二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
花粉症全盛期ですが、アレルギー持ち二胡弾きさん達お加減いかがですか？
紫檀アレルギーの店主はゲッホゲッホと増々酷くなっておりますが、
いつも本当に多くの二胡弾きさん達が
「西野さん、私の二胡の為に長生きして下さいね♪」
と念じて下さっているので、その強力な想いに守られております（笑）
その想いのおかげさまで（？）製作はかどり、
この日曜日は、見目も音色も美しい西野二胡の新作がかなり揃いました！
西野二胡はそもそものフォルムが「美しい」、「美がある」と、
常々皆様に言っていただいており、この日もご来店の方々から感嘆の声！
西野の二胡製作はどうやら円熟期に入ったようで、新作はどれも自信作です。
ところでこれまでは、二胡のご注文があると、
同じ樹種で２把作って、どっちがいいですか、とか、
１把決めても、お渡し日までにもう一つ作って選んで良いように、、、
なんて、店主はやりたがって（実際やって）いました。
が、これからは、
これから西野二胡を買いたいなーと思っていて下さる方には
「西野さんは良いって言ったのに～」 とワタクシ恨まれそうですが、
「今後は特注品以外は、ソレやっちゃイカンです！」
と店主に禁じました。（ちゃんと云う事聞くかあやしいですが。。。）
すみませんね、
これから買いたいと思って下さる方にとって悪者になってでも、
ワタクシは、既にいる多くの光舜堂を心から信頼して頼って下さる方々の
楽器の面倒をありったけ長く見続ける事の方が大事なんです。
元々店主は"ものつくり"より"研究者"タイプなので、
「紫檀アレルギーだから紫檀商品作れない 」と言いつつ
商品に出来ない紫檀物ばかり実験で作っては、ゲホホ。
体調、体力の加減にあまりにも無頓着で、
自分のその日の余力を考えずに製作に夢中になっては、またゲホホ。。。
店主を自由にさせると本能のままに無心に作るので、
せっかくの皆様の思念を無駄にするようなマネばかりなのです。
長生きするには仕事をスッキリ整理しないと、
いくら店主が桁外れの強靭な体力の持ち主と言えどももちません。
ま、元々の店主の信条は『楽器は出会い！』 なので、
今回「↑でしょーが！」 でワタクシ押し切りました。
どうかご理解のほどをお願いいたします。。。
その代わりなるべくバリエーションの中で選べるように
在庫がいろいろ在るようにしますので。。。。
で、この日は西野二胡を欲しいと仰る方のご予約日。なので、
そうは言っても選択肢は多い方が、と様々な新作が揃ったのでした。
ところでその方、Ｍさんは、ご自分の二胡もご持参されていました。
ごく最近に譲り受けたばかりでしたがご縁を強く感じられ、
中国人の先生にメンテナンスの相談したところ、
「中国で５千円で売っているような楽器だからお金をかける価値が無い」
そこで、真偽を確かめに持っていらしたのでした。
さてワタクシが「どれどれ。。。」 とケースを開くと、、、あれ？
見るからに良さげな木を使ってるじゃないですか、、、コレ、悪く無いでしょ？
そう思いながら店主に手渡すと、
「これ、棹はチンチャンだよ！」
「ええっ！」
実はＭさん、この日チンチャンの西野二胡を買うおつもりだったので
その樹種名が店主の口から飛び出て、ビックリ！
「うん、胴は花梨だけど。でも豆科じゃない方の花梨だし、
価値が無いなんて全然ウソ！良い楽器だよ」
ただし、金属軸なのと、８角形なのと、そんなに良い皮じゃないから
先生はそんな風に言ったのでしょうか。。。しかし店主は、
「この皮、まだ鳴るように育つ余地あるよ！」
「そうなんですか？！」
「うん、使ってる部位は良くないけど、なんか、、良さそうなんだよ」
「部位？」
「そう。 ほぉさん、例のアレ持って来て」
そこで最近状況に応じて登場する”アレ”の出番です。
と、その前に念のための質問。
「爬虫類、大丈夫ですか？」
その場に居合わせるお客様全員が大丈夫かな、と見回すと、
不思議そうな顔をしながらコクコクと頷く皆様。
それを見届け、広げまするは、アミメニシキヘビ１匹分の長い一枚皮！
