二胡の胴の蛇皮の張替えについては、様々な意見があります。
「私の楽器は20年同じ蛇皮を使っている」
この方何台かの楽器をくるくると音楽に合わせて使っていますから、
一つの楽器を弾き込んだわけではないようです。
「わたしは大体4,5年おきに蛇皮は張り替えている」
この意見は二つの種類があるのです。
一つはかなり硬いパンと鳴る音が好みで、いつも新しい硬い音が好み、ちなみに皮の薄い北京系の方です
もう一つは、最初からなるように少し緩めに皮を張っておく方、そうすると皮を育獲てる時間が短くて済み、
その代わりすぐゆるゆるになってしまうため、。
これらは、お会いした中国人の演奏家の方の何人かのご意見です。
またネットなどで、出てくる意見の一つに、
「蛇皮は張り替えないほうが良い、張り替えたものに良いものはなかった」
では蛇皮が駄目になったら、楽器全体を交換するのですかね??
それと、不思議なのは、
最初の一台にしろ誰かが皮を張っているわけですから、
皮を張り替えること自体に問題はないはずなのです。
単に、この方が張替えを頼んだ方がきちんと仕事していなかったという事でしょうね。
私の経験でいうと、数台中国で蛇皮を先生を通して張り替えてもらったのだけれど。
でも、
という事で再度私が張り替えた経験があります。
中の一台は、とても見栄えの良い皮で、いわゆる10Aとか特級品といわれている皮を張ってありましたが、
思うほど良く鳴らない。
そうですねこの特級品というのが曲者で。
かなり鱗が大きいのです、見栄えはとても良いです。
しかし、硬い、それほど厚いわけでもないのですが、硬いのです。
蛇皮やさんに聞いてみると。
「たぶんもう脱皮しなくなった9歳以上の蛇ではないかと。
要するにまあ年寄りなのですかね。弾力がなくなっているのでしょう。
それがまた昔の8角形(少し大きさが小さいです)ですから、胴の面積が小さく、
振動しにくいのでしょう。
そして多分これは、育ちにくい、
ですから、張り替えてもらって、1年以上しっかり弾き込んだはずがほぼ育っていない、
そこで再度張替えという事になったのです。
蛇皮は厚いと含みのある良い音色になるといわれています。
しかしただ厚ければよいというものでもないのです。
むしろ弾力。当然振動を生み出すのですから。
厚すぎると振動しにくくなります。
二胡の蛇皮は、いずれは緩くなって音が出なくなります。
特に高音はかなりでなくなります。
でもそれが二胡だとおっしゃる方もいます。
確かに、昔の中国音楽を引いているうちは問題ないと思いますが、
最近の中国音楽は全音にわたって、楽器を使うような曲が多いです。
10年弾いてきたような皮ではもう音が出なくなっています。
そこで先の意見のように、パンと音が出続けるように4,5年に一回張り替える人も出てきています。
三線や三味線は、数年に一回皮を張り替えるようです。
緩くなると音の張りがなくなるからでしょう。
たぶん胡弓も数年で張り替えるようです。
これらは、まだ日本国内で張り替えられますが、二胡に関しては国内で張り替えているところは、ほとんどなく、
大阪にある会社はやっているようですが、たぶん自社販売の楽器だけでしょうね。
もう一軒やっているところもあるようですが、
あとは沖縄には蛇皮がたくさんあります。
ただ沖縄で二胡の張替えをやってもらったときに、かなりいろいろ問題が出てきているようなのです。
二胡の皮の張り方でなく、三線の皮の張り方なのです。
これは違いがあるのです。
三線は、パンパンに皮を伸ばしますから、かなり硬すぎる音、
育てるのに数年かかるのではないでしょうか。
もちろん、張った後のことを考えて、伸びにくいようにパンパンに伸ばすのは良いのですが。
二胡の場合は、そこに余裕を持たせて張るのです。
そうでないとあの二胡の音色が実現できないのです。
私の場合は、最近でこそ、かなり確率が良く鳴ってきていますが、
最初の内は、張っては張り替えを繰り返しお客様のものでも、何度か張り替えるきりなかったことなどありました。
おかげで張り替えの二胡でも、西野二胡並みになるのですよ、(ちょっと自慢)
まあ、私の生きているうち、張り替えに出してください。
先行きは、沖縄の三線つくりの人に、研究してもらって、頑張ってもらうしかないでしょうね。
蛇皮は、扱いが難しいのです。
何しろ、生物 なのです。
「私の楽器は20年同じ蛇皮を使っている」
この方何台かの楽器をくるくると音楽に合わせて使っていますから、
一つの楽器を弾き込んだわけではないようです。
「わたしは大体4,5年おきに蛇皮は張り替えている」
この意見は二つの種類があるのです。
一つはかなり硬いパンと鳴る音が好みで、いつも新しい硬い音が好み、ちなみに皮の薄い北京系の方です
もう一つは、最初からなるように少し緩めに皮を張っておく方、そうすると皮を育獲てる時間が短くて済み、
その代わりすぐゆるゆるになってしまうため、。
これらは、お会いした中国人の演奏家の方の何人かのご意見です。
またネットなどで、出てくる意見の一つに、
「蛇皮は張り替えないほうが良い、張り替えたものに良いものはなかった」
では蛇皮が駄目になったら、楽器全体を交換するのですかね??
