ご覧のように、一頭の馬の尻尾の毛です。
これで約く4分の一位の量ですかね。
擦弦楽器の弓のは、演奏の良し悪しを決定するとも言われますし、演奏者の方の音楽を左右するとも言われる大変微妙な部分です。
演奏者の方々の中には非常に繊細な方もおられ、今までの弓の毛と感じが変わると、嫌がる方もいます。
ですので、ヴァイオリンなどは、皆さんご自分のお気に入りの毛替えの業者さんがいる方などもいます。
また、色々業者さんを変える方もいます。
ここにきて、二胡業界としては始めて、弓の毛替えを光舜堂はやろうとしています。
10年以上の長い歴史を持つ二胡屋さんでさえやっていなかったことを始めます。
光舜堂の毛替えを、一回でとても気に入られる方もいらっしゃるでしょうし、もう頼まないと思われる方もいらっしゃるでしょう。
そのようなトラブルを避けるために、光舜堂も、毛替えを依頼しようとなさる方との間で、取り決めをしておきたく思います。
まず、絶対、
光舜堂は信用できないけれど他に頼むところが無いから仕方なく、と考える人は、頼まないでください。
続いて、馬の尻尾の毛の質が良いか悪いかという風に考える人も、頼まないでください。
光舜堂としては手に入る限りの中でこれは一番皆様にお勧め、という物を選んでいますから。
お任せ願えれば最善の品質と最善の作業をしようと考えています。
弓の毛替えの毛は、モンゴル産の馬の尻尾の毛です。
私自身が馬の尻尾の毛の質を見分けるというのは出来ません。
見た目はそれほどの違いは無く触ってもほとんど違いは判りません。細いか太いかの違いは判ります。
馬それぞれが違いがあるように、尻尾の毛も多分微妙に違いが有るのでしょう。
また皆さんの髪の毛にも、私のような、とても弓に使えないようなネコっ毛もありますし、相当太い毛の方もおられます。
但しこの200年以上、弓の毛かえ為の馬の尻尾の毛と言うのは、モンゴルの馬の毛に絞られてきているようです。
馬は、ユーラシア大陸全体に生息していましたから、どこの国の擦弦楽器もそれぞれの国で、自給できたはずなのですが、1850年ごろから、ヴァイオリンの毛替えの為の毛は、ロシア、そしてシルクロードからの輸入になったようです。
そしてこの100年くらいは、ほとんど世界中の擦弦楽器の弓の毛はモンゴル産です。
稀にカナダ産の、アラブ種の尻尾の毛も使われていましたが、そろそろこれは無くなります。
こうやってモンゴル産のものに限定されてくると、その中ではたぶんこの馬の血統は尻尾の毛が質が良いと言う血統があって、
交配を重ねて尻尾の毛をとるための馬の血統と言うのがあるようなのです。
ですから今、世界中のヴァイオリンの弓の毛はかなり品質の良い物が、一定に近く供給されています。
そして、まず世界の擦弦楽器2000万台の為の馬の尻尾の毛供給されているのです。
馬一頭の尻尾の毛で約、400本のヴァイオリンの弓が作れるといいます。
でも馬の尻尾の毛がヴァイオリンの弓が作れるくらいに伸びるのはどのくらいかかるのでしょうかね、
人の髪が一日一ミリと言いますから、同じくらいとして、3年弱かかりそうです。
そうすると約、3万頭の馬がいないと世界中のヴァイオリンの毛を、3年に一度くらい張替えることが出来ないのですね。
それにしても、良い毛はまずはヴァイオリン用に発売されてしまいます。
二胡の場合、長さが1000ミリくらいないと使えません。
ですから時間もかかり、数も限られてきます。
ヴァイオリンに供給された後、二胡用のものが残ります。
だからでしょうか、二胡用の物は長さをとる為か、一本の弓の毛が一定の質でまとまっているというのはかなり少ないです。
ざらつきのある物や、太い物、ねじれている物など色々混ざっているのが普通ですが高級なものになると、質もまずは一定に見えます。
中には漂白されたものも多く、これらは塩素によってかなり弱くなり切れやすい物も多いです。
その点ヴァイオリン用の毛は、真っ白でなおかつ張り替える前に、脱脂しなければなりません。
天然のままで真っ白な毛でかなり太い物が平均しています。
この毛自体を私は直接輸入できません。
検疫などの問題もあります。
また、弓として輸入してさえ、竹が演奏中に折れてしまう物や、松脂がまったく乗らない物など、
あるいはたいして使わないのに毛がどんどん切れてしまうものなど、在りますね。
私が今までに見てきた弓の中で金額の安い物ほど細い毛が使ってあったり、(毛が切れやすい)
太さががかなり不揃いであったりします。
また中には馬の毛だけでなくナイロンなどが混ざっているものも有るようです。
高額な弓は比較的毛の太さも太く、松脂のノリも良いようです。
光舜堂では、輸入業者さんと相談して、選んでもらっています。
輸入業者さんはその毛のロットごとに、弓に張ってそれぞれをランク分けしているようなところもあります。
私自身それを使ってかなり良いように感じています。
ですから、光舜堂の選択と作業が信じられない方は、
ウチには頼まず、ご自身の納得いく業者さんを探してください。