「うぉっ！」
一瞬どよめくも、後は興味津々の皆様に、
そこからは部位別の鱗の大きさの説明やらレクチャー。
そんな風に光舜堂では、お客様の二胡の状態を詳しく解説する為に、
時にはそんな物まで登場するのでした。
さてところで、今週も福音弓は大人気でご注文続々！
しかしこの日或るユーザーさんに言われたのですが、
「『脱力した時の音色』 として弓の端っこをつまんで出した音」 って言って
光舜堂でやって見せてレクチャーしている事は、
（これで腑に落ちる方、脱力をマスターする方続出なのですが）
「西野さん、福音弓以外の弓では出来ないんですよ、アレは！」
だそう！！ なんと！！
福音弓の毛質が良いからなのか、竹のバランスが良いからなのか、
とにかく、同じ事を中国製の弓の二胡友さん達がやろうとしても、
スカッっと、まるで音にならなかったのだそう！ あらら～。。。
とにかく、今週も東西阿、全種バランス良く（？）好みが分かれたご注文でした。
高い高い、との噂に恐れてなかなか来られなかったという初来店Ｙさんは、
「もー、もっと早くに来ていれば良かった！」 と喜んで阿炳礼賛ご注文。
あのう、それ、ウチで一番高い弓ですが。。。しかしＹさんは
「弓は大事でしょう？」
聞けば、中学生のお子さんがバイオリンを習っていらして、
その弓、ワタクシのバイオリン弓の３倍以上のお値段だそう！ ひょー！！
話変わって、今週店主はまたもや凄い新駒を開発しました！
名前は『薔薇駒』！
今週から登場しましたが、長くなるのでその話はまた今度。。。
あ、これ、売るほどは材料が無いので販売はしません。
西野二胡（リノベーションは除く）にだけ、ご希望なら付けます。
好みですから、調整しにお里帰り来店していただいた方だけですが、
既に西野二胡をお持ちのユーザーさんも対象です。
西野二胡所有の特権をユーザーさんが感じられるようにしました☆
ただし、そうそう数を作っていられないので要ご予約です！
今週もご来店の皆様ありがとうございました！
そうそう、次週は調整講座開催の為、
３月２６日（日）はお休みです！！
お気を付けくださいませ！
花粉症全盛期ですが、アレルギー持ち二胡弾きさん達お加減いかがですか？
紫檀アレルギーの店主はゲッホゲッホと増々酷くなっておりますが、
いつも本当に多くの二胡弾きさん達が
「西野さん、私の二胡の為に長生きして下さいね♪」
と念じて下さっているので、その強力な想いに守られております（笑）
その想いのおかげさまで（？）製作はかどり、
この日曜日は、見目も音色も美しい西野二胡の新作がかなり揃いました！
西野二胡はそもそものフォルムが「美しい」、「美がある」と、
常々皆様に言っていただいており、この日もご来店の方々から感嘆の声！
西野の二胡製作はどうやら円熟期に入ったようで、新作はどれも自信作です。
ところでこれまでは、二胡のご注文があると、
同じ樹種で２把作って、どっちがいいですか、とか、
１把決めても、お渡し日までにもう一つ作って選んで良いように、、、
なんて、店主はやりたがって（実際やって）いました。
が、これからは、
これから西野二胡を買いたいなーと思っていて下さる方には
「西野さんは良いって言ったのに～」 とワタクシ恨まれそうですが、
「今後は特注品以外は、ソレやっちゃイカンです！」
と店主に禁じました。（ちゃんと云う事聞くかあやしいですが。。。）
すみませんね、
これから買いたいと思って下さる方にとって悪者になってでも、
ワタクシは、既にいる多くの光舜堂を心から信頼して頼って下さる方々の
楽器の面倒をありったけ長く見続ける事の方が大事なんです。
元々店主は"ものつくり"より"研究者"タイプなので、
「紫檀アレルギーだから紫檀商品作れない 」と言いつつ
商品に出来ない紫檀物ばかり実験で作っては、ゲホホ。
体調、体力の加減にあまりにも無頓着で、
自分のその日の余力を考えずに製作に夢中になっては、またゲホホ。。。
店主を自由にさせると本能のままに無心に作るので、
せっかくの皆様の思念を無駄にするようなマネばかりなのです。
長生きするには仕事をスッキリ整理しないと、