それと、不思議なのは、
最初の一台にしろ誰かが皮を張っているわけですから、
皮を張り替えること自体に問題はないはずなのです。
単に、この方が張替えを頼んだ方がきちんと仕事していなかったという事でしょうね。
私の経験でいうと、数台中国で蛇皮を先生を通して張り替えてもらったのだけれど。
でも、
という事で再度私が張り替えた経験があります。
中の一台は、とても見栄えの良い皮で、いわゆる10Aとか特級品といわれている皮を張ってありましたが、
思うほど良く鳴らない。
そうですねこの特級品というのが曲者で。
かなり鱗が大きいのです、見栄えはとても良いです。
しかし、硬い、それほど厚いわけでもないのですが、硬いのです。
蛇皮やさんに聞いてみると。
「たぶんもう脱皮しなくなった9歳以上の蛇ではないかと。
要するにまあ年寄りなのですかね。弾力がなくなっているのでしょう。
それがまた昔の8角形(少し大きさが小さいです)ですから、胴の面積が小さく、
振動しにくいのでしょう。
そして多分これは、育ちにくい、
ですから、張り替えてもらって、1年以上しっかり弾き込んだはずがほぼ育っていない、
そこで再度張替えという事になったのです。
蛇皮は厚いと含みのある良い音色になるといわれています。
しかしただ厚ければよいというものでもないのです。
むしろ弾力。当然振動を生み出すのですから。
厚すぎると振動しにくくなります。
二胡の蛇皮は、いずれは緩くなって音が出なくなります。
特に高音はかなりでなくなります。
でもそれが二胡だとおっしゃる方もいます。
確かに、昔の中国音楽を引いているうちは問題ないと思いますが、
最近の中国音楽は全音にわたって、楽器を使うような曲が多いです。
10年弾いてきたような皮ではもう音が出なくなっています。
そこで先の意見のように、パンと音が出続けるように4,5年に一回張り替える人も出てきています。
三線や三味線は、数年に一回皮を張り替えるようです。
緩くなると音の張りがなくなるからでしょう。
たぶん胡弓も数年で張り替えるようです。
これらは、まだ日本国内で張り替えられますが、二胡に関しては国内で張り替えているところは、ほとんどなく、
大阪にある会社はやっているようですが、たぶん自社販売の楽器だけでしょうね。
もう一軒やっているところもあるようですが、
あとは沖縄には蛇皮がたくさんあります。
ただ沖縄で二胡の張替えをやってもらったときに、かなりいろいろ問題が出てきているようなのです。
二胡の皮の張り方でなく、三線の皮の張り方なのです。
これは違いがあるのです。
三線は、パンパンに皮を伸ばしますから、かなり硬すぎる音、
育てるのに数年かかるのではないでしょうか。
もちろん、張った後のことを考えて、伸びにくいようにパンパンに伸ばすのは良いのですが。
二胡の場合は、そこに余裕を持たせて張るのです。
そうでないとあの二胡の音色が実現できないのです。
私の場合は、最近でこそ、かなり確率が良く鳴ってきていますが、
最初の内は、張っては張り替えを繰り返しお客様のものでも、何度か張り替えるきりなかったことなどありました。
おかげで張り替えの二胡でも、西野二胡並みになるのですよ、(ちょっと自慢)
まあ、私の生きているうち、張り替えに出してください。
先行きは、沖縄の三線つくりの人に、研究してもらって、頑張ってもらうしかないでしょうね。
蛇皮は、扱いが難しいのです。
何しろ、生物 なのです。