,28倍あり、水に浮きません。
そして大変油分が多く、昔は、船のスクリューの軸受けに使われたと言われています。
そして、薬功成分も多く、『命の木』と言われたことも有り、宗教的な数珠などにも使われて来ています。
いまだに木場で、たいへんな量の木材が、数珠に削られるという話を聞きますと、もったいないなという感じは否めません。
本来ならば、かなり良質の家具や、楽器になるはずなのです。
さて、緑檀として売られている、木の中で本当のリグナムバイダは、20%も無いと考えて下さい。
いろいろな広告を見ても緑檀とは書かれていますが、リグナムバイダとは書かれていません。
南米には、リグナムバイダに近い種で、やはり緑色をした木はあります。
又、チーク材の中には削ったばかりですとリグナムバイダに近い緑色をした物も有ります。
通常、切った瞬間は緑色なのですが、いずれは茶色に変わっていってしまいます。
そのような材は塗装をすることによって、緑色の色を保とうとします。
本物のリグナムバイダは、最初は黄色と緑のストライプですが、しだいにこい緑色に全体が変わっていきます。
10年以上すると、全体が緑がかった茶色になります。
緑檀と言っても、必ずしもリグナムバイダであるとは限りません。
リグナムバイダの音は、かなり、小葉紫檀などに近く、鳴るという感じより、静かに響くという感じです。
音に雑実が無く、クリアーな音のものが多いのです。
理由は小葉紫檀などと同じく、内部の油分が大変多いので、ボリュームが出にくい楽器ではあるのです。
鳴りよりむしろ音色という感じの楽器でしょう。
ただ、緑色の木というのは珍しく、その珍しさということでは、楽しめるかもしれません。
割と得意な木のことですからこの辺のことを書きます。
緑檀という言葉は、いつのころから使われて来たのかは解りません。
間違いなく言えるのは、明治期まではこの言葉はありませんでした。
~~檀というのが木の中の高級材を表現していると考えて下さい。
紫檀や黒檀などは、中国でも日本でも古くから使われていますが、緑檀はどうもまだこの50年に満たないようです。
硬くて油分が多く、塗装も何もしない状態で磨きこんでいけば、漆のように光っていく高級感のある木材ということです。
ところで、緑檀というのは、本来はリグナムバイダという、中南米に産する木の名前でした。
リグナムバイダは、硬さとしては黒檀並みなのですが、質量としては、木材の中で最高に重いものです。
気乾比重、1,28、要するに水の重さの、1,28倍あり、水に浮きません。
そして大変油分が多く、昔は、船のスクリューの軸受けに使われたと言われています。
そして、薬功成分も多く、『命の木』と言われたことも有り、宗教的な数珠などにも使われて来ています。
いまだに木場で、たいへんな量の木材が、数珠に削られるという話を聞きますと、もったいないなという感じは否めません。
本来ならば、かなり良質の家具や、楽器になるはずなのです。
さて、緑檀として売られている、木の中で本当のリグナムバイダは、20%も無いと考えて下さい。
いろいろな広告を見ても緑檀とは書かれていますが、リグナムバイダとは書かれていません。
南米には、リグナムバイダに近い種で、やはり緑色をした木はあります。
又、チーク材の中には削ったばかりですとリグナムバイダに近い緑色をした物も有ります。
通常、切った瞬間は緑色なのですが、いずれは茶色に変わっていってしまいます。
そのような材は塗装をすることによって、緑色の色を保とうとします。
本物のリグナムバイダは、最初は黄色と緑のストライプですが、しだいにこい緑色に全体が変わっていきます。
10年以上すると、全体が緑がかった茶色になります。
緑檀と言っても、必ずしもリグナムバイダであるとは限りません。
リグナムバイダの音は、かなり、小葉紫檀などに近く、鳴るという感じより、静かに響くという感じです。
音に雑実が無く、クリアーな音のものが多いのです。
理由は小葉紫檀などと同じく、内部の油分が大変多いので、ボリュームが出にくい楽器ではあるのです。
鳴りよりむしろ音色という感じの楽器でしょう。
ただ、緑色の木というのは珍しく、その珍しさということでは、楽しめるかもしれません。
ですから、私のこの文章が少しは役に立つのではないですかね。
こういうことも有りますよと。
どうやら、この木材を「緑檀」とするフィールドが出来上がっているようです。二胡として、それなりにいい音が出せる材質で、価格もリーゾナブルであれば、これもアリかな?とも思えますが、別のネーミング無いですかね。「インド緑檀」とか、本物は「重緑檀」とか・・・・・・
ああ、ますます混乱に拍車が(^_^;