いくら店主が桁外れの強靭な体力の持ち主と言えどももちません。
ま、元々の店主の信条は『楽器は出会い！』 なので、
今回「↑でしょーが！」 でワタクシ押し切りました。
どうかご理解のほどをお願いいたします。。。
その代わりなるべくバリエーションの中で選べるように
在庫がいろいろ在るようにしますので。。。。
で、この日は西野二胡を欲しいと仰る方のご予約日。なので、
そうは言っても選択肢は多い方が、と様々な新作が揃ったのでした。
ところでその方、Ｍさんは、ご自分の二胡もご持参されていました。
ごく最近に譲り受けたばかりでしたがご縁を強く感じられ、
中国人の先生にメンテナンスの相談したところ、
「中国で５千円で売っているような楽器だからお金をかける価値が無い」
そこで、真偽を確かめに持っていらしたのでした。
さてワタクシが「どれどれ。。。」 とケースを開くと、、、あれ？
見るからに良さげな木を使ってるじゃないですか、、、コレ、悪く無いでしょ？
そう思いながら店主に手渡すと、
「これ、棹はチンチャンだよ！」
「ええっ！」
実はＭさん、この日チンチャンの西野二胡を買うおつもりだったので
その樹種名が店主の口から飛び出て、ビックリ！
「うん、胴は花梨だけど。でも豆科じゃない方の花梨だし、
価値が無いなんて全然ウソ！良い楽器だよ」
ただし、金属軸なのと、８角形なのと、そんなに良い皮じゃないから
先生はそんな風に言ったのでしょうか。。。しかし店主は、
「この皮、まだ鳴るように育つ余地あるよ！」
「そうなんですか？！」
「うん、使ってる部位は良くないけど、なんか、、良さそうなんだよ」
「部位？」
「そう。 ほぉさん、例のアレ持って来て」
そこで最近状況に応じて登場する”アレ”の出番です。
と、その前に念のための質問。
「爬虫類、大丈夫ですか？」
その場に居合わせるお客様全員が大丈夫かな、と見回すと、
不思議そうな顔をしながらコクコクと頷く皆様。
それを見届け、広げまするは、アミメニシキヘビ１匹分の長い一枚皮！
「うぉっ！」
一瞬どよめくも、後は興味津々の皆様に、
そこからは部位別の鱗の大きさの説明やらレクチャー。
そんな風に光舜堂では、お客様の二胡の状態を詳しく解説する為に、
時にはそんな物まで登場するのでした。
さてところで、今週も福音弓は大人気でご注文続々！
しかしこの日或るユーザーさんに言われたのですが、
「『脱力した時の音色』 として弓の端っこをつまんで出した音」 って言って
光舜堂でやって見せてレクチャーしている事は、
（これで腑に落ちる方、脱力をマスターする方続出なのですが）
「西野さん、福音弓以外の弓では出来ないんですよ、アレは！」
だそう！！ なんと！！
福音弓の毛質が良いからなのか、竹のバランスが良いからなのか、
とにかく、同じ事を中国製の弓の二胡友さん達がやろうとしても、
スカッっと、まるで音にならなかったのだそう！ あらら～。。。
とにかく、今週も東西阿、全種バランス良く（？）好みが分かれたご注文でした。
高い高い、との噂に恐れてなかなか来られなかったという初来店Ｙさんは、
「もー、もっと早くに来ていれば良かった！」 と喜んで阿炳礼賛ご注文。
あのう、それ、ウチで一番高い弓ですが。。。しかしＹさんは
「弓は大事でしょう？」
聞けば、中学生のお子さんがバイオリンを習っていらして、
その弓、ワタクシのバイオリン弓の３倍以上のお値段だそう！ ひょー！！
話変わって、今週店主はまたもや凄い新駒を開発しました！
名前は『薔薇駒』！
今週から登場しましたが、長くなるのでその話はまた今度。。。
あ、これ、売るほどは材料が無いので販売はしません。
西野二胡（リノベーションは除く）にだけ、ご希望なら付けます。
好みですから、調整しにお里帰り来店していただいた方だけですが、
既に西野二胡をお持ちのユーザーさんも対象です。
西野二胡所有の特権をユーザーさんが感じられるようにしました☆
ただし、そうそう数を作っていられないので要ご予約です！
今週もご来店の皆様ありがとうございました！
そうそう、次週は調整講座開催の為、
３月２６日（日）はお休みです！！
お気を付けくださいませ！