これで約く4分の一位の量ですかね。
擦弦楽器の弓のは、演奏の良し悪しを決定するとも言われますし、演奏者の方の音楽を左右するとも言われる大変微妙な部分です。
演奏者の方々の中には非常に繊細な方もおられ、今までの弓の毛と感じが変わると、嫌がる方もいます。
ですので、ヴァイオリンなどは、皆さんご自分のお気に入りの毛替えの業者さんがいる方などもいます。
また、色々業者さんを変える方もいます。
ここにきて、二胡業界としては始めて、弓の毛替えを光舜堂はやろうとしています。
10年以上の長い歴史を持つ二胡屋さんでさえやっていなかったことを始めます。
光舜堂の毛替えを、一回でとても気に入られる方もいらっしゃるでしょうし、もう頼まないと思われる方もいらっしゃるでしょう。
そのようなトラブルを避けるために、光舜堂も、毛替えを依頼しようとなさる方との間で、取り決めをしておきたく思います。
まず、絶対、
光舜堂は信用できないけれど他に頼むところが無いから仕方なく、と考える人は、頼まないでください。
続いて、馬の尻尾の毛の質が良いか悪いかという風に考える人も、頼まないでください。
光舜堂としては手に入る限りの中でこれは一番皆様にお勧め、という物を選んでいますから。
お任せ願えれば最善の品質と最善の作業をしようと考えています。
弓の毛替えの毛は、モンゴル産の馬の尻尾の毛です。
私自身が馬の尻尾の毛の質を見分けるというのは出来ません。
見た目はそれほどの違いは無く触ってもほとんど違いは判りません。細いか太いかの違いは判ります。
馬それぞれが違いがあるように、尻尾の毛も多分微妙に違いが有るのでしょう。
また皆さんの髪の毛にも、私のような、とても弓に使えないようなネコっ毛もありますし、相当太い毛の方もおられます。
但しこの200年以上、弓の毛かえ為の馬の尻尾の毛と言うのは、モンゴルの馬の毛に絞られてきているようです。
馬は、ユーラシア大陸全体に生息していましたから、どこの国の擦弦楽器もそれぞれの国で、自給できたはずなのですが、1850年ごろから、ヴァイオリンの毛替えの為の毛は、ロシア、そしてシルクロードからの輸入になったようです。
そしてこの100年くらいは、ほとんど世界中の擦弦楽器の弓の毛はモンゴル産です。
稀にカナダ産の、アラブ種の尻尾の毛も使われていましたが、そろそろこれは無くなります。
こうやってモンゴル産のものに限定されてくると、その中ではたぶんこの馬の血統は尻尾の毛が質が良いと言う血統があって、
交配を重ねて尻尾の毛をとるための馬の血統と言うのがあるようなのです。
ですから今、世界中のヴァイオリンの弓の毛はかなり品質の良い物が、一定に近く供給されています。
そして、まず世界の擦弦楽器2000万台の為の馬の尻尾の毛供給されているのです。
馬一頭の尻尾の毛で約、400本のヴァイオリンの弓が作れるといいます。
でも馬の尻尾の毛がヴァイオリンの弓が作れるくらいに伸びるのはどのくらいかかるのでしょうかね、
人の髪が一日一ミリと言いますから、同じくらいとして、3年弱かかりそうです。
そうすると約、3万頭の馬がいないと世界中のヴァイオリンの毛を、3年に一度くらい張替えることが出来ないのですね。
それにしても、良い毛はまずはヴァイオリン用に発売されてしまいます。
二胡の場合、長さが1000ミリくらいないと使えません。
ですから時間もかかり、数も限られてきます。
ヴァイオリンに供給された後、二胡用のものが残ります。
だからでしょうか、二胡用の物は長さをとる為か、一本の弓の毛が一定の質でまとまっているというのはかなり少ないです。
ざらつきのある物や、太い物、ねじれている物など色々混ざっているのが普通ですが高級なものになると、質もまずは一定に見えます。
中には漂白されたものも多く、これらは塩素によってかなり弱くなり切れやすい物も多いです。
その点ヴァイオリン用の毛は、真っ白でなおかつ張り替える前に、脱脂しなければなりません。
天然のままで真っ白な毛でかなり太い物が平均しています。
この毛自体を私は直接輸入できません。
検疫などの問題もあります。
また、弓として輸入してさえ、竹が演奏中に折れてしまう物や、松脂がまったく乗らない物など、
あるいはたいして使わないのに毛がどんどん切れてしまうものなど、在りますね。
私が今までに見てきた弓の中で金額の安い物ほど細い毛が使ってあったり、(毛が切れやすい)
太さががかなり不揃いであったりします。
また中には馬の毛だけでなくナイロンなどが混ざっているものも有るようです。
高額な弓は比較的毛の太さも太く、松脂のノリも良いようです。
光舜堂では、輸入業者さんと相談して、選んでもらっています。
輸入業者さんはその毛のロットごとに、弓に張ってそれぞれをランク分けしているようなところもあります。
私自身それを使ってかなり良いように感じています。
ですから、光舜堂の選択と作業が信じられない方は、
ウチには頼まず、ご自身の納得いく業者さんを探してください